- ベストアンサー
成句と複合語
こんにちは、よろしくお願いします。 SEIKOの電子辞書(SR-M5000)を使用しています。 (例えば、ジーニアス英和大辞典において、) 「成句」と「複合語」とでは、どんな違いがあるのでしょうか。 ジーニアス英和大辞典の凡例によると、 「’s、and、前置詞などを含む句は、分離複合語でなく、成句とした」 と書いてあります。 書いてあることは分かりますが、なんだかあまり変わらないような気もしてしまうのに、 SEIKOの電子辞書では、これらが掲載されている場所も、検索の仕方も違っているのです。 どちらとも区別せずに、 一緒くたに検索、閲覧できたら簡単なのに、と思うのに、 どうしてそんなにわざわざ分かりにくく分けているのでしょう? メーカーに聞け!といわれてしまいそうですが、 どうもどの会社の電子辞書もそのようなので、 英語の一般論としての意味が何かあるのかと思いまして。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以前、アメリカ人の「英熟語は日本語の熟語とまったくちがう」という言葉に驚かされた事を思い出します。当時の私の認識では、イディオムも複合語も「英熟語」でした。 ですが、日本でも 三省堂提供「大辞林 第二版」より 成句 (2)に該当 (1)昔から多くの人に知られ、しばしば引用される名句やことわざ。成語。 「故事―」 (2)二語以上の語が習慣的に結び付いて、ある決まった意味を表す言い回し。「襟を正す」などの類。慣用句。 複合語 〔compound word〕単語のうち、意味・語形の上から二つ以上の単語の結合によってできたと認められる語。「朝日」「買い物」「花見」「祝い酒」「書き込む」の類。合成語。熟語。〔「さかな」「なべ」など複合意識の一般に薄れてしまった複合語も多い〕→単純語 idiom : 成句、慣用句 http://www.bartleby.com/59/7/idiom.html A traditional way of saying something. Often an idiom, such as “under the weather,” does not seem to make sense if taken literally. Someone unfamiliar with English idioms would probably not understand that to be “under the weather” is to be sick. compound word : 複合語 http://www.bartleby.com/64/84.html A COMPOUND word is made up of two or more words that together express a single idea. There are three types of compounds. An open compound consists of two or more words written separately, such as salad dressing, Boston terrier, or April Fools’ Day. A hyphenated compound has words connected by a hyphen, such as age-old, mother-in-law, force-feed. A solid compound consists of two words that are written as one word, such as keyboard or typewriter. In addition, a compound may be classified as permanent or temporary. A permanent compound is fixed by common usage and can usually be found in the dictionary, whereas a temporary compound consists of two or more words joined by a hyphen as needed, usually to modify another word or to avoid ambiguity. In general, permanent compounds begin as temporary compounds that become used so frequently they become established as permanent compounds. Likewise many solid compounds begin as separate words, evolve into hyphenated compounds, and later become solid compounds. Although the dictionary is the first place to look when you are trying to determine the status of a particular compound, reference works do not always agree on the current evolutionary form of a compound, nor do they include temporary compounds. The following general rules apply to forming compounds. Keep in mind that words that are made up of a word root plus a prefix or a suffix are not normally considered compounds, strictly speaking. But for convenience we discuss them here since they are also sometimes hyphenated.
その他の回答 (2)
- nagatos
- ベストアンサー率20% (23/112)
>英語の一般論としての意味 「イディオム」と「複合語」の違い、そのもの。 英語を学ぶ時、「成句・イディオム」と「複合語」の違いを知るのは、重要です。 両者の違いを知ると、語句の成り立ちをはっきり理解できる(英語がはっきり見える-読める)ので、初歩レベルから、違いをきちんと教えるべきだと私は思う。 (電子)辞書を引く時も、少しは早く引けるようになるはず。 英文を見た時、「これはイディオム(文字どおりの意味ではなく、調べる必要がある)」と認識できる事が、英語力そのものです。 >一緒くたに検索、閲覧できたら簡単なのに >どうもどの会社の電子辞書もそのようなので 比較的せまい液晶画面で、大量の語句は表示できない。/スクロールするのが大変。/検索スピードが遅くなる。―――など、現在の技術では、膨大なイディオムを収録すればするほど、イディオム辞典として独立しているほうが、いろいろ有利なのでしょう。
お礼
ありがとうございました、今後とも、よろしくお願いします!
- puni2
- ベストアンサー率57% (1002/1731)
こんにちは。私もSEIKOの電子辞書を愛用しています。 さっそくジーニアス大英和の凡例を見てみました。確かにそう書いてありますね。 同じ凡例のI-9には、「2語以上からなる見出し語(以下「分離複合語」という)は、最初の語の項目の末尾にまとめて掲げた」と書かれており、例として「table knifeは見出し語tableの末尾に~ knifeとして示した」などとあります。 つまり、「2語以上からなっていても、1つの単語と肩を並べて、見出し語として表示されるものが(分離)複合語」で、文法的にはほとんどが名詞でしょう。 また、意味の上でも、たとえばtable knifeだったら、tableとknifeというそれぞれの単語の意味から素直に出てくる意味ですね。table salt, table napkinなども同様です。 また、これらの語を、見出し語としてtableの次あたりに並べておくのも、自然な方法だろうと思います。 それに対して、「見出し語になっている単語を含む、派生的・応用的な意味合いの語句(熟語)」が「成句」ということなんだろうと思います。こちらは、成句全体としては動詞として機能するもの、副詞として機能するものなど、品詞はいろいろです。 また、意味の上でも、文字通りの意味ではなく、比喩になっていたり、まったく見当がつかないものもよくありますね。 たとえば、同じtableでも、turn the tablesとなると、知らなければ分からない部類だろうとおもいます。 人によっては、マンガに出てくる「怒ってちゃぶ台をひっくり返す場面」を連想するかもしれないし、またある人は中華料理店の丸いテーブルを回すことを考えるかもしれません。(正しい意味は辞書でご確認ください) こういう語句は「複合語」というよりは、やはり「成句」「イディオム」とよんだほうがふさわしそうです。 また、配列の際も、複合語であればたいていは、先頭の語(table knifeならtable)のところに置けばいいでしょうが、成句ですと必ずしもそうではありません。 turn the tablesの場合、turnよりはtable(s)の項に、throw one's hat into the ringの場合、throwよりはhatの項に、載っていたほうが、探しやすいのではないでしょうか。 実際、たいていの辞書では、成句は「中心となる語(たいてい名詞)」のところに掲載しています。『ジーニアス大英和』では、「名詞を含む成句は、原則として句の中で最初に出てくる名詞の見出し語のところで扱う。それ以外は、その成句の中でもっとも重要な語またはもっとも特徴的な語の見出し語のところで扱う」となっています(凡例X-6)。 (もちろん、言葉はいろいろありますから、意味の見当のつかない複合語や、簡単に分かる成句もありますが) >一緒くたに検索、閲覧できたら簡単なのに、と思うのに、 >どうしてそんなにわざわざ分かりにくく分けているのでしょう? これは、好みの問題が大きいと思いますが、私はむしろ分けてあるほうが使いやすいと感じます。 SEIKOの辞書では、キーワードを入力する場所じたい「英和」と「成句検索」は別(といってもすぐ隣ですが)に分かれていますが、もし両者がいっしょになっていると、自分が引きたいのは分離複合語なのに、妙な成句がじゃらじゃらと出てきたりすると使いにくそうです。 通常の引き方では、きまった複合語、きまった成句の意味を引くことが多いからでしょう。 もし、tableならtableという語を含む複合語と成句とを両方、全部を一覧にして見たければ、いったん「英和」のところにtableといれて(複合語まで表示される)、それから左下の「成句」キーを押せばこんどは成句表示画面になりますので、ボタン一つで出るのなら大した手間ではないと思います。 ただ、これはあくまでも私の使い勝手ですので、両方一度に全部見たいという引き方を頻繁にする人なら、また違ってくるでしょう。 >英語の一般論としての意味が何かあるのかと思いまして。 たぶん、それはないと思います。 前の方があれこれと辞書の解説を丸写ししていますが、だから何なの、という感じです。 まあ、長年の習慣として、辞書を作るほうも、引くほうも、両者は似ているけれどちょっと違いが感じられるので紙面の上では区別して扱っている、という感覚・意識があって、それを電子辞書でも反映しているということではないでしょうか。
お礼
ありがとうございました、今後とも、よろしくお願いします!
お礼
ありがとうございました、今後とも、よろしくお願いします!