従軍看護婦と日本赤十字社、文化遺産ってどう?
2011年10月1日に関西大学で行われた国際シンポジウム
「青春と戦争の惨禍 大阪日赤と救護看護婦」
(1)軍隊の軍医と、日赤病院看護婦との関係はどのような関係になっていた?
軍医に関しては、一例として以下のブログ参照
http://www.sponichi.co.jp/seibu/column/closeup/KFullNormal20070816128.html
軍医と日赤の関係ってどう。
(2)広東第一陸軍病院ですが、葉蒋梅が勤務されていた。この人は日赤勤務の後、広東第一陸軍病院に派遣されたか?
成績優秀なお金持ちのご家庭の方だそうですが、このような日赤エリート看護婦さんでも、軍医には命令されれば
服従となり、日赤の博愛精神は、発揮できそうには有りません。国から独立して、人道、公平、中立精神など発揮さできたのか?
そもそもどこの戦争でも、敵の介護が出来るほどの余裕が有り、プライドを持たれた看護婦さんはこれからも存在し得ないのでは?
「いかなる状況下でも人間の命、健康、尊厳を守る」と謳われている博愛精神は建前に過ぎないのでは?
因みに笹川慶子さんは、文化映画なるものが国と企業の排他的国家主義のプロパガンダだったと言われているのは良く分かります。
(3)松近昌子大阪赤十字看護専門学校副学長さんの公演でも、疑問に感じました。大阪日赤では、スエズ以東のモダン病棟は結構ですが、大阪日赤から野戦病院に派遣されたエリート看護師さんは居られたのか。
それらの方は、中国大陸横断を歩行して広東第一陸軍病院へ行かれたのか?女性としてそんなことは出来ません。
どんなものかわからない戦地へ初めて行って、若い力で?
(4)橋寺知子さんの御講演のモダン病棟は、ずら~っと多数の個室が設けられていますが、これは庶民の入院出来るものとは、どうしても考えられるとは思えません。屋上は日光浴?できる場所とか。軍部の上級階級の人に設けられた病棟では?
今でも個室は1万円/日と高額です。
(5)日赤は、いの一番に非常時に動員されるとお聞きしましたが、核テロ、東日本大震災など核物質の環境の下でも日赤は対応できるように訓練されておられるのでしょうか?現代社会での戦争形態は、巨艦巨砲主義は時代遅れとなってきており、核に対する看護体制が早急に確立せざるを得ない状況になってきている。
(6)アンリーデュナンのノーベル賞第1回受賞された人ですが、実際に活動したナイチンゲールの言葉は赤十字を否定している。
「ナイチンゲールは赤十字社活動には関わっておらず、むしろボランティアによる救護団体の常時組織の設立には真っ向から反対していた。これはマザー・テレサと同様、「構成員の自己犠牲のみに頼る援助活動は決して長続きしない」ということを見抜いていたためである。そして「構成員の奉仕の精神にも頼るが、経済的援助なしにはそれも無力である」という考え方があったからだといわれている。」
アンリーデュナンとナイチンゲールの意見の相違はなぜか。
(7)日本赤十字の生徒構成人数ですが、何10万?の日本軍に対して、毎年1500人や1000人レベルの卒業生であることに疑問があります。
少数エリート看護婦で、どうしてこれだけの人数を捌けるのか。プライドをもった日赤の看護婦さんって、どこで何をされていたか?
お礼
丁寧なご回答有難うございました。