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売上原価の計算

例えば、5月の売上原価を計算するとします。 4月末の在庫+5月の仕入-5月末の在庫=5月の売上原価、になりますよね? その計算で出した数字と、、、 5月の売上原価を、商品ごとに1つずつ調べた数字の合計が違う、ということになると、、、 どのような原因が考えられますか? ちなみに。 4月までは、最終仕入単価がその商品の在庫単価になっていましたが、 5月からは、移動平均法というのを採用しています。 そのことと、5月の売上原価が合わないことは関係ありますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.3

話を簡単にするために、1カ月は30日とします。 毎月、1日、11日、21日に商品を100個ずつ仕入れることにします。 4月1日に仕入れた商品は仕入れ単価が98円でした。 4月11日の仕入れ単価は99円でした。 4月21日の仕入れ単価は100円でした。 4月末に在庫が110個残っていました。 このとき、最終仕入れ単価を在庫の単価とする計算方法ですと、110個の在庫はすべて100円で仕入れたものと見做して計算することになります。 100円×110個=11,000円 となります。 しかし実際は10個を99円で仕入れています。ですから、1個ずつ計算すると在庫額は変わってきます。 100円×100個+99円×10個=10,990円 5月1日の仕入れ単価は101円でした。 5月11日の仕入れ単価は102円でした。 5月21日の仕入れ単価は103円でした。 5月末の在庫は50個でした。 在庫価格の計算は5月からは移動平均法に変えました。移動平均法の平均を取る間隔によって計算が異なってきますが、3回分の仕入れ価格の平均を取ることにしましょう。すると5月末の在庫の価格は、5月1日、11日、21日の仕入れ価格の平均単価を月末在庫の単価と見做すことになります。平均価格は102円ですから、5月末の在庫の単価は102円であると見做すことになります。 102円×50個=5,100円 しかし、実際には5月末の在庫は103円で仕入れたものですから、 103円×50個=5,150円 となります。 このような計算をしますから、個々の合計と平均とでは合わなくて当然ですよね。 ただし、同じ計算方法で長期間にわたって計算をすると、ある年は個別計算の方が税金が多くなり、ある年は平均の方が税金が多くなるので、その結果長期的には利益額も税額も同じになるのです。ですから、原価を個別に計算することが困難であるような業態の場合は、さまざまな計算方法が認められているのです。

sigoku123
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 具体的な数字で示して頂き、判り易かったです。 ありがとうございました。 もう一度、会社の実際の数字で考え直してみます。

その他の回答 (4)

  • hinode11
  • ベストアンサー率55% (2062/3741)
回答No.5

No.2です。追加回答です。 移動平均法による商品有高帳の事例をご覧ください。↓ 移動平均法 http://www25.tok2.com/home2/masatoru/boki/main28.html これによると、11月末の商品在庫10個の単価は40円と見なされ、在庫金額は400円です。 一方、最終仕入原価法ならば、11月末の商品在庫10個の単価を50円と見なす(※)ので、在庫金額は500円です。 ※11月の仕入は、20日の仕入が最終の仕入ですから、20日の仕入単価50円が月末の商品在庫の単価と見なされます。 50円×10=500円 つまり、 最終仕入原価法の場合、11月末の商品在庫金額は500円、 移動平均法の場合、11月末の商品在庫金額は400円となります。 両者の11月末の商品在庫金額が異なるのですから、両者の11月中の売上原価の金額も当然、異なるわけです。

  • boseroad
  • ベストアンサー率26% (149/558)
回答No.4

最終仕入単価を用いる方法(最終仕入原価法)は、最後の仕入単価をすべての在庫品の単価とみなすやり方やろ。移動平均法は、仕入れるたびに単価を計算し直して、その都度計算される単価をすべての在庫品の単価とみなすやり方や。 いずれも、いっこの単価をすべての在庫に適用させるやんか。「共通の単価」とか「共通単価」とか言うたんは、それを表したんよ。わかりづらくてすまんの。 ほいで、個別の単価と比べとるわけやね。ほいだら、最終仕入原価法にせよ移動平均法にせよ、すべての在庫に適用させると決めたいっこの単価と、個別の単価とは、ほとんどズレとるやろ。それも、ズレが大きかったり小さかったり、プラスやったりマイナスやったりで、一定していない。そら差額も出るものや。 なんでズレとるのかを説明したいんなら、まずは移動平均法のやり方を説明することから始めるとええ。その上で、個別の単価とのズレを、一覧表か何かで見せればええのと違うかな。ついでに、5月分を最終仕入原価法でやった場合の、個別の単価とのズレも見せると、比較対象が明確になってええやろ。もひとつ、移動平均法のメリットデメリットを説明すれば、十分なのと違うかな。 あ、個別の単価そのままで計算をしていく方法は、個別法と呼ばれるやり方や。個別法のメリットデメリットも説明できるよに準備しとくとええやろな。 あといちおで。個別法以外のやり方を「見なし」とかいう怪答あるけど、個別法以外も実際原価に相違ないと考えるのが会計理論。このサイトは、理論と異なる自説を展開する場ではないはずや。(苦笑)それから、長期的には一緒いう怪答もあるけど、長期的にもたいていは一致しないものや。簡単な設例を考えればすぐ分かる話。(苦笑)質問者さん、怪答者のいうことは信じたらあかんで。(苦笑)

sigoku123
質問者

お礼

再度の回答をありがとうございます。 ごめんなさい、私の表現が判りづらかったようです。 商品いっこずつの単価と言いましても、1こ1こを先入れ先だし方のようにとらえるわけではなく、あくまでも回答者様が言われている「共通単価」のことです。 最終仕入単価を、そのときの在庫全ての単価に計算する方法から、移動平均法になりました。 そのまま、最終仕入単価法を用いた場合と、移動平均法を用いた場合との差額の根拠を調べるように、との指示でした。 具体的な資料作りのことまで示して頂き、ありがとうございます。 考え直してみます。

  • hinode11
  • ベストアンサー率55% (2062/3741)
回答No.2

>例えば、5月の売上原価を計算するとします。 4月末の在庫+5月の仕入-5月末の在庫=5月の売上原価、になりますよね? その計算で出した数字と、5月の売上原価を、商品ごとに1つずつ調べた数字の合計が違う、ということになると、どのような原因が考えられますか? 企業会計では、原則として取り扱う棚卸商品の種類ごとに評価法を決めなくてはなりません。この場合は企業は複数の評価法を持つことになりますが、すべての種類の商品について単一の評価法を適用しても構いません。 棚卸資産の評価法には、個別法、先入先出法、総平均法、移動平均法、売価還元法、最終仕入原価法などがあります。そして、これらを二つにグループ分けします。 (1)個別法 (2)個別法の代替評価法(先入先出法、総平均法、移動平均法、売価還元法、最終仕入原価法など) 質問者も気付いておられるようですが、5月の売上原価の根本的な意義は、 5月の売上原価=5月中に売り上げた商品について、個々の商品の仕入れ原価を調べて、それらの全部の仕入れ原価を集計した価額 です。これを「売上原価の定義」と考えて良い。 棚卸資産の評価法のうち「(1)個別法」は、取扱い商品数の少ない企業、例えば美術商や骨董商などに適します。ここでは個々の商品の仕入れ原価を管理しますから、売上原価の集計も容易です。「定義」に従って忠実に売上原価を集計できるのです。個別法で集計される仕入れ原価が「実際の売上原価」です。 しかしながら、取扱い商品の種類も数も多い一般の企業の場合は、売り上げた商品について、個々の商品の仕入れ原価を調べて集計する方法は、実務としては非常に煩雑で困難です。個々の商品の仕入れ原価を管理するのはほとんど不可能です。つまり「実際の売上原価」を把握するのは難しいのです。 この「煩雑と困難」を救済するために考案されたのが「(2)個別法の代替評価法(先入先出法、総平均法、移動平均法、売価還元法、最終仕入原価法など)」です。ですから、代替法で計算される売上原価は「実際の売上原価」はなく「見なしの売上原価」ということができます。 ですから、個別法による「実際の売上原価」の数字と代替法による「見なしの売上原価」の数字とが異なるのは、当然なのです。 >ちなみに。 4月までは、最終仕入単価がその商品の在庫単価になっていましたが、 5月からは、移動平均法というのを採用しています。 そのことと、5月の売上原価が合わないことは関係ありますか? 大ありです。二重の原因があります。 (1)まず前記の理由で、代替法による「売上原価」と個別法による「売上原価」とは本質的に異なり、数字も合いません。 (2)最終仕入原価法から移動平均法へ変更すれば、変更自体が売上原価が合わない原因になります。

sigoku123
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 (1)個別法、(2)それ以外、と分けられるのですね。 細かく説明して頂き、ありがとうございました。 これをふまえて、もう一度、具体的な数字で考え直してみます。

  • boseroad
  • ベストアンサー率26% (149/558)
回答No.1

「商品ごとに1つずつ調べた数字」は、商品の数量だけの話かね?それとも、いっこずつの仕入価格の話かね? もしも後者なら、商品の紛失やら盗難やらがなくても、たいてい合わないものや。 最終仕入原価法にせよ移動平均法にせよ、いっこずつばらばらの単価をそのまま使うんでなく、共通の単価を決めてしまうやり方やんか。共通単価の計算結果と、いっこずつばらばらに見た合計額とは、そら合わないものやで。

sigoku123
質問者

補足

回答ありがとうございます。 回答への質問で、大変恐縮ですが、、、「共通単価」とは何ですか? 「商品ごとに1つずつ調べた数字」とは、それぞれの仕入単価のことです。 合わないもの、、、と納得してくれればいいのですが、、どうして合わないのか?調べろ。と言われているので困っています。。

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