出家遁世の人の心とは?日本語を勉強中の中国人が寺田寅彦の柿の種を読んで考えた

このQ&Aのポイント
  • 寺田寅彦の短編「柿の種」から、出家遁世の人の心を考えてみました。
  • 出家遁世の人はこの世に生きている限り、本当の意味での世を捨てることができないのでしょうか?
  • 生命のある限り、世を捨てることは難しいのかもしれません。
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出家遁世の人の心

 日本語を勉強中の中国人です。寺田寅彦の「柿の種」を読んでおります。下記の「青空文庫」というサイトでもご覧になれます。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/1684_11274.html  上記のサイトから一篇抜粋させていただきます。  「脚(あし)を切断してしまった人が、時々、なくなっている足の先のかゆみや痛みを感じることがあるそうである。  総入れ歯をした人が、どうかすると、その歯がずきずきうずくように感じることもあるそうである。  こういう話を聞きながら、私はふと、出家遁世(とんせい)の人の心を想いみた。  生命のある限り、世を捨てるということは、とてもできそうに思われない。」  作者はこの短編で表現したいのは、出家遁世の人はこの世に生きている限り、実は本当の意味での世を捨てることが不可能だということでしょうか。  また、質問文に不自然な文がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1

そのとおりでしょう。遁世して世間との関わりを一切断ったつもりでもふと家族のことを案じたり、友人知人の安否を気遣ったりしている自分に気付くのが人間の性のようなものだというのでしょう。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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