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音楽における転回を使用する意義を教えて下さい。

音楽における転回は、どういった時に用いられ、用いるとどういった変化が期待できるのか教えて下さい。 [現状説明] 音楽の自動生成プログラムを作ろうと思っているのですが、和音の「不安感」を評価する際に、ファ、ラ、ド等の各音に値を割り当てて、「ファラド」なら 1+0.5+0=1.5(不安度) のように、不安感を評価し、小節末にこれが来ないように調節しようと思っています。(たいていの音楽は小節末に安心するドミソのような音を持ってきて締めくくっていると感じたからです。) しかし、この評価方法で区別できない和音の要素が2つあります。 ・全音を揃えて数オクターブ上げ下げした和音(ドミソ→高いドミソ) ・転回(ドミソ→ソ(低)ドミ) これらを評価に含むとき、オクターブは何となく線形な係数を掛けて高さという一次元で扱えそうなのですが、転回の場合、割と和音を聞いた感じが違ってくる感じがしたので、どう扱えばいいのかなと思っています。 ●音楽家の方、元の和音と転回の音を聞いたときの感じの違いを感情や理論等で教えて下さるとありがたいです。 ●物理、音波に詳しい方、和音とその転回音の、合成波の類似点・相違点などを教えて下さい。 よろしくお願いします。m(_ _)m 知り合いが一応音楽に詳しいので聞きましたところ、楽典をやるといいよ、ということと、転回はそっちのほうが良いときにそっちを使う、といったことを言っていましたが、どういう違いがあるからそっちを使うのか、といったところはわからない感じでした。調べた感じ楽典にもその理由というのは見あたりませんでした。

みんなの回答

  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.2

 通常の和音(基本形)に対する回転和音は、やや不安定、居心地の悪さ、ということですが、これはあくまでも感性の問題でしょう。3つの音の音色や音量バランスにも大きく関係しますので、感情や理論として一律にこうだといえるものではありません。  コンピュータを使って何かなさろうとしているのであれば、コンピュータで再現されるピタリと波形と音量のそろった平均律の和音で出した基本形・転回形と、現実の平均律楽器であるピアノで出す基本形・転回形とはかなり違ったものになるはずです。なぜなら、現実の楽器では、音の高い低いは、単に同じ波形の振動数の違いということではなく、音色が違うからです。つまり、高い音と低い音は、同じ楽器であっても音色が微妙に異なるのです。  基本形・転回形を、異なる3つの楽器でそれぞれの声部を交代して演奏した場合はなおさらです。  さらにいえば、純正律で演奏される弦楽合奏による和音は、平均律とは全く異なる響きがします。基本形・転回形の違いよりも、平均律・純正律の方がよほど大きな響きの違いがあります。  こういった響きの違いを理解するには、楽典やコンピュータソフトの知識よりも、実際の楽器の音を聴く、できればご自分で演奏してみる、というのが一番だと思います。  その上で、ご自分の感性で「不安感」のパラメータを決めてみてはいかがでしょうか。

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質問者

お礼

お返事ありがとうございます! 確かに、音色によっても印象は大きく変わりますね。 音色、というパラメータを1つの次元として、これまた後で付け加えようと思いました。 それから、現在でも純正律を使うことがあるんですねー 純正律は高校物理の音波で習いましたが、その後平均律が主流になったと聞きました。 しかし、Googleで検索したら、「純正律でチューニングする」など出てきてびっくりしました。 この「○○律」系もパラメータにする価値がありそうですねー 貴重なお話ありがとうございました!

回答No.1

和音は基本形も転回形も機能は同じです。ではなぜ転回形が使われるかというと「横の流れ」をスムーズにしたり、メロディーにどの音が来るか、またはベースをどのようにスムーズに持って行くか、によって使い分けるのです。 スムーズにするという理由についてはまず下の絵をご覧になればわかりますが、基本形の連続では横の流れ、つまり「声」とか「ヴォイス」と呼ばれる横の線がスムーズではありません: http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%84&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D30%26st%3D959 しかし、下のように転回形を使うことにより、横の流れをスムーズにすることができます: http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%84&ei=UTF-8#mode%3Ddetail%26index%3D0%26st%3D288 この概念は一般的な楽典というより「和声」の範疇になると思います。音大を出た人とか大学で音楽の学位を取った人でしたら誰でも知っていますので、1時間だけのレッスンを受けてみるという手もあろうかと思います。 ご自分で勉強されるのでしたらまず「和声」でしょう。それから「キーボード・ハーモニー」、「即興」、「Fake Book」というようになろうかと思います。

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質問者

お礼

早速のお返事ありがとうございます! メロディーの並びとは、和音の一番高い音、ベースの並びとは、和音の一番低い音、それが横にスムーズに流れるように転回で調節するということですね。すごく納得しました。 「和声」の範囲でしたかー 手を出してみます。

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