- ベストアンサー
神戸市の『人と防災未来センター』で
被災者の復興の映像である体育館の避難所に普通に遺体を入れた棺がいくつかあるのを見て非常にショックでした。 あれは被災者にとって精神的にも衛生的にも大丈夫だったんでしょうか? そしてその映像を今でも流してるのに対して遺族の癇に障らないのでしょうか? 色んな意味で信じられません。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
あのような光景は、だれにとっても気持ちの良いものではありません。でも、現実に起こってしまったことなのです。「怖い」とか「悲惨すぎる」とかで、そこから目をそらすべきではありません。 被災者の方々の多くは、自分たちの悲惨な経験が風化して忘れ去られてしまうことを危惧しています。あの恐るべき事実を後世に伝え、同じような悲劇が繰り返されないように願う方が多いのです。現実をできるだけ見せることは、その願いにもかないます。しかし本当に起きたことは、それでも覆い隠されているのです。 あの棺に入る前が一体どうだったのか、想像してみてください。現場にいた人々は、それを目の当たりにしています。それも家族や友人の変わり果てた姿を。本当の悲惨さは写真や動画では伝わりませんし、あの展示にしても、一般公開はあれがある意味で限界でしょう。でもそれを見る我々は、想像力を最大限に発揮して、本当に起きたことを、その悲惨さを少しでも感じ取らなければならないと思います。 展示だけでなく、あのセンターでは被災体験を語る、ボランティアの「語り部」の話もお聞きになったと思います。みな、本当に真剣に、「あの時」を伝えようとされています。そんな気持ちのひとつの表現が、あのような映像なのではないでしょうか。 安置所の衛生状態については、もちろん完全とは言えなかったでしょう。でも、ご遺体を少しでも安らかに安置したいと皆が努力した結果が、あの状態です。被災直後は、あれがやっとだったのです。なお、ご遺体の棺にはドライアイスを入れて、なるべく良い状態を保てるようにしてありました。なお、東日本大震災の被災直後は、多くの安置所で棺もなく、布団やシートにくるまれた泥まみれのご遺体が、何百と並んでいました。 映像の使用については、少なくともあのセンターで公開しているものについては、映っている方々や関係者すべての許可を得ているはずです。もちろん、あんな映像を見るだけで恐怖や悲しみがフラッシュバックしてしまうので、見たくないという被災者も多いはずですが、それでも公開の許可はしているはずです。 あのような映像を公開しつづけることが、多くの被災者の方々の願いにかなうことだとすれば、少し見方も変わってくるのではないでしょうか。
その他の回答 (1)
- yuyuyunn
- ベストアンサー率41% (20359/48650)
こんばんは 忘れてはならないですから その映像をそのままにしているのではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。