• ベストアンサー

国際法上の実効支配

国際法上の実効支配の定義を教えてください。 (1)軍事力により占拠、支配している (2)国際法的領有権が成立した上で占拠し、主権を行使すること(他国から抗議を受けているか、紛争が発生しているかは関係ない) (3)紛争が発生していない(他国が領有権を主張していない)状態で、占拠し主権を行使している。(国際法的領有権をもっているか否かは関係ない) (4)その他 可能でしたら、定義の根拠となるソースを示していただけるとありがたいです。

  • 政治
  • 回答数3
  • ありがとう数2

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Streseman
  • ベストアンサー率24% (131/542)
回答No.1

国際法上の定義は存在しない・・というのが厳密な回答です そもそも、実効支配という法的概念が存在しない、というのが実相です 過去の判定事例から論説しておきましょう >(1)軍事力により占拠、支配している 軍隊などの対外的支配力を持っている行政機構では、暫定的な主権行使に過ぎないので、実効支配とは断言されていません もっとも、暫定状況が長期化・実体化することから実効支配と解する余地はあるでしょう ちなみに、軍事力というニアンスでいえば、沿岸警備隊・警察機構などの継続的支配を実効支配を見なす考えもあるでしょうが、その行政機関が国家主権行使の統治機構に直接的に依拠しない場合は、判定は厳しくなります 要は、国際法的実効支配は、国権に基づく行為の判定になるわけです >(2)国際法的領有権が成立した上で占拠し、主権を行使すること(他国から抗議を受けているか、紛争が発生しているかは関係ない)  国際法上に適法化される主権行使であることが重要です。例えば、海洋法の依拠した灯台設置など 住民などの内政権限についても国際法的主権行使の状況であれば国際法的実効支配を認めうるものでしょう >(3)紛争が発生していない(他国が領有権を主張していない)状態で、占拠し主権を行使している。(国際法的領有権をもっているか否かは関係ない)    本件の回答は困難。これを認めれば南極は実効支配で領有権の主張が成されてしまう 主権の行使といっても、国家主権の行使・国際法上の主権の行使が第一義であって、内政関係の主権の判定では、十分な国際法上の実効支配と論説できないだろう >(4)その他  領有に関する紛争がなく、国際法的主権の行使が存在しないが、経済・社会的有意な継続的な行為(政治性の有無は問わない)が確認され、その行為が正当化されうる周辺の主権地域の経済・社会的行動と密接かつ緊密性がある場合において、既存社会の保守の関係から、実効支配を補足的に追認することが可能・・・これは学説ですが なお、主権国家の判定においては、承認説ではなく、非承認説の余地も十分ある不可思議も指摘されうるので、”台湾の実効支配”という概念は存在しえる危険がある なお、領有権の伴わない実効支配の判定基準は存在する 例えば、特定国家政府と反政府活動の内乱状態においての実効支配の判定である 実際にマスコミなどが評論する実効支配は、上記した内乱状態での実効支配の話と解するのが妥当に思える

その他の回答 (2)

回答No.3

質問者さんのご希望にあうかはわかりませんが、記してみます。 国際法における、領有権、領土権を満たす条件。 (1)対象地が無主地 (2)国家が領有の意思を示す(国際的に領土宣言をすること) (3)継続的かつ平和的な主権の発現(昔からそこに住んでいた等の支配事実があること) またこちらはソースになるかは分かりませんが参考にしてください。 http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/04862b7ea28d4a6d32cbd23d5dbc1a4b http://d.hatena.ne.jp/take_tk/20101002/1286034366

  • WW-S
  • ベストアンサー率28% (2/7)
回答No.2

「実効支配」という単語のこれまでの用いられ方をみれば、(1)~(3)の状態が比較的長期間継続していればそれを実効支配しているとされ得る。 加えて(5)として、紛争が発生している(他国が領有権を主張している)状態で、占拠し支配力を行使している(国際法的領有権をもっているか否かは関係ない)という場合も実効支配しているといえる。 (ただし2のような状態はそれを実効支配といちいち主張する事はない) よって上記の各例を実効支配発生の必要要件とすることは不適当なものであり、ならば実効支配とは何かと言われれば、 ------------------- ある勢力が他のあらゆる勢力の影響を排して、法的、又は経済的・文化的にその地に支配形態を及ぼしている状態を実効支配していると言う。 ------------------- と思われる。 定義とかソースとかは無い。 「実効支配」とは恐らく定義されていない用語であり、使用する者によりその意味もバラ付く。 領有権主張の際に実効支配が有るか無いかは重要な論点となるので、係争地においては実効支配形態の完成を急ぐケーもある。 逆に言えば、実効支配を急ぐ勢力は自らの支配形態に危機感を持っているのであろうと推測されうる。(韓国の竹島の不法占拠とか)

関連するQ&A

  • 竹島、韓国実効支配の有効性について

    実効支配は ・「国家権能の平穏かつ継続した発現」が必要 ・日本は毎年、抗議している   →韓国が竹島で行っている行為は実効支配ではなく、不法占拠 という話を聞きました。 抗議ぐらいで「平穏」ではないから、「実効支配ではない」と言えるのかについて 疑問に思っています。 国際法では実効支配を重視していて、下記の2つは 実効支配が領有権の根拠とされており 実効支配を放置することは危険です。 ・「リギタン島およびシパダン島の主権に関する事件」(インドネシア対マレーシア2002年) ・ 「ペドラブランカ/プラウバトゥプテ、中央岩及び南暗礁に対する主権」(マレーシア対シンガポール2008年) 日本は実効支配を認めない竹島は紛争地帯だとするために、毎年口上書を送っています。 いろいろ調べてみると1965年に日韓基本条約を結ぶ際、独島密約というのがあり これも形だけのものと日韓ともに思っているため、 国際司法裁判所への提訴も行われず50年以上経過してしまいました。 ----独島密約---- 第一, 独島はこれから大韓民国と日本皆自国の領土だと主張する. 駁しても異意を申し立てない. 第二, 漁業区域を設定する場合両国皆独島を基点に区画設定するが, 重複される部分は共同水域にする. 第三, 現在大韓民国が ‘占拠’一現象を維持する. しかしガードマンを増強するとか新しい施設を建て増しはしない.(櫓ダニエルあの <独島密約>) 結局未解決状態を解決で見做して, 独島言及をしない ---------------- 口上書ぐらいで韓国の「国家権能の平穏かつ継続した発現」が否定されるのか 韓国の実効支配が認められるのか 教えてください。 できれば、回答の根拠となる国際法の条文や過去の判例など、資料のURLなどもあると助かります。

  • 韓国が強引に進める竹島の実効支配について

    【外務省】 竹島の領有権に関する我が国の一貫した立場 1.竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに   我が国固有の領土です。 2..韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行わ   れている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づい   て竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するもの   ではありません。   ※韓国側からは、我が国が竹島を実効的に支配し、領有権を    確立した以前に、韓国が同島を実効的に支配していたことを    示す明確な根拠は提示されていません。   という立場の日本に対して  【ソウル発】     韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は4月1日、竹島(韓国名・  独島)について記述した、日本の中学校社会科教科書の検定結果  が発表されたことを受け「独島の実効支配強化を続けていく」と述  べ、今後、竹島周辺の海洋調査のための総合海洋科学基地建設  などの事業をさらに推進していく意思を示しました。   大統領がその意志を強烈に表明し、着々と実効支配を強めて行っ   たら ロシアの北方四島と同じに既成事実から、日本は指をくわえ   て遠吠えしてるだけになるのではないのですか?   どうして 日本政府は何の対抗措置も執れないのですか?   尖閣諸島も、いずれそうなったら日本の漁業はたいへんな損失を   被ることになると思うのですが?   海洋国家日本の生命線、領有権こそが排他的経済水域を守る   生命線ではないのですか? 投稿日時 - 2011-04-01 21:31:54

  • 竹島(個別的自衛権の行使)

    日本国の立場から言うと、【外務省】 1.竹島は,歴史的事実に照らしても,かつ国際法上も明らかに日本固有の領土です。 2.韓国による竹島の占拠は,国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり,韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません。 3.日本は竹島の領有権を巡る問題について,国際法にのっとり,冷静かつ平和的に紛争を解決する考えです。 4.(注)韓国側からは,日本が竹島を実効的に支配し,領有権を再確認した1905年より前に,韓国が同島を実効的に支配していたことを示す明確な根拠は提示されていません。 ************ <質問> ・日本は平和裏に問題を解決したいと考えているようですが、このまま韓国が裁判にも応じず不法占拠を続けるならば、個別的自衛権は行使できますよね(せいぜい威嚇、追い払う程度)。

  • 尖閣はどのように「実効支配」してるのでしょうか。

    Wikiで見ると、「・・・支配権を主張する現地に実際に軍隊などを駐留させている場合などに、実効支配がなされているとされる。」 というようなことが書かれており、竹島なんかまさにそのとおりの状況で韓国が実効支配していますね。 尖閣の棚上げ論で、賛否はありますが、現実的に40年間も 「尖閣は日本が実効支配するが、司法行政権を行使しない」 という棚上げをして、問題が起きないように上陸禁止にもして放置してきました。 ここにきて、司法権(船長を逮捕)、行政権(国有化)ともに行使してしまって、中国はカンカンですが。 では、誰も住まない、手も出さない、無人島が「実効支配」されてる状態とはどんな状態なのでしょう? ・自衛隊の守備範囲として現在制圧している状態? ・警察(海上保安庁)が常に警備しているという意味? なにをもって「実効支配」というのでしょうか? 島の中にもしか誰か住んでいようが関係ないのでしょうか。 たとえば、中国漁船が「自国の領土」に100隻上陸して、テントを張って自炊生活を始めるとしますね。小屋なんか建てたりして。 この段階では「尖閣は中国に実効支配された」ということになるのでしょうか? 海上では日本と中国の警察、または人民解放軍とか自衛隊がにらみ合うことになると思うのですが、 島自体は漁民が住むことで実効支配されたことになるのでは?

  • ■領有権問題、何十年も実効支配してる方が有利?"

    国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は19日、カリブ海南西部にあるサンアンドレス諸島と周辺海域  約5万平方キロについて、実効支配しているコロンビアの主権を確認し、諸島に近接する中米ニカラグアが  主張した領有権を否定する判決を言い渡した。 なぜそのような事態になったのですか? 今後の見通しは?詳しい方教えてください。

  • 尖閣諸島の実効支配について

    尖閣諸島問題について、様々な質問や意見が飛び交っていますが、実効支配について、最近になって危機感を強く抱いております。 中国が武力で尖閣諸島を奪うと言う事ではなく、一般の日本人の知らない間に尖閣諸島は中国のものになってしまうのでないか? と心配してます。 毎日毎日、数隻の中国の公船が日本領域に侵入し、尖閣付近で漁業中の日本漁船を追い払っていると聞きます。 中国の公船とは、海警の船舶のようで日本で例えるなら、海保に近いものと認識しています。 その中国海警の数隻が尖閣諸島付近において警備や巡察していると言うわけです。 中国も尖閣諸島の領有権を主張しているのでその海警のやっていることは彼ら中国にとって、何の変哲も無い通常の仕事であり、中国海警の行動は、日本以外の国々から見たら特別なものではありません。 日本は尖閣諸島問題について、「領土問題は存在しない」とする姿勢を貫いており、中国からの対話の要請を拒否してます。 日本が一方的に対話拒否している状態ですので、現在、中国のやっていることは国際的には批判されるものは少ないと感じます。 日本は尖閣諸島において、「実効支配している」とよく見聞しますが、尖閣諸島に、「ここは日本の領地だ!」と示す表示も物も施設も人も何一つありません。 日本は中国に、世界に口頭だけ示しているように感じます。 法的には尖閣諸島は日本のものと断言思うのですが、領土問題には実効支配も重要であり、法的、歴史的とは別に領土問題は、実効支配しておけば実効支配している国に施政権があるように思えます。 この口だけですが、中国は海警の船舶を毎日、尖閣諸島付近をウロウロうろしてます。法的以外にその中国の行動から尖閣諸島の施政権は世間的に認められるのでしょうか? 日本の行動的な姿勢は中国が先行で日本の対応は後です。現在の中国より日本の行動は一歩も二歩も消極的です。中国の海警が出てきたから、日本の海保が様子を見るような姿勢のように思えて、尖閣諸島を日本が実効支配しているようなものを何一つ感じません。日本は尖閣諸島の何をどこを実効支配しているのでしょうか? 日本人が、自国領の尖閣諸島に上陸しただけで不法侵入だか何だか知らないが逮捕です。 冷静に考えれば、逮捕は適切な処置だと気付きますが、それを正直に報道するのは、日本の国際的な立場が弱くなり、国益を損なうように感じます。 どうせ報じるなら、許しがたい社会的に反する行為があって逮捕したなら納得出来ます。 尖閣諸島の領有権は歴史や国際法的には日本が断然、有利だと思いますが、実効支配的(施政権)には最近の中国の動きを見ると、国際社会的には日本の姿ではなく、もう既に中国ではないか?と思うのです。 尖閣諸島は中国に押されているように思うのですが、気のせいですかね?

  • 竹島をどうするのが最善か?

    先に言っておきますが、私は竹島を日本の領土だと思っています。 先日、橋下氏が「共同管理」の提案を出しました。 それに対して国民は猛批判しているようです。 ではどうするべきだと思っているのでしょうか? 冷静に考えて、竹島は尖閣と違ってかなり厳しい状況だと思うのです。 現実 ・40年ほど前から実効支配されている。 軍事力による不法占拠であっても自衛権を発動しなかった以上、国際法上の実効支配に該当する。 ・いまさら自衛権の発動は認められない。武力行使も国連が認めるわけがない。 世界中から非難を浴びてまで戦争を起こすのはあまりにも非現実的。 ・国際法の判例では約50年ほど実効支配すると領土として認められる。 実効支配を止める手段は無く、いくら抗議しても時間経過とともに日本は不利になる。 以上のことを考えると、共同管理の案は苦渋の決断として悪くはないと思うのですが。 感情論として「韓国に渡したくない」という気持ちは私も一緒ですが、 いくら声をあげても不利な状況は変わりません。

  • 竹島or北方領土、日本にとってハードル高いのは?

    歴史的、国際法上に於いて明らかに我が国日本国の領土であるにも関わらず他国に実効支配されている領土問題で、 (1)韓国に不法占拠されている竹島 (2)ロシアに不法占拠されている北方領土 この2つの領土問題のうち、どちらが問題打開のハードルが高いと思われますか? (※2択でその選択理由も添えて下さい)

  • 中国、尖閣で日本の実効支配"打破した"?

    詳細は確認してないのですが、28日付の中国共産党機関紙、人民日報が【「行動で海上に明確な線を引く」と題する評論記事を1面に掲載。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の領有権をめぐる周辺国との対立で中国が具体的な行動に出たことで、自国にとって有利な状況が生まれたと強調した】とありました。中国国際問題研究所の研究員が寄稿したもののようで、【中国が昨年、自らの主張に沿った尖閣周辺の領海基点を公表したことで、日本による実効支配を「打破した」と主張】しているようです。これ知らないのは日本人だけ何でしょうか?尖閣周辺の領海基点の公表も知りませんし、日本が実効支配している尖閣諸島に上陸された、あるいは尖閣諸島周辺を取り囲まれたとのニュースも聞いておりません。何を打破したのか?非常に興味がありますが、取り合えず、公表したという領海基点が載せてあれば、教えて下さい。

  • 日本と中国が戦争したら。その2「国際法上」

    国際法上、 という話ですが。単刀直入に。 中国は釣魚島の主権を取り戻すために戦争します。 日本は尖閣の実効支配を守るために応戦して戦争します。 で、この戦争が終わったとき。 中国が負けたら「釣魚島は中国のもの。」という主張はもうできなくなりますか。 日本が負けたら尖閣の実効支配を中国に取られて、金輪際「日本の領土」とは主張できなくなりますか。 これこそが、「戦争で領土問題に決着を付ける」と言う意味なのでしょうか? 先日のレーダー発射の件で、「公海上での宣戦布告は国際法上認められない」 なんて話を、ココで初めて知りました。「国際法上」に詳しい方、多いようですね。 ぜひぜひご回答を。