• 締切済み

燃料電池が日本の主要電源になる日は来ますか?

燃料電池について勉強しています。要はSOFC型が有望らしいです。 知恵袋やニュースサイトで調べているのですが有望という人、そうでないという人が混在しています。 例えば、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1094615230←では、燃料電池も化石燃料を燃料としているので、燃料を輸出に頼らざるを得ないため、コストや安定供給に問題がある。また、低容量の燃料電池が家庭に多くあるのと、大容量の燃料電池で一度に発電するのと、どちらがコスト的に有利か、という問題で、常識的には後者の方がはるかに有利であり、エネルギー効率も高くなるはず、とあるように、分散型電源が果たして効率がいいのかどうか、という問題を提起しています。太陽光などで水素を発電し、それで燃料電池を動かそうという人もいますが、水素をためておくのに250気圧も必要で大変ですし、電気→水素→電気と無駄なことをするより、電気をそのまま使うかバッテリーに溜めた方がまだマシだと思います。 三菱重工業のトリプルコンバインドサイクル発電(TCC)は発電出力80万kWで、原発一基に相当する発電量で、さらに効率は送電端70%以上(LHV)となっています。送電ロスがおよそ5%なので、需要端効率は67%ほどになります。この効率は、カルノーサイクルにおけるスケールメリットを活かすことができるコンバインドサイクル発電を用いているため、実現できる数字であると思います。家庭用の燃料電池では現状、45%(LHV)の効率ですし、これはSOFCですので連続運転を前提としたものだと思います(最大効率)。なので、家庭みたいに頻繁に起動停止をする用途では効率はもっと下がるようです(http://okwave.jp/qa/q7712913.html)。 しかし、80万kWの発電所で集中発電し、既存の送配電線を用いて需要のあるところへ適宜送れば、最大効率で連続運転をしながら送電の潮流制御をするだけでいいのではないでしょうか? 現在は西日本の電力系統はほとんどが連携していると思うので、極端な話、四国にある80万kWのトリプルコンバインド発電所から、50万Vの超高圧送電で大阪まで送ることができます(超高圧送電の損失ロスは非常に少なく、3%程度らしいです)。 分散型電源は、裕福な家の人なら購入して家に設置できますが、カツカツの生活をしている人にとって分散型電源を設置できる経済余裕はないと思います。電気はパブリックユースですので、経済力によって世帯間格差が生まれるのは社会福祉的に見て良いとは思いません。 みなさんはどう思いますか?

みんなの回答

  • PSYMNK
  • ベストアンサー率12% (1/8)
回答No.1

どんな発電方式の研究や勉強も自由にすべきですが、太陽電池が主要電源になりえないのと同様に、燃料電池もなりえないと思います。ただし、政策でねじ曲げれば何でも主要電源になりますが・・・ この先数十年~百年の主要電源はたぶん火力しかありません。二百年先には原発が安全になって火力発電所の跡地に建設できるかもしれません。化石燃料はコストや安定供給に問題があるというのは原発推進派の口実です。 ところで燃料電池システムは厳密な意味でエネルギー収支(≒経済収支)がプラスですか? そして火力以上でなければ火力には勝てません。 

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