- ベストアンサー
針の尖らせ方
ステンレス製の針の尖らせ方を知りたいです。 エレクトロスプレーデポジション法というものを用いた研究を行なっています。 これまではステンレス製のSUSチューブを、マルチホビーグラインダ、棒やすり、紙やすりを使い先端を針のように尖らせていました。 先端をさらに尖らせるために何かよい方法はありませんか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
物理的に表面を削っていくだけでは弱くなれば逃げもあるし剥離するだけでなくばりになって残る、自然にひきちぎれるなどでどうしても細いものには加工限度があると思われます。私たちが電解研磨といっていた加工法は、一定の導電性のある砥石で、(円筒研削盤でしたが、)被加工物との間に導電性をもたせて、イオンを交換させ表面を電気分解と砥粒での研削の両方をバランスよく使って面を削り取っていく方法でしたが、このような加工ならエッジというか先端のポイントが出やすくなるようにも思います。 これはまた別のはなしですが、どこかで針の突端のSEM写真を見ましたが、分子ひとつふたつくらいの先端が映っていた様に思います。ここまで出せるということでしょう。 ご参考になれば。
その他の回答 (4)
- freulein
- ベストアンサー率39% (94/237)
縫い針の先端を尖らせる、注射針の先端を尖らせる工業的な方法は「電解研磨」だと聞いております。バリなどの出っ張りを電気化学的に溶かし去る方法です。先端は「ドンまる」になりそうですが、結果として小さなバリのない形状になります。ステンレスにも適用できます。ご検討ください。
お礼
ありがとうございます。 電解研磨が良さそうですね。
- neji1
- ベストアンサー率45% (172/379)
エレクトロスプレーデポジションに用いる針ということは、普通の注射針のように、斜めにカットした鋭利な針ではなく、円筒形のまま先端を細くしたい ということだと思います。 要するに、内径を細くしたいという目的だと思われます。 この場合、どんなにキレイに削っても、元のパイプ内径より補足することはできませんね。 何らかの手段を用いて、パイプを塑性加工して細くする必要があります。 ステンレスでこのような加工をするのは、極めて困難であるため、別の方法を考えてはいかがでしょうか? 例えば、樹脂のパイプを用いて、熱を加えて引っ張ることで細くすることができます。 その後、表面にニッケルメッキなどを施せば、導電性も有することができます。 ある研究機関では、セラミックの微細ノズルを用いています。 ジルコニア、アルミナなどのノズルを削って、先端外径30ミクロン、内径10ミクロンくらいになります。 「キャピラリ」などで検索してみてください。 下記の会社では、金属の微細ノズルも作っているようです。 http://www.takashima.co.jp/bc_bisaiana.html 数本単位で作ってもらえるのかは、分かりませんが。 ご参考になれば。
お礼
ありがとうございます。 エレクトロスプレー用なのですが、注射針のように斜めにカットし、さらに先端を針のように尖らせています(中心に穴はありません)。 以前は回答者様の提案のとおり、ガラスキャピラリに金属を塗って使用しておりました。 ただ、金属の微細ノズルを作っている会社があることが分かったので、参考になりました。
- tance
- ベストアンサー率57% (402/704)
SUSだと大変(というか無理)ですが、たとえば金なら、ある程度尖らせてから、先端を持って引っ張ると相当細くできますよ。光ファイバなんかはそうやって作っているようです。ガラス細工も参考になるかも。結局中心の穴も細くなる必要があるので、削るより伸ばすとかつぶす方が良いと思います。
お礼
ありがとうございます。 チューブを細くする方法の一つとして参考になりました。 ただ、先端を針のようにして(中心に穴はない)、チューブの内径は変えたくありません。
- ORUKA1951
- ベストアンサー率45% (5062/11036)
お礼
ありがとうございます。 電解研磨について全く知らなかったので、大変参考になりました。 削るという物理的なものではなく、電気分解を応用した化学的な方法のようなので、針の先端をかなり細くできそうで良い方法だと思いました。