認知症高齢者の自尊心が高い理由とは?

このQ&Aのポイント
  • 認知症をもつ高齢者の自尊心が高い理由について、短期記憶と長期記憶の関係が一因と考えられます。
  • 認知症高齢者は長期記憶が残りやすく、昔の自分の姿を覚えているため、自尊心が高まります。
  • これにより、認知症高齢者は自分らしく生きることができ、自尊感情が高まるとされています。
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認知症高齢者の自尊心

現在看護師2年目で、事例発表課題作成です。 今回、私は認知症をもつ患者の自尊心を尊重するためには、というテーマを設定しています。 そこでなのですが…文献には「認知症高齢者の自尊心が人一倍高い」と書かれています。 普通高齢者は、老いを意識すると自分らしく生きることができなくなるため自尊感情が低くなりやすいです。 しかし、認知症高齢者は自尊心が高くなります。この自尊心が高くなるという文になぜ?という疑問があります。文献には載っていません。 自分の考え的には、短期記憶にくらべ長期記憶の方が残っており、昔の自分の姿を覚えているから?と私は思うのですが、はっきりした理由がしりたいです。 わかる範囲でアドバイス頂けたら嬉しいです。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • itaitatk
  • ベストアンサー率38% (751/1976)
回答No.1

老人の場合できないということで自尊心は低下しますが、認知症の場合できないことを認知することができないため自尊心が高くなります。(できないことをできると思い込みがあるため自尊心は強くなります)

その他の回答 (1)

回答No.2

 高齢者介護に関わってきた臨床15年目の理学療法士です。科学的根拠がなくて申し訳ないですが、自身の経験や今まで得ている情報の範囲で回答させていただきます。  その文献の「認知症高齢者は自尊心が人一倍高い」という意味は、「自尊心が人一倍高い方は、認知症高齢者になりやすい」という意味ではないでしょうか。  今後臨床経験を積んでいくと、アルツハイマー病やピック病など、明らかに脳に病因がある認知症をのぞけば、自尊心の高い人ほど認知症状が出ているということを経験すると思います。認知症の研究者の中には「認知症は老いをめぐる関係障害」「老いをめぐるアイデンティティの危機」と表現している人がいます。老いていく自分との関係が崩れること・・・弱くなっていく自己を認められなくなることによってものすごい大きなストレスとなり自暴自棄となって問題行動などが起こる。それら積み重なったストレスはやがて脳の青班核や側坐核といった意欲の中枢にダメージを与え始めます。これらの核は脳全域に神経線維を投射していて、ホルモンを出して神経回路の修復や構築にきわめて重要な役割を果たしています。が、同時にストレスに弱い部分でもあり、これらの核が傷つくと認知症状が出現する・・・といった具合です。  質問文からはその文献に「高くなる=経時的に高くなっていく」という表現があったようなニュアンスを受けますがもしそうなら、元々自尊心の高い人が、弱っていく自己との関係性を保つための手段として、より自己を高く保とうとする防衛機制のような行動がより強くなっていくからかもしれません。  認知症になりやすい職業の3Kは「教師、国鉄、警察官」と言われますが、権威のある職業に就いていた方ほど自尊心が高い。この点で、あなたの言う「残っている長期記憶」説は合っていると思います。長期記憶に基づいて「昔の自分の姿」と比較してしまうために起こってしまうのも認知症と言えます。もし長期記憶がなければ、そもそも過去の自分と比較できませんからね。  一方、若い頃から自身の弱点やコンプレックスが多い方は、そんな自己とのつきあいを長く続けているため、老いていく自分も自己として受け入れる能力が高いため、認知症になりにくいと言われています。老いた自分に明らかに助けが必要な時、素直に人に助けを求めて「ありがとう」と言って生きていく人は認知症になりにくいと言われています。  したがって、脳の病気ではない(自尊心が高いことによって起こってしまう)認知症なら、医師による薬剤投与よりも、あなたのような看護師や介護職による人間学や心の技術の方が、認知症ケアに有効だと言えます。認知症は脳の病気だと思っていると、薬剤や脳トレーニングなどによる脳へのアプローチしかできなくなる危険性があります。けれど自尊心の問題によって起こっている認知症なら、家族を含めた介護介入者全ての方が認知症ケアに関われるかもしれません。

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