物価を上昇させれば、賃金も上昇する経済政策の効果とは?

このQ&Aのポイント
  • 物価を上昇させれば、賃金も上昇するという経済政策は、現代社会において効果を見込めるのでしょうか?過去の経験から学ぶ必要があります。
  • ある国の大統領が税率を下げることで経済の潤いを期待した結果、国家予算の赤字が問題となり、解決に時間と努力が必要となりました。
  • 「物価を上昇させれば、賃金も上昇する」という考え方は、日本の首相が主張している経済政策と類似しており、その効果については慎重な検証が必要です。
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真夜中,神社に足を運び,釘を使い…

「物価を上昇させれば,賃金も上昇する」 このような経済政策は,人々の経済活動が複雑化している現代社会において,はたして,効果を見込むことのできる経済政策になるのでしょうか? 参考までに: ひと昔まえ,ある国の大統領が,その国の大統領をつとめた人物の経済政策を,「まるでブードゥーもどきだ!」として,批判しました。(法人税に代表される,諸税の)税率を下げれば,国の経済が潤うという考え方を,その国の大統領をつとめていた人は,信じて疑わなかったのです。そして,その国では,まもなく国家予算の大赤字が問題となり,問題の解決にあたっては,複数の政権の取りくみを経て,数年を要しました。 「(法人税に代表される,諸税の)税率を下げれば,国家の経済は潤うはずだ」 このような考え方は,いまの日本の首相が主張している, 「物価を上昇させれば,賃金も上昇する」 に似たようなものであると,おもうときがあります。 それは,まるで,ワラ人形を手にして,真夜中に神社に足を運び,「呪いの儀式」をやれば,確実に,呪った相手を死においやることが出来るという,「迷信のようなもの」を真に受けているようでもあります。

noname#181693
noname#181693
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  • cse_ri2
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回答No.1

>ひと昔まえ,ある国の大統領が,その国の大統領をつとめた人物の経済政策を, >「まるでブードゥーもどきだ!」として,批判しました。 レーガノミックスに対する、ブッシュ・パパの批判ですね。 その直後、批判した当人が副大統領になり、8年に渡ってその大統領を支えていき、自分が大統領になったときはその経済財政策を引き継いだのですから、歴史とは皮肉なものです。 レーガノミックスに対する評価はいろいろありますが、大きな目で見て後のクリントン政権時代にアメリカの経済が大きく復興したのは事実ですから、鼻から否定するのは無意味でしょう。 >「物価を上昇させれば,賃金も上昇する」 こちらは、経験的にたぶんそうなるだろうと思いますが(昭和の時代を経験している人は、同じ感想を持つはずです)、もっとはっきりしているのは、物価が上昇すれば雇用が改善することです。 それを経済学的に説明したのが、「フィリップス曲線」と呼ばれるグラフになります。 参考:ウィキペディア「フィリップス曲線」  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E6%9B%B2%E7%B7%9A 結論として、ある経済政策がブードゥーかどうかは、一つは学術的に説明できるかどうかということ。もう一つは歴史の審判に委ねる(非科学的かもしれませんが、苦笑)ことです。 レーガノミックスは、副大統領からも批判されるような内容から始まりましたが、レーガン大統領のリーダーシップによりその政策が進展し、花を開いたのはレーガンが退任し、後継のブッシュ・パパが選挙で負けて、民主党のクリントン政権まで時間がかかりましたが、本当に革命的な経済政策はこのように結果が出るまでに時間がかかるということも、忘れてはいけないと思います。 (注:ただし私自身は、レーガノミックスは、今の経済情勢にはふさわしくないと思っています。あれはあくまでも、冷戦終結期に有効だったということで)

noname#181693
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  • michael-m
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回答No.4

これって結局商社の論理でしかありませんね。 例えば物価が10%上がったとします。それで給与が10%上がったら差し引きゼロですよね。 10000円のものが11000円になった。10000人に売れれば会社は10000円の増益。従業員が100人なら一人当たり100円の配当。つまり物の値段が1000円上がると給与が100円上がる。コレではいい生活どころか苦しくなっているだけですよね。 いったいどういう理屈で物価が上がると賃金が上がるといっているのか判りませんし、賃金が上がったからと言って生活が良くなるわけでもありません。物価上昇分、出費も増えるのだから、しかも多分野にかけて増えるのだから生活は苦しくなります。 法人税が低くなっても同じ。もっとも江戸時代は商業は人として恥ずかしい商売で無税でした。その分農民が税を賄っていたわけで、法人税の減税も同じようなもの。予算の負担が庶民にかかるだけ。 今では政府は死人からすらも税を徴収しようとしています。まるで山賊が脱衣婆ぁになったようなものです。 物価が上がって賃金が上がったら何が起きるんでしょうね。それに収入が上がれば階段を一つ上り、税金負担が増えるんじゃないんでしょうかね。

noname#181693
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  • trajaa
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回答No.3

景気の善し悪しって、結構人々の気持ちに依存する面もあるから 論理的にどうかってのも大事だろうけど 人々が財布の紐を緩めたくなる世間の雰囲気というのも大事 わら人形でも、効き目があれば結果オーライさ

noname#181693
質問者

補足

「わら人形でも、効き目があれば結果オーライ」 そのように,「単純」に,物事がすすめばいいのですが…。

  • ga111
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回答No.2

ええと、金融緩和して穏やかなインフレターゲット設定すること(物価を上げる)は多くの国でやっていますので、呪術的なものというよりは、標準的な手法です。だいたい、高橋是清・大蔵大臣が有名。 >「(法人税に代表される,諸税の)税率を下げれば,国家の経済は潤うはずだ」 これは消費税を上げる可能性を残していますので、もし上がれば、プラスマイナスでマイナスになるでしょう。私はむしろ法人税と消費税を一時的にでも下げることに賛成です。(阪神大震災のとき、アメリカにもそう勧められていたような気が) 金融緩和は円高是正による、経済活性化の因子も大きいと思います。旧日銀がインフレ対策を行わなかったのが、諸悪の根源であり、それこそ丑の刻参りをしてでも、旧日銀の歴代総裁たちは排除すべきでした。現在の景気回復、超円高是正は旧日銀の中枢部のクビのすげ替え(辞任)からくるものですから、それを証明しているともいえるでしょう。

noname#181693
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