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特許を出願について
特許を出願するにあたって、一般人が出願する場合は以下のどちらを選択するべきでしょうか? (1)個人で出願方法を勉強して個人で進めていく (2)弁護士などの代理人を雇って確実に進めていく また、その理由もできれば教えていただけたら幸いです。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家伊藤 寛之(@skiplaw) 弁理士
弁理士です。 優秀な弁理士を使うと、打ち合わせの段階で、発明者が提示した発明の別形態を考えたり、拒絶理由が来た場合の対策を検討したりしますので、個人で出願するよりも、広くて強い権利が取得できる可能性が高まります。 特許の権利範囲は、「特許請求の範囲」で決まりますが、これを適切に記載するにはかなりの経験が必要です。未経験者が記載すると、簡単に回避される内容になったり、不明確な内容で権利として使えないようになります。 特許は、出願すると1年半後に公開されますので、公開後に出し直しをすることはできません。従って、一度、個人で出願して、拒絶理由が来てから、やっぱり代理人を使おうと考えても、その時点で出願をやり直すことはできません。 従って、個人で出願すると、せっかくの発明が台無しになる可能性が高まります。 一方、代理人を使うと、出願時点で20~30万、特許になるまでの合計費用が30~50万円程度はかかることが一般的です。これだけの費用の元を取ることは大変だと思います。それだけ稼げる見込がない場合には、代理人を使う意味がありません。 以上の観点から、特許を取得して、50万円以上稼げる見込みがあれば、代理人の利用を検討し、 その見込がない場合には、個人で頑張ってみるのがいいのではないかと思います。
伊藤 寛之(@skiplaw) プロフィール
SK特許業務法人 弁理士 伊藤 寛之 (いとう ひろゆき) 日本弁理士会 ■お問い合せ■ SK特許業務法人 【対応エリア】全国 【営業日】10:00~18:00 ■事務所について...
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