ガソリン小売り価格について。

質問

ガソリンの小売り価格って、先物取引の相場に反応して変化するのでしょうか？相場が上がれば小売り価格はすぐあがるのに、相場が下がっても小売り価格はなかなか下がりません。何故でしょうか？気のせいなのでしょうか？詳しい方。教えてください。

回答No.1

noname#212174 · ベストアンサー

ガソリンの小売り価格は先物相場と（リアルタイムではありませんが）連動しています。

通常「ガソリン先物価格」といった場合は「東京工業品取引所」で取引されているガソリン先物のことで、「日本工業規格のK2202の2号の品質基準に適合するレギュラーガソリン（の現物）」が取引されています。
つまり、スタンドで売られているレギュラーガソリンと同じものです。

『取引要綱 【ガソリン】』
http://www.tocom.or.jp/jp/guide/youkou/gasoline/index.html
『石油市場の受渡制度について』
http://www.tocom.or.jp/jp/guide/seido/oil.html

「先物取引」ですから文字通り将来の価格を「予想して」取引されています。
また、以下のサイトにあるような要因が絡んできますので、取引参加者の様々な思惑が反映した価格になります。

『ガソリンのファンダメンタル・価格変動要因』
http://www.1shouhin.com/120k/post_59.html

さらに、「ガソリンスタンド」は通常の商品で言えば「スーパー、小売店」にあたりますので、仕入れ値（卸値・元売り価格）と売値が必ず連動するわけではありません。（スタンドの都合で変わるということです。）
そのあたりの事情は以下のサイトが詳しいです。

『ガソリン価格分析、どうやって決まるのか』
http://www.kakimi.co.jp/040000.htm
>>「良くも悪くも(価格競争の結果としての)「市況」で決まるようになったガソリン価格」
>>…ごくたまに読者の方から「下がる時はゆっくりなのに、上げる時は一気に上がる」とお叱りを頂きますが、販売している我々からは全く逆に見えます。…

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参考までに原油価格が比較的安定していた2009年6月～2011年3月のガソリン小売価格と先物価格の動きをグラフ化してみました。（添付画像）
※2009年06月を100として指数化しています。

○ガソリン小売価格のデータ

『石油情報センター＞一般小売価格』
http://oil-info.ieej.or.jp/price/price.html
給油所ガソリン（毎月10日調査）＞関東局の価格

○先物価格のデータ

東京工業品取引所の先物価格（期先・月末価格）

（参考）
『東京ガソリン先物つなぎ足』
http://www.fuji-ft.co.jp/chart/gasorin/main_m.htm

お礼

僕が考えていた以上に、色々な要因がからんでいたのですね。勉強になりました。気長に価格が下がるのを待ちます。

回答No.2

potatorooms

原油は、備蓄分があります。
安い時（値上がりすると分かっている時）は皆が買いますが、値下がりすると分かっているときはなかなか皆が買いません。
そのため、下がるのは上がるときよりも遅れます。また、値上がりの際は、供給不安があるケースが多いので、備蓄量を増やしたり、他の石油製品を抑えてガソリンの製造を増やしたりします。なので、高値のガソリンの方が多く備蓄されやすいです。

お礼

そうだったんですね。下げ渋りとかではなかったのですね。なかなか価格が下がらないことに納得できました。