自民党が野田内閣に解散を迫る根拠

質問

テレビの報道を見ていると、連日自民党議員が野田内閣の解散を迫る発言をしています。
ところがテレビを見ているだけではその根拠がどこにあるのか全く分からないので質問させていただきます。

具体的に自民党議員はどういった理由で野田首相に対して解散を要求しているのでしょうか？
野田首相が近いうちに解散すると言ったとのことですが、それとは関係なく解散を要求する理由があるのだと思います。
「何もしてないから」やソースの示せない陰謀論などよりも、具体的なソースの確認できるよう根拠を知りたいです。

また、皆さんは野田内閣は解散すべきだと思いますか？
理由があれば、極力根拠となるソースも併記してお答えいただきたいです。
よろしくお願いします。

回答No.3

ks5518 · ベストアンサー

>具体的に自民党議員はどういった理由で野田首相に対して解散を要求しているのでしょうか？
野田首相が近いうちに解散すると言ったとのことですが、それとは関係なく解散を要求する理由があるのだと思います。

そもそも、民主党政権発足にあたり、マニュフェストで『消費税増税』を反対しておいて、蓋を開けてみれば国には余剰財源も無く、『社会保障と税の一体改革案』の中で『消費税増税法案』を閣議決定した事で、国会において審議に入りました。そこで野田総理は与党・野党に対し『次世代の日本にとって重要な法案であり、自らの【政治生命】をかけて審議をお願いしたい』と言われ、自民・公明はその中身の無い法案を整備し(社会に適応するように諸条件を盛り込んで修正した)、野田総理から『近い時期に解散をし、国民に信を問う』という言葉を受けて、民主党との三党合意を確立させ法案成立に向けて協力をしました。これが8月8日の話です。

しかし、野田総理は、その後『解散』をせず、現在に至ります。その間、8月10日の韓国：李明博大統領の独島上陸や中国による尖閣問題もあり、9月に入り民主党、自民党の代表選もありました。そして、10月19日に三党党首会談が行われた中で、具体的な解散の時期の明言が無いばかりか、『特例公債法案』をはじめとした法案への協力の話しか出なかったために、総理と交わした約束の話しが違いすぎるということになったのです。

■野田の狸に、騙された自民党・公明党がバカだったのか??

>また、皆さんは野田内閣は解散すべきだと思いますか？

解散はするべきです。
『消費税増税法案』可決⇒『国民に信を問う』なのですから。
遅すぎますよ。民主党の代表選挙なんてどうでも良かったのではないですか。

これで、『特例公債法案』成立で解散をし無かったならば、今度は自民党内部でクーデターが起きるでしょう。だから必要に解散を迫るのは当然ですよ。

お礼

『近い時期に解散をし、国民に信を問う』とは言っても実際には前の回答者の方のおっしゃるような一票の格差の問題などもあってすぐにというのは難しいのでは、と個人的には思いました。
また、そもそも論になってしまいますが「法案可決後に信を問う」などという全く筋の通っていない与党案に賛成してしまった野党側にも問題があったのではないかと思います。当然民主党の責任の方が重いことは言うまでもありませんが。
いずれにしても分かりやすいご説明ありがとうございました。

回答No.4

at9_am

大体、消費税増税を4年間は議論もしないと言っていたのが、消費税増税を行うという、その一点だけでも信を問うべきです。自民党は消費税増税をするが民主党はしないから、と言って票を集めたのに、結局増税するんですからね。
情勢の変化等で必要なら「～のために必要だから上げさせてくれ」と説明するのが本当であり、選挙も含めて議論をしなければなりません。

勿論、これ一つが原因ではありません。

> 「何もしてないから」やソースの示せない陰謀論などよりも、具体的なソースの確認できるよう根拠を知りたいです。

何もしない、というのが根拠にならないというのは、ちょっとおかしいなと思います。
例えば火事になりました、という時に消防署が何もしなかったとしたら、消防署は何もしなかったために責められるべきだとは思いませんか？
同じように、やるべきことをやらない、というのは責められるべきだと思いませんか？

野田内閣、というか民主党政権全体に言えることですが、特に景気対策については無策の一言に尽きます。実際、民主党政権になって以降に行われた経済政策はあまりありませんが、行われた政策も自民党政権下に行われたことの縮小改悪版か、自民党など野党が提案した内容かのいずれかでしかありません（※）し、現在の臨時国会でも本来は補正予算などを含む景気対策を打ち出すべきなのですが、自民党など野党側に指摘され、これから検討し年明けに取りまとめる、という遅さです。
明らかにやるべきことをやっていない、という意味で、この点は大きく責められるべきです。

※　このことについては、例えば前総理だった菅氏自身も財務大臣時代に国会で認めていますし、共産党も「違いを見出すのは困難」と述べています（例えば平成22年11月04日衆院本会議）

また、国会運営にも問題があります。
野党側の拒否戦術は今までもしばしば見ることがありましたが、政府与党が会議を開催をせず審議拒否をした、というのは、民主党政権だけです。民主党政権の審議拒否は何度か行われていますが、最近では震災復興予算流用問題に関するものがあります。

他にも、例えば特例公債法案があります。特例公債法案と予算案は原則的にセットです。
これを、予算案だけは衆議院で可決するだけで成立するので通してしまい、特例公債法案を後回しにするという手法を民主党は採ってきました。言ってみれば、特例公債法案を使って国民生活を人質に取っている形です。成立しないのは野党のせいだ、とね。
それが批判を浴びると「別々になっているのが悪いのだ。今後はセットにするようルールを変えるべきだ」と主張し始めました。
簡単に言えば
　ルールの抜け道をくぐって批判を浴びる→そのような抜け道をふさぐことを提案して身の潔白を主張する
という図式です。何のことはない、最初に抜け道を使ってズルした奴が一番悪いのですが、話をそらして誤魔化そうとしているだけです。

更に、外交関係があります。
日米間が冷え込んだのは民主党政権下で、特に普天間を巡ってのことでした（これによって普天間基地返還もなくなりました）。その他にも鳩山氏の東アジア共同体構想でアメリカを締め出して中国と接近する姿勢などが影響しています。
また、尖閣には領土問題は存在しませんが、しているかのような鳩山氏の発言（最近でも、10/28に尖閣は領土問題だと発言しています）などが問題を大きくしました。
野田氏の唯一の外交的成果は、先の国際会議で尖閣に領土問題は存在しないと強く主張したことだけですが、実際に中国公船に対してどうするのかについては全く進展がありません。

他にも、例えば震災復興や狂牛病、台風、それ以前に災害対策関連など多数について書けば書けますが、煩雑なのでやりません。しかしながら、民主党政権はやるべきことを全くといって良いほどやらず、問題をまき散らし続けてきたというのは厳然たる事実です。

したがって、民主党は解散すべきと思います。

お礼

>> 「何もしてないから」やソースの示せない陰謀論などよりも、具体的なソースの確認できるよう根拠を知りたいです。

>何もしない、というのが根拠にならないというのは、ちょっとおかしいなと思います。

おっしゃる通りです。私の書き方が悪かったです。
「何もしてないから」と言う場合にはその一言で終わらせず、具体的にどのような問題に対して対策を講じなかったのか、自民党時代であれば(比較対象が自民政権しかありませんので)どのような対策が期待されたか、野党からはどのような案が出ていたのか、などを示してほしいという意図でした。
その意味で、at9_amさんには十分なご説明をしていただいたと思っています。

ただ、私としては民主党政権全体に対する不満よりも野田政権に対する解散要求の根拠を示していただきたかったです。
しかしそれとは関係なくご回答の内容は非常に参考になりました。ありがとうございました。

回答No.2

Streseman

＞テレビの報道を見ていると、連日自民党議員が野田内閣の解散を迫る発言をしています。
ところがテレビを見ているだけではその根拠がどこにあるのか全く分からないので質問させていただきます。
具体的に自民党議員はどういった理由で野田首相に対して解散を要求しているのでしょうか？
野田首相が近いうちに解散すると言ったとのことですが、それとは関係なく解散を要求する理由があるのだと思います。
「何もしてないから」やソースの示せない陰謀論などよりも、具体的なソースの確認できるよう根拠を知りたいです。

色々な動機はあるとは思いますよ
価値観の問題ですから、”正解はない”とは思います

ただし、自民党に限らず、立法府（国会議員）が解散を要請するのは、本国会において政治原則論からすれば、異常であることは断言できますよ。
価値観の問題ですが、当方は、”投票価値較差（一票の格差）を解消する公職選挙法改正”が最高裁判決から　立法に問責されていること（現行の公職選挙法のままで選挙すれば、また”違憲状態”選挙になること）は大きな問題ですから
大きな問題というのは、このまま座して解散すれば最高裁判決を無視したことになり、権力分立の政治原則からして不健全きわまりないわけです
しかも、最高裁判決で、衆議院・参議院両方とも違憲だと言われているわけで、違憲な選挙で選出されている国会議員・・・という話ですからね

＞また、皆さんは野田内閣は解散すべきだと思いますか？
理由があれば、極力根拠となるソースも併記してお答えいただきたいです。
よろしくお願いします。

上記した理由から、最低限、”投票価値較差是正する公職選挙法改正をもって”初めて解散することが出来るとは思いますけどね。なお、定数削減で較差是正できれば良いが、非現実的なので、”選挙制度改革”規模の公職選挙法の改正が要請されるでしょうね

あくまでも政治原則論であって、政治原則を無視することに問題意識もない日本社会・日本政治の現実からすれば、マイノリティな見解だと思いますけどね。この見解は、学者さん・弁護士さんには多いですがw

正直、個人的には、投票価値較差是正のための公職選挙法改正するまで、任期満了でも衆議院は解散するべきではない・・・とまで思いますし、そのような評論の正当性を十分ありますけどね

お礼

違憲状態にある議院そのものが無効であるという考え方ですね。参考になります。
国会議員自身が解散要求をすること自体が異常と言うのもおっしゃる通りだと思います。
もし可能であれば、自民党の議員がどういった理由で解散要求をしているかも教えていただけたら嬉しかったです。
ご回答ありがとうございました。

回答No.1

あずき なな（@azuki-7）

どういった理由？

野党なんだから当然でしょ
野党の役目知ってますか？　与党と対立して政権を奪還することですよ？
自民党は至極当然の事をしているまでです

お礼

ではazuki-7さんのご見解によれば自民党は何の理由も明示せず、野党であるというだけの理由で解散要求をしているということですね。
そうであれば自民党は野党どころか政党としての機能を果たしていませんね。
ご回答ありがとうございました。