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量子力学について
cocacola2010の回答
ちょっと気になったんですが摂動論の考え方では「状態が遷移する」のではなくて「電子が別の状態へ遷移する」んですね。微妙な違いかもしれませんが。 <<この安定でない状態とは具体的にどのような状態なのでしょうか? 例えばポテンシャルが平坦な場合に、山形の波動関数が存在していたとするとその波動関数は時間経過とともに山が崩れて広がっていってしまいますし、二つの山形ポテンシャルで囲まれた位置に波動関数が存在していた場合には、時間経過とともに波動関数は山形のポテンシャルの向こう側へ染み出して(トンネル効果で)逃げて行ってしまいます。つまり、電子を完全に束縛しておくようなポテンシャルが存在しなければ、波動関数は安定して存在しません(電子がどこかに逃げて行ってしまいます) ただこの答えは、摂動論とは趣旨のずれる物なので質問者さんの意図するものではなかったかもしれません。 摂動論に話を戻すと 例えば無限井戸型ポテンシャルなど、時間に依存しない(安定状態の)波動関数が持離散的なエネルギー準位を持っている場合に、例えばエネルギー準位1にある電子がエネルギー準位2へと外的要因なしで勝手に変化(遷移)するのかと言われるとそれはNOです。エネルギー保存則に反します。
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