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注意欠陥多動性障害(ADHD)の障害者数

注意欠陥多動性障害(ADHD)の障害者数を知りたいです。 厚生労働省のHPを中心に検索をかけてみたのですが、私の調べ方が悪かったのか、情報を見つけることができませんでした。 身体・知的・精神障害者数はすぐに見つかったのですが……。 発達障害数についての統計調査がない、ということはありませんよね? 情けない話ですが、注意欠陥多動性障害(ADHD)の障害者数が載っているサイトなどを教えていただけないでしょうか? お力をお貸しください。 どうか宜しくお願い致します。

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回答No.1

実は、成人も含めたまとまった発達障害児・者数のデータはないそうです。 全国的な統計調査が、公式(厚生労働省や文部科学省)には行なわれていないためです。 また、発達障害児・者単独の障害者手帳制度が存在しない、ということも影響しているでしょう。精神障害児・者や知的障害児・者の数の中に紛れ込んでしまっているのです(それならば手帳取得ができるので)。 ましてや、発達障害の種類別の人数などもなかなか把握されてはいません。 発達障害者支援法の趣旨がようやく浸透してきたばかり、ということもあるかもしれません。 ただ、日本自閉症協会(http://www.autism.or.jp/)は、2008年末現在で、発達障害児・者数が 120万人にのぼると推計しています。 また、2002年の文部科学省の調査によると、普通学級在籍児の 6.3 %に発達障害の疑いがあるそうです。 (http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/018/toushin/030301i.htm) 高校を卒業するまでの学齢児の数が、2008年末時点の人口統計で 約 1805万人。 その 6.3 %と仮定しても 120万人に近い数字が出てきますから、統計学的には妥当なデータだと言えるそうです。 そのほか、国立保健医療科学院(http://www.niph.go.jp/)に次のようなデータがあります。 もしかすると、質問者さんが探しておられるデータに、最も近いものになるかもしれません。 ADHDの実態と診療体制について http://www.niph.go.jp/kosyu/2005/200554020003.pdf また、ちょっとピントはずれかもしれませんが、厚生労働省にも以下のようなデータがあります。 軽度発達障害児の出現頻度 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken07/h7_02b.html いずれにしても、内閣府が毎年度まとめる障害者白書でも発達障害児・者数は言及されていないほどですから、正直、統計データを見つけるのはたいへんむずかしいと思いますよ。  

noname#155966
質問者

お礼

とても丁寧なご回答をありがとうございました。 まだ統計調査が行われていないんですね……探しても見つからないわけです。 確かに発達障害の厳密な調査は大変そうですが、数を把握しておくことは彼らのサポートをする上でも大切なことですよね。 たくさんのサイトを紹介していただけて、とても参考になりました。 ありがとうございました。

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