まず、お持ちのUSB変換プラグに記載された文字を読んで下さい。入力(あるいはINPUT)の欄が100V~240vとなっていれば、モルディブで使うことができます。100Vとしか記載されていなければ、そのままモルディブで使うことはできません(コンセントに挿したとたん壊れます)。
以上、電圧についての話ですが、モルディブは日本やアメリカのコンセントと形状が異なりますので、形状変換プラグを持っていくようにして下さい。電気店や空港などで購入できます。海外旅行をされることが多いのでしたら、世界中のコンセントに対応できる形状変換プラグを持っておくと便利ですよ。安価に購入したい場合は、電気街やインターネットショップの方が安いです。
最後に、USB変換プラグに記載の出力(あるいはOUTPUT)の欄は5Vで500mA以上(0.5A以上)であればiTour-Boomを充電することができますが、500mA以下の製品というのは世の中にほとんど存在しませんので、この項目についてはおそらく大丈夫だと思います。
以下は詳細解説になります。
世界の国々はそれぞれ電圧や周波数、そしてコンセント形状が異なっています。電圧では日本が最も低く100V、次いでアメリカが120V程度、あとはたいてい220Vか240Vの国が多いです。周波数は50Hzか60Hz、あるいは日本のように地域によって周波数が異なる国もあります。ただしいずれも交流です。
モーターやヒーターなどではないオーディオ機器やコンピュータ関係などの電子機器の多くは交流ではなく直流5V~15V程度で動作するものが多く、ほとんどの装置はコンセントからの交流電流を直流電流に変換するしくみを内部に持っています。内部に持っていない小型機器などはACアダプタという外部電源装置を別途使うようになっています。
これらの電源装置は、入力交流電圧と出力直流電圧と耐電流量によって設計されていますので、それを超える数値のものを取り扱うことはできません(一瞬ではなくとも、壊れます)。USBについては直流電圧5Vというのは国際ルールで決まってますが、そのDC5Vを作り出すための電源装置(USB変換プラグ)についてはそれ自身に記載された文字を確認しないとわかりません。交流100Vを直流5Vにしてくれるのか、交流240Vを直流5Vに変換してくれるのか、あるいは交流100~240Vの間ならなんでも直流5Vにしてくれるのか。ここ数年、100~240Vどれでも対応という電源装置が増えていますが、必ずしもそうとは限りません。
AC100Vにしか対応していないものをAC240Vのコンセントにさせば一瞬にして壊れます。
AC240Vにしか対応していないものをAC100Vにさしてもすぐには壊れないと思いますが、DC5Vが出て来てくれません。
稀に、100~240V対応と記載されているにも関わらず、240Vに挿したとたん壊れる電源装置があります。auの携帯電話に付属されていたアダプタがそうでした。USBからの5Vがあれば携帯電話やモバイルバッテリーなどさまざまな機器の充電ができて便利ですが、1つしか持っていかないのは不安ですので複数もって行かれることを進めます。できれば1A以上(1000mA以上)のもののほうが良いです。たかだか数百円のものですから。