• ベストアンサー

「地」の読みがなについて

土地は「とち」と書くのに、地獄は「ぢごく」ではなく「じごく」と書くのはなぜ?と子どもに聞かれました。 うーむ。・・・どのように説明したらいいでしょうか? 辞書を引くと確かに、「ぢ~」で始まる語はなく、すべて「じ~」に改められているようです。 「ぢ」をアタマに持ってくるのは旧かなづかいということなのでしょうか?

  • todd
  • お礼率93% (15/16)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ChM
  • ベストアンサー率56% (875/1559)
回答No.5

「ぢ・じ」「づ・ず」の使い分けについては、お子さんも一応の認識を学校で得ておられると思います。それゆえに、ご質問のような疑問が生じてくるわけです。 例えば「つくり」が「荷つくり」の場合は「荷づくり」となりますが、この「造り」(作り、造る、作る なども同様)には、「つくり」の読み以外を与えていません。上に来る語との連合によって濁る場合は、「づ、ぢ」となるわけです。「はなぢ」も同様。 同様に「地」に、「ち」以外の読みが与えられていないとすると、「ぢごく」でなくてはなりませんが、当用漢字(常用漢字の前身とも言える位置づけ<位置ずけではありません。念のため>にあります)の音訓を制定するときに、「じ」の読みを与えてしまったので、「じごく」表記となるわけです。 「生地」が「きぢ」でないのも同様です。 しかし、これに反対と言いますか批判的な動きは古くからあります。矛盾があるからです。「中」は「ちゅう」の読みしか与えられていないのに、「一日中」は「いちにちぢゅう」でなく「いちにちじゅう」が正しいわけで、これは上記の「地」のような説明では納得できません。私自身は「物書き」のひとりですので、「いちにちじゅう」「融通→ゆうずう」と書いています(平仮名で書く必要がある場合)が、気持ちのうえでは、「ぢ、づ」としたい衝動にかられています。 現在の表記法(新仮名づかい)で、「ぢ、づ」が語頭に置かれることはありません。 余談ですが、「新妻」は「にいづま」ですが、「稲妻」は「いなずま」が正しい(とされている)のです。「稲」と「妻」は分解しにくいから、というのがその理由ですが、それならば、地名や人名の「望月→もちづき」、「沼津→ぬまづ」、「手塚→てづか」は「ず」にすべきでしょうが、そうなっていないようです。ただし、かなり以前ですが、朝日新聞は「もちずき」などとしていました。

todd
質問者

お礼

子どもと(そしてわたしもですが)同じ違和感をお持ちの方がいらっしゃったのはうれしい限りです。 あいまいな規定が制定されたおかげで、混乱を招いているのですね。とはいっても、疑問や矛盾を感じない人の方が多いようですので、慣れてしまえばどうってことないということなのでしょうか。 丁寧な解説、ありがとうございました。

その他の回答 (6)

noname#13376
noname#13376
回答No.7

中途半端に、「お国の偉い人」が決めた結果です。 もともと、仮名表記にはゆれがあったのに、それを「これ」って決めたのが原因。それに決めたならはっきりすればいいのに、なんだか規則だらけの例外だらけにした…っていうのが実情。そう評価するしかないのが事実。 お子さんには「そう決まっているから」で十分な説明です。 そして、さらに「なぜ?」と聞かれたら、「興味があるなら、インターネットで検索してご覧」といって、自分で調べさせるようにしましょう。 興味があるときが、学習のチャンス! 自分でしらべた知識は必ず身に付きますが、人に聞いて「ふーん」とか「へぇ~」といった知識はすぐに忘れるものです。

todd
質問者

お礼

質問を投稿した後、「つまらない質問しちゃったな」と少し後悔したのですが、たくさんの回答をいただき感激しています。 >自分でしらべた知識は必ず身に付きますが、人に聞いて「ふーん」とか「へぇ~」といった知識はすぐに忘れるものです まさしくおっしゃるとおりですね。わたし自身も肝に銘じておきます。また、様々なことに疑問を感じること、すでに決まっていることに違う角度から着目してみる姿勢は大切に育ててあげたいと思います。 ありがとうございました。

回答No.6

こんばんは。 みなさん難しいことを書いていますが、「地」には「チ」と「ジ」というかながあります。「ヂ」というかなはありません。これに関してはこれでいいと思うのですが!?

todd
質問者

お礼

>「地」には「チ」と「ジ」というかながあります。「ヂ」というかなはありません。 おそらく、どうしてそうなるのか、濁音がつくと何故チではなくなるのかが分からないのだと思います。「辞書に書いてる決まりごとだからそうなのだ」だけではオトナとしてちょっと悔しいので・・・ ありがとうございました。

  • mak0chan
  • ベストアンサー率40% (1109/2754)
回答No.4

元来、「じ」と「ぢ」は発音が違ったのですが、近代以降その垣根がなくなり、戦後の昭和21年に定められた『現代かなづかい』、昭和61年に改訂された『現代仮名遣い』では、原則として「じ」に統一されました。 例外的に「ぢ」と書くのは次の場合です。 (1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」 【例】ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる  (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」 【例】はなぢ(鼻血) そえぢ(添乳) これによると、『現代仮名遣い』においては、語頭に「ぢ」が来ることはないようですね。 詳しくは参考URLをどうぞ。文化庁の「国語施策情報システム」です。

参考URL:
http://www.bunka.go.jp/kokugo/
todd
質問者

お礼

結局『現代仮名遣い』に従いなさい、というのが無難なところのようですね。 わたしとしては旧かなづかいで書かれた文学作品から、より深いイメージを受け取ることがあるので、必ずしも「現代」が一番大切とは思わないのです。 ありがとうございました。

  • sharako3
  • ベストアンサー率29% (333/1130)
回答No.3

 説明としては、「現代かなづかいでは『ぢ・づ』は基本的に『じ・ず』と書くことになっているから」なのですが、例外が多くあるのがクセモノです。  たとえば上に書いた「かなづかい」は「かなずかい」ではありません。同様に「鼻血」は「はなぢ」です。

参考URL:
http://www.wawawa.co.jp/keyboard/jpinput/kana.htm
todd
質問者

お礼

「例外」については理解していると思います。鼻血を分解すれば「はな」と「ち」ですので。地獄は「ち」と「ごく」ではないか、何ゆえ合体し濁ることで「じ」となるのか、というようなことを子どもが言うわけです。子どもって・・・ ありがとうございました。

  • bin-chan
  • ベストアンサー率33% (1403/4213)
回答No.2

gooからの参加なんですが、gooのトップページの辞書機能で「ぢ」をひくと解説がありました。 三省堂さんの「大辞林 第二版」とあり、理由と例外の記述もありました。 直接リンクはまずいと思うので「ぢ」と入力して「国語」ボタンをおしてみてください。

参考URL:
http://dictionary.goo.ne.jp/
todd
質問者

お礼

どうもややこしくなってきているのは、江戸時代からなんですかね? ありがとうございました。

回答No.1

今は「ぢ」というひらがなは使わないのではないですか? 痔の「ぢ」も当て字と聞きます。 「ち」と読む感じの濁音はすべて「じ」でいいと思います。

todd
質問者

お礼

>痔の「ぢ」も当て字と聞きます 某老舗製薬メーカーの新聞広告の印象が強かったですからねー。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 苗字に「地(ぢ)」

    こんにちは。 我が家の苗字には「地(ぢ)」という字が入ります。 「じ」なら問題ないですが「ぢ」と表記するとちょっと珍しいせいか、名前にひらがなを打つと「え?えっとこれは、、、○じさん、でいいの?」と必ず聞かれます。 今2歳の男の子がいるのですがやはり名前の読みで同じようなことが何度もありましたし、新しく知り合ったママ友に「え?ぢ?!結婚したときショックだったでしょ?」と言われたこともありました。確かに「ぢ」と書くと「痔」みたい・・と私も思ったことはありましたが、そんな事恥ずかしく思う必要はないし、私自身恥じてはいません。 ただ、読みづらいと言う点から子供のお砂場セットなどには「じ」を使って名前を書いています。その方が読みやすくてわかってもらい易いという単純な理由です。公的な書類などにはちゃんと「ぢ」を使っています。私の旧姓には「澤」という漢字が入るのですが、小さいころは簡単な「沢」と書いていましたし、公園のお友達にも「邊」という字を「辺」と書いている人もいますので、同じような感じです。 しかし旦那がその事に対していつも嫌な顔をし、「うちは「ぢ」だ!「じ」じゃない!」と怒ります。理由を説明して「この方がわかってもらい易いから。おもちゃに書く名前くらいいいじゃない」と言っても「子供が間違えたら困る。漢字の意味もあるんだ。地という字は大地の「ち」で「じ」とは読まない!!」と今日も怒られました。実際「地面」「地盤」などで「じ」と読むので「じ」でも間違いではないと思うんですが・・・。 いちいち怒られてこちらも疲れてきましたが、やっぱり「じ」の方がわかりやすいのになぁと私は思います。今後は「ぢ」で書いたほうがいいのでしょうか?そういう表記をしたことでお子様が混乱したという経験をお持ちの方いらっしゃいますか?アドバイスをください。よろしくお願いいたします。

  • 「地面」のよみが「ぢめん」とならず「じめん」になるのはなぜ?

    (1)「地球」は「ちきゅう」なのに「地面」はなんで「ぢめん」でなく「じめん」なのでしょうか。 古代語では「ぢ」と「じ」は発音上でも使い分けがあって,今でも日本の一部ではあるというのは知っています。「づ」「ず」もだいたい同じく。 私の想像では,「地面」自体新しい言葉で,だれか偉い人(文豪等)が,なんとなく,または歴史的仮名遣いからの脱却を図り「じめん」と書いたとか。 「地面」「じめん」のお初はいつなんでしょう?手元に時代別の事典がないのでさっぱりわかりません。 なお,ちょっと調べたところ,「ぢ」と読む漢字は血(例;鼻血)千(千千)散(散り散り)乳(添え乳)のみのようです。 (茅もまれに「ぢ」と読むらしい。) (初めて知ったのですが,痔って「じ」なんですね。) (2)「地」のように,もともと「ち」なのに濁点がつくと「じ」になる言葉はほかにもありますか? もともと「し」なのに「ぢ」,「つ」なのに「ず」,「す」なのに「づ」,のパターンについても,ありましたらお教えください。

  • 鍛冶にはなぜ冶を使うのか

     鍛冶という語についてですが,これは金打ちが転じたもので鍛冶は当て字であると辞書に出ていました。冶の読みは「や」であり,「じ(ぢ)」ではないのに,なぜ,冶が当てられたのでしょうか。よろしくお願いします。

  • 現代仮名遣いの「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の使い方

    ワープロを打つとき、いつも気になるのが、「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」の使い方です。 地面は「じめん」より「ぢめん」、稲妻は「いなずま」より「いなづま」の方が、良いと思うのですが、文部科学省のご指導では、「じ」「ず」だということのようです。 昭和61年7月1日内閣告示第一号「現代仮名遣い」を読みましても、納得しにくいです。 このことについて、ご解説いただければと思います。

  • こんにちは 私の高校のレポートから質問です 「次の旧仮名遣いの部分を現

    こんにちは 私の高校のレポートから質問です 「次の旧仮名遣いの部分を現代仮名遣いに直して書きなさい。」 1、惑ひにけり 2、しのぶもぢずり 3、たれゆゑに 4、心ばへなり 回答お願いします!

  • 短歌の仮名遣い

    短歌を作られる方は、大体「古い日本語」を使われているようです。 この古い日本語の仮名遣いは、 明治に制定され教育を受けった「歴史的仮名遣い(旧仮名遣い)」ですか。 それとも、もっと古い「定家仮名遣い」ですか。

  • 短歌の新旧仮名遣いについて

    短歌では新旧仮名遣いの混同はいけないと言われていますが、その論拠がもうひとつわかりません。特に文語を新仮名で表記する場合、例えば、「閉づ」「恥づ」「出づ」なども「閉ず」「恥ず」「出ず」と表記するのが正しいことになりますが、それでいいでしょうか。辞書では文語イコール旧仮名遣いになっていると思いますが(「閉ず」などの言葉は載っていない)、短歌などの特殊事情でしょうか。根拠を教えてください。

  • 現代語訳?

    江戸時代以前の文章を現代語にするのは「現代語訳」っていいます(?)けど、明治から昭和20年くらいまでの「旧かな旧漢字」「歴史的仮名遣い」で書かれた文章を常用漢字で現代仮名遣いにしたり、平成の中高生でも読みやすくするのも「現代語訳」って言いますか?

  • 地球と地面はなぜ「ち」と「じ」?

    知り合いの外国人に説明を求められています。 「ち」も「し」も濁点を付けた時の読み方(「ぢ」、「じ」)は一緒ですよね。 それで、「地球」は「ちきゅう」と「地」の字を「ち」と書くのに、「地面」は「地」の字を「じ」と書き、「ぢめん」とは書きせんよね。 これがなぜかを説明できる方、いましたらお願いします。

  • 現代仮名遣い

     現代仮名遣い=今の私たちが発音するときの読み方 …と断言して良いのでしょうか?何か違うような気がするのですが、辞書的な説明は今いち分かりにくく、すんなりとのみ込めません。    分かりやすいご説明があれば、お願いいたします。