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日本海の石油資源に関する質問です

 最近注目されている日本海側のメタンハイドレート(日本の領海及び排他的経済水域に埋まっているもの)に加えて日本海にも原油が大量に眠っている可能性があるといわれているようです(調査・採掘に向けた計画も行われているらしい)。  けれども未だ「可能性がある」段階に過ぎず、仮に大量に眠っていているとしても技術的・採算的にとることが出来るか分からないのにどうして採掘に向けた計画を立てているのでしょうか? (但し、現在採掘が行われている新潟沖の原油は除く)

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  • cat-food
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回答No.2

メタンハイドレートと原油は違います。メタンハイドレートは、採掘すること自体、技術的に未完成ですが、原油の場合は採掘技術は既に確立していますので、それなりの埋蔵量があることが分かれば、すぐに採掘することができます。 油田として成立するかどうかは、(1)原油を蓄える地層があり、さらに(2)その地層に原油が実際に蓄えられていることが必要です。現在は(1)の原油を蓄える地層があることが分かった段階で、(2)の本当に原油があるかどうかの試掘段階に進んでいます。 「技術的・採算的にとることが出来るか分からないのにどうして採掘に向けた計画を立てているのでしょうか?」というご質問ですが、現在行っているのは試掘段階であり、採掘に向けた計画を立てているわけではありません。 試掘によって実際に原油があり、技術的・採算的に取れることが分かれば、採掘計画段階に進むことになります。逆に試掘によって、原油がないことが分かれば、残念ながら撤退することになり、いままで投じた資金は水の泡になります。 つまり、技術的・採算的に可能かどうか分からないから、試掘を行っているわけです。最初から採算が取れるかどうか分かっていれば、試掘を行う必要はありません。掘ってみなければ、分からないから掘っているのです。当たれば大もうけ、当たらなければ大赤字。無謀なように思えるかもしれませんが、石油採掘とはそういうリスクの大きな商売で、それをわかった上で、試掘を行っています。

その他の回答 (2)

  • aburakuni
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回答No.3

メタンハイデレート利用は第二の原子力的リスクがあるので除いて、石油(+ガス)の採掘について追記します。 まず、日本の乗っている大陸側プレートには油田がある可能性はありますが、利用して採算に乗るかは不明です。 実は10年前であったなら「不明」で無く「乗らない」と言う結論だったのですが、原油価格が上昇し採取技術が進歩したので「不明」まで来たと言う事です。 良く言われる「埋蔵量」は「確認可採埋蔵量」つまり現時点での技術と売価により経済的に合う事が条件であり、原油価格が$20/bから$40/bになった2003年にはカナダのオイルサンド1700億bが、$80/bを越えた2010年にはベネズエラのオリノコ原油1500億bが可採になり埋蔵量が増加しました。 また現在話題のシェールガスの採取に役立っている、水平掘削技術はGPS音響調査等の技術と一緒に海底油田採掘に向け開発され、現在は海面下3000mまでの海底油田が「可採」の可能性を持つ様になりました。 従って将来の原油価格と採掘技術の発展によっては、「不明」を調査して「不能」であったとしても、その後「可採」になる可能性を把握する事が出来ます。

  • jkpawapuro
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回答No.1

話がいくつもあるのですが、まずは近年のエネルギー価格上昇、そして特にガス価格については今が一番高いという読みが一つあります。 次に1996年発効の国連海洋条約に依る大陸棚の延長があります。 領海二続く大陸棚における、排他的経済的権利が認められ、各国自国近海の大陸棚の登録が行われました。 これは大陸棚の事前申請制でそのための調査が日本もおおむね終わり、日本が持つ海底に採算が合わないものの膨大な資源があることがわかってきました。だから採算が合わないであろうことは分かっていますが、これを採算が合う価格で掘れるように技術開発をしたいのです。 メタンハイドレードもレアメタルを含む海底泥も同じ技術で回収できる可能性があります。まずはもっとも採算性でクリアしやすい近海のメタンハイドレードでそこをクリアしたいのです。 三つ目に、ご存じの通り日本でガス需要が伸びていることがあります。 今後原発停止のままにしておくつもりはないでしょうが、新規建設は今後絶望的に遅れるでしょう。 どう考えても日本国内の発電用ガス需要は増えます。もし自国内でガス田と貯蔵施設をもてば、緊急的な需要増にある程度耐えることができます。カタールにここまで吹っかけられたのはそういった備えが無かったからとも言えます。 これに関連して、日本に南から北までパイプラインを引いて、新潟にガス貯蔵施設を作ることも試算に入っています。 あとはこれは考えすぎかもしれませんしまだ早いのかもしれませんが、貿易赤字転落があるのかもしれません。 円高・貿易黒字の時期は、国内の掘ればいずれ尽きる資源など貯金みたいなものです。 慌てて掘る必要ありません。資源など行き場の無い外貨で買えばいい。そうしないとますます円高が進行します。 これが貿易赤字となれば、徐々に円安にも振れるでしょうし相対的にエネルギー価格も高くなりますので、自国で掘削したほうがいいでしょう。

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