• 締切済み

魚類(魚)の水分補給の方法は?

生物にとって 水の存在が 必須と 訊きます。処で 魚(海水魚)はどの様に 水分を吸収しているのですか?浸透膜のような仕組みを持っているのですか?クジラは魚ではありませんが水分補給の方法は如何なるものですか?海に棲むと言えばオットセイ他沢山いますが・・・?

みんなの回答

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

 漬物で濃い塩水に浸かっている野菜から水分が吸い出される事から解るように、水分を通す膜を介して濃い塩水と薄い塩水が隣り合っていますと、水分は濃度の低い方から濃度の高い方へと移動する傾向があります。  海水魚も淡水魚も、どちらも血液中の塩分の濃さは同じくらい(海水魚の方が僅かに高め)で、海水よりは濃度が低く、当然ながら淡水よりは濃度が高くなっています。  そのため、海水魚では粘膜の薄くなっている鰓や口の中などから、体内の水分が海水中に吸い出されます。  一方、淡水魚では、同様に鰓や口の中などから、体外の水が、体内へと染み込んで来ます。  そこで、淡水魚では、体内にどんどん入って来る水分を、体外に排出するために、塩分濃度の低い尿を大量に出します。  又、染み込んでくる水分によって、体内の水分が過剰になり易いため、水を口から飲む必要は無いのですから、めったに水を飲んだりはしません。  一方、海水魚の方は、淡水魚とは逆に、周囲の海水に水分を奪われて、体内の水分が不足し易くなりますので、口から海水を飲む事で、水分を取り入れます。  この時、海水中の塩分も一緒に飲み込んでいますから、そのままでは血液中の塩分が過剰になってしまいます。  ところが、魚の腎臓は性能が悪いため、尿中の塩分濃度を海水と比べてあまり濃くは出来ません。  海水と同程度の濃さの尿の場合、口から取り入れた海水中の塩分を排出するために必要となる水の量は、海水を口から飲み込んで体内に取り入れた水分と、同程度の量の水が必要になりますから、幾ら尿を排出した処で、血液中の塩分の濃度は低くなりません。  そのため、海水魚は海水と同じ程度の濃さの尿を少ししか排尿せず、排尿自体は、体内の水分や塩分の調整には大して役立ってはいません。  ですから、海水魚では、排尿によって塩分を排出する代わりに、鰓にある「塩類細胞」という細胞から、海水中に塩分を排出しています。  この塩類細胞は、細胞膜上に存在する、塩類(正しくは、塩類の元となっている陽イオンと陰イオン)のみを汲出すポンプの様な働きをする分子を使い、能動輸送と言って、エネルギーを消費して細胞膜を通して物質を移送する方法で、塩分を排出します。  この塩類細胞の働きで、口から飲み込んだ海水中の塩分は体外へと排出されるため、体内には、飲み込んだ海水中の水分が多く残る訳です。 【参考URL】  東海大学社会教育センター > 海のはくぶつかん(海洋科学博物館) > 研究業績 > 出版物 > 海のはくぶつかん[季刊] / バックナンバー一覧 > 2003年3月号 > 海の魚はなぜ塩からくならないの?   http://www.muse-tokai.jp/publish/umihaku/2003/v33n2p4.html  えら - Wikipedia > 2.4.1 魚類   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%82%89#.E9.AD.9A.E9.A1.9E  京都大学白浜水族館 > 学習コーナー > 水槽解説ファイル > 魚の秘密 > 海水魚と淡水魚   http://www.seto.kais.kyoto-u.ac.jp/aquarium/suisoukaisetsu-file/sakana.html#kaisui-tansui  東海大学出版会 TOKAI UNIVERSITY PRESS > Japanese > 今月のWebTOKAI > 海に生きる動物たち 第4回 魚は水を飲む   http://www.press.tokai.ac.jp/webtokai/uminiikiru4.pdf >海に棲むと言えばオットセイ他沢山いますが・・・?  哺乳類は魚や爬虫類、鳥類などよりも性能の良い腎臓を備えているため、海棲哺乳類の多くが海水よりも塩分濃度の高い尿を作り出す事が出来るので、必要とする水分の多くを、海水を飲む事で補う事が出来る様です。(海水以外にも餌に含まれている水分も、水分の補給源になります)  おそらくオットセイも、海水を飲んで、濃い尿を排出する事で、水分を補給しているものと思われます。 【参考URL】  東海大学出版会 TOKAI UNIVERSITY PRESS > Japanese > 今月のWebTOKAI > 海に生きる動物たち 第3回 水を飲まないクジラ   http://www.press.tokai.ac.jp/webtokai/uminiikiru3.pdf

  • ennalyt
  • ベストアンサー率29% (398/1331)
回答No.1

淡水魚と海水魚で仕組みがちょっと違うんですよね。 高校の生物という科目で習います。 浸透圧といって、塩分の濃さによって勝手に出たり入ったりします。 体内の水分の塩分の濃度が、 海水 > 魚 > 淡水 となっているので、 海水魚は、濃いおしっこを少量出します。 淡水魚は、薄いおしっこをたくさん出します。 そのメカニズムはこちらの方が詳しく書いてくれてます。 http://flatfisher.blog68.fc2.com/blog-entry-142.html

関連するQ&A

  • 水分補給について質問

    これから本格的に夏がやってきますね。 水分補給が大事になってきます。 ところで一口に水分補給と言っても、お茶・ウーロン茶・コーヒーなどは 体に吸収されないので適さないって聞きます。 で質問は2点あります。 1点目 それらの飲み物は100%全く体に吸収されないのでしょうか? それとも厳密にはごく微量は吸収されるとかなのでしょうか? 2点目。 例えばお茶等を飲んだあとに水を飲んだとして 何分くらい間隔を空ければ水分補給になるのでしょうか これらは単に知的好奇心の類で特に困ってるとかではありまえん。 日頃なんとなく抱いてる素朴な疑問です。 よろしくお願いします。

  • 水分補給と塩について

    水分補給と塩について 200mlくらいの水に、塩はどれくらい入れると良いですか?ひとつまみですかね? また水に塩を入れると体内への吸収が良くなりますか?

  • 寝ている間に失う水分を寝る前に補給できるもんなの?

    睡眠中は水分を失って朝起きたときは身体はカラカラになってるので、寝る前に一杯の水を飲んで水分補給をすると良いという意見があります。 ただ、対して一晩で人が失う水分は500~1000mlと言われています。 500mlだとしてそれを一回の水分補給で身体に吸収させることができるんでしょうか? 例えば寝る前に500mlの水を飲んだとしますが、それって全部吸収されるんでしょうか? 時間当たりに水分を吸収できる量って決まってるから、それ以上は尿として流れていってしまうと聞いたことがあるんですがどうなんでしょう? 夜中に尿意に襲われて起きてしまい睡眠の質が落ちるという本末転倒なことにならないのでしょうか? そういえば子供の頃、おねしょするから寝る前に水とかジュースとか飲むなと言われていました。 水だけだと確か吸収されにくいんで塩分も補給しないといけないのでは? 実際、睡眠時に失われる水分量を寝る前に補給して貯めておけるものなんですか?

  • 水棲の哺乳類の水分補給

    素朴な疑問なのですが、海で生活をしている哺乳類や海亀は、どうやって水分を補給しているのでしょうか? また、生活の場を陸上から海の中に移動して行った過程では、そのような体の仕組みに、どのようにして適合していったと思われるでしょうか?

  • 硬骨魚類の体液浸透圧の調節

    センター試験生物の選択者です。 「硬骨魚類の体液浸透圧の調節」の単元が何回やっても何回やっても忘れてしまい、もうイヤになってきます・・・。以下の事項のことです。 海水産硬骨魚 (1)腸から海水(水+塩類)を吸収し、水分を補給する。 (2)海水とともに入ってきた余分の塩類をえらから、能動輸送で体外に捨てる。 (3)腎臓で、体液と等張の尿を少量造り排出する。 淡水産硬骨魚 (1)腎臓で体液より低張の尿を多量につくり、余分な水分を排出する。 (2)外界の塩類をえらから能動輸送で体内に送り込む。 なるべく「深い理解をともなった暗記」をして定着をはかりたいのですが、なにぶん自習者のためそういうわけにもいきません。 それぞれの事項について、「なぜそうなるのか?」というのを解説していただけないでしょうか? たとえば、「等張」の尿を「少量」つくり・・・とか、「低張」の尿を「多量」つくり・・・・ ・・・もうまったく理屈がわからないので丸暗記に走るしかありません・・・(そしてすぐに忘れます…) 理屈がわかってるのは、 海水産硬骨魚は体外の浸透圧のほうが高く、 淡水産硬骨魚は体内の浸透圧のほうが高い、 といったことぐらいでしょうか・・・。 よろしくお願いします。

  • 水分補給後に血液に行き渡る水分の割合について

    水分補給後、水分は、排泄(汗や尿)で出て行き、別の器官(小腸、胃)などに吸収されますよね。血液中にも最終的に行き渡るわけですが、例えば250mlの水を飲んだあと最終的に血液中に取り込まれる量はどれくらいになるのでしょうか?人によって個人差があると思われるし、排泄(汗)に関しても気温の問題、その人が安静な状態であるか、運動をしている状態かなどからんでくると思いますが、およそどのくらい吸収されるでしょうか?わかる人いましたら、教えてください。お願いします。 このようなことに関して詳しく解説している教科書的な本などありましたらそちらも教えてください。こういうことは医学、栄養学などどの分野に属するのだろうか・・・・

  • 飲んだ水分って腸に行くまで吸収されない?

    水分は腸で吸収されるなんて聞きますが、飲んだ水とかって口やいなどの粘膜からは吸収されないんでしょうか? 熱中症になってから水を飲んでもすぐに回復しないと言われていますよね? あれは腸に届くまで血液の中の水分が補給されないから? 朝起きて水を飲んでも腸で吸収されるまで待たずに運動したりすると血がドロドロのままで血管切れますか?

  • 運動中の水分補給

    具体的には学童の野球チームの場合です。 これから夏のシーズンで気温がどんどん高くなりますが、子供たちの水分補給はどうしたらいいのかお尋ねします。 1.何を飲んだらいいの?何を飲んだらいけないの? ある程度調べましたところスポーツ飲料を2から3倍水で薄めるのが良いようですね。短時間の運動であれば水で十分のようですがある程度長時間になると水分以外にも補給すべきものがあるようですね。 逆にお茶などの利尿作用があるものはよくないとか。 この理解で正しいでしょうか? 2.温度はどれくらい? 実はこれが一番知りたいのです。 暑いんだからキンキンに冷たいほうがいい? いやいや体温調節のためのエネルギーを食うから却って疲れるので体温くらいがいい? 冷たい方が吸収が早いという意見もあるようですし、冷たすぎると却ってすぐにバテるという意見もあるようです。現在氷入りの麦茶を用意していますが、せっかく子供たちのためと思って氷まで用意しても逆効果ではまったく本末転倒です。 実際マラソン選手などはどれくらいの温度の飲料を飲んでいるのでしょう?(マラソンとなると特殊なのかもしれませんが) どうか知識のある方教えてください。

  • 水分の取り方

    この間体質改善の講演を聞いてきました。 そこで ・人間は1日2リットルくらい水分を摂らないといけない。 ・吸収しやすい順に 水→お茶(ほうじ茶)→ジュース ・ウーロン茶や緑茶などはカフェインが入ってるため、利尿作用がありよくない。 ・ジュースはほとんどが水分としてではなく、養分として吸収されるので水分補給には向いていない。 ・摂取温度は体温に近いものがよい これらはすべて本当ですか? また、一番吸収しやすいのはスポーツドリンクだと思っていたのですが、水の方がいいんですか? たくさん聞いて申し訳ないですが、ご存知の方がいましたら教えてください。

  • 魚類の呼吸

    魚類の生態に詳しい方に質問です。 海の魚はエラ呼吸をしています。 エラ呼吸は大まかに言えば、海の水がエラを通り、酸素だけを肺に取り込み、水を排出することで呼吸が出来る…と聞いております。 質問1 エラ呼吸というのは人間が呼吸をするのと同じように、無意識に肺かどこかの筋肉を動かして水を体内に吸引しているのですか? それとも、海や川には水の流れがあるため、吸引しなくてもエラの中に常に水は出入りする状態なのでしょうか?(そもそも魚は口の中、体内もすべて海水に浸っているの?) 質問2 海の魚は寝ている間も目は開けたままですが、寝ている間も泳いで動き続けているという話を聞きました。これは本当ですか? 能動的に動き続けているのではなく、海流に乗って移動している状態=動き続けている、ということでしょうか? イソギンチャクに身を隠すような魚は、イソギンチャクの中でほとんど動いていないイメージがありますし、砂に身を潜めるカレイなども動いていないイメージがあるのですが、魚の種類によって動き続けない魚もいるということでしょうか? 質問3 魚は動き続けているというのが前提の質問になります。 動き続けているのは、動き続けないとエラ呼吸ができないからではないか?と何も知らないなりに考えているのですが、例えば、海で泳いでいる魚の動きをどうにかして完全に止めたとします。そうすると、魚は死んでしまうのですか? 質問の仕方がへたで分かりにくいかと思いますが、教えてほしいです。よろしくお願いします。