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石油の可採年数

空前の原油価格高騰で日本経済は逼迫していますが、石油の可採年数について少し引っかかることがあります。 Wikipediaによる定義では、「可採年数(R/P)とは、ある年度において埋蔵が確認されている石油のうち、その時点での技術で採掘可能な埋蔵量(R)を、その年度の実際の生産量(P)で割った値」と書かれているのですが、さらに読むと「ある油田は1バレルあたり採掘コストが30ドルかかるとする。このとき、もし原油価格が1バレルあたり10ドルならば、この油田は採算に合わないため『採掘可能な埋蔵量』には含まれない。」とあります。 Rはずっと物理的に実際ある量と思い込んでいたのですが、どうして生産性の低い油田はカウントされないのでしょうか?それでは現在のように原油価格が高騰すれば必然的にRの値も大きくなってしまうし、その変動もより大きくなってしまうのではないでしょうか? ご回答お待ちしています。

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  • aburakuni
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回答No.3

追記になりますが、そもそも「埋蔵量」と言う言葉は鉱物資源に使われますが、地球のコアまでを含めて考えたモノではない事は明らかで、可採というのが現実的数量になります。

evilla
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、実際地下にある石油量の大小に関わらずその時点での可能な採掘量が相当するということですね。そもそもこの疑問は、石油はあと何年で枯渇するのかを考えている際に浮かび上がってきたもので、私の中ではそのカウントしない石油量は全体のうちの微々たる割合のものでしかないととらえていました。この質問に関しては納得できました。 しかし、となると確かに石油の可採年数という概念存在の必要性がよくわからないです。私は石油資源の枯渇する期間の指標としてあるものとして思い込んでいたのですが、結局はその年の石油の需給関係を示したいんですかね?

その他の回答 (3)

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.4

可採年数は40年前にも「40年」でしたが、過去の原油価格は現在のような投機の対象になっておらず、比較的安定した価格にありました。 また2000年までは可採状態の新油田が次々に発見されたり、そこそこのコストで原油を押し出す技術も発展し、その結果バーレル9ドル台まで原油価格が下がっていたので、オイルサンドから原油を得るなど思いも寄らない状況でした。 可採埋蔵量は変数であっても、それ程「変化する」事が無かったのですが、現在のように暴騰(おそらく暴落)がある様だと、別の定義の埋蔵量が分子として必要かも知れませんね。

evilla
質問者

お礼

可採埋蔵量の妥当性はかつてよりも低迷してるといえるのですね。実際にあと何年で石油が枯渇するのかと色々考えていましたが一概にはわからない複雑な概念ということがわかりました。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.2

定義についてはおっしゃる通りで、可採埋蔵量は変化します。 例えば石炭について考えれば理解し易いと思いますが、ものすごく深くまで掘って行く事が出来れば膨大な埋蔵量が確認されており、可採埋蔵量の10倍を超えています。 原油について言えば、上から圧力をかけて行けばまだ出せると言う面もありますが、油田と異なる形状で存在するオイルサンドやオリノコ重油についても、コストが合うようになれば可採埋蔵量になります。 2004年の原油高騰は、カナダのオイルサンドを「可採」に変えたため、北米の可採寿命が9倍になりました。 尚、同じような言葉にオイルシェールがありますが、これは埋蔵状態では原油ではない為、可採埋蔵量に含まれる事はありません。

  • kirara77
  • ベストアンサー率25% (117/464)
回答No.1

初めまして。 うん?原油価格が上昇すれば今まで採算性が低かった油田も生産可能となるのではないですか? 油田が発見されたとしても汲み出せなければ、無いのと同じと言う意味でカウントから省いていると言うことでは。 この前にブラジル沖の大西洋で、大規模海底油田が試掘されましたが、数千メートルまで採掘できる技術ができて 発見されたもので、これが採算にのるかどうかは採算性に掛かっているとのことですよ。 良いか悪いかは別ですけど、アイスランドとかでも温暖化の影響で永久凍土が溶け出して、その下に眠っていた油田が 採掘可能となるかもとかって言ってました。 センシング技術と採掘技術が発展して行けば、まだまだ石化燃料の埋蔵量は増えるかも知れませんね。 何しろ地球は陸地より広大な海洋が有りますし、永久凍土に閉ざされた陸地も沢山ありますしね。 ただ、石化燃料の消費は地球温暖化と密接な関係がありますから、経済性の問題だけでは無いですからね。 それにいまの原油価格の高騰は、採掘量の問題よりも投機的なマネーゲームの結果ですから、 人間の欲によるものであり、自業自得の結果ってことでは無いですかね~。 全体的な流れとしては石化燃料の消費抑止、脱却が命題となっていますから、その内に石油価格の暴落で バブル崩壊となって泣く人が沢山でると思いますよ。それも自業自得ですが。。。

evilla
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。m(_ _)m では今までに石油の絶対量は十分なのに何らかの要因で閉鎖してしまった油田というものは存在しなかったのですか?いい例が思いつかなくて非現実的なのですが、もしまた原油価格が1バレル10ドルと今と比べて暴落すれば大量の石油を持て余してしまい、真の可採年数にはほど遠いものとなってしまうのではないのでしょうか?

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