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日本の電気・電子産業の今後は?

KappNetsの回答

  • KappNets
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回答No.4

どういうところで日本が負けているかというと、例えば液晶TVが重要です。ソニー、シャープの課題は液晶です。これらの商品は数が出るので多量生産するとしこたま儲けられる特徴があり、大きな工場を建てたのに、生産の過当競争で値段が下がり、当てが外れたのです。昔10万円以上で売れたTVが3万円に値下がりしました。これでは儲かる筈がありません。 半導体メモリやハードディスクメモリも似た特徴があります。大容量化+小型化(高集積化)を主導すると儲けることが出来ますが、やはり大きな投資が必要な一方で値動きが激しいのです。最近は半導体メモリは韓国が主導しています。 マイクロソフト系のパソコンは肝心のところをマイクロソフトとインテルが握っていて、両者は儲けますが、日本のパソコン会社は単にパソコンという機械を組み立てているにすぎません。儲けが出ません。 携帯電話はガラパゴス化した日本は失敗し、国際市場をうまくつかんだ韓国に負けました。ただしいまでは米国アップルが市場を主導しています。 日本の大企業が手を握り合えば良いかというと日本のDRAMメーカは1社だけでしたが破産しました。生産技術と量産技術で儲ける分野は人件費の安い国へと主役が移っていきます。それに逆らうことはあまり得策ではないのです。 ただし、仮に液晶やメモリや携帯電話は韓国で作ってもその部品や製造装置は日本製であることが多く、韓国が儲けるほどに日本から韓国への輸出が増え、日韓の貿易収支は常に日本の輸出金額が大きい構造になっています。産業基盤が広い日本は韓国の成功の裏で儲けているのです。ここが韓国の泣き所です。 日立はリスクの高い製品からは一切撤退し黒字会社になりました。逃げ場がいろいろあったからではあるのですが、会社経営ではこういう考え方も必要です。NETや富士通は逃げ場を探している段階です。IBMは昔は世界1の計算機メーカでしたが、さっさと計算機やパソコンから撤退して今はソリューションビジネスで大きい収益を上げています。 日本の一つの大きな問題はマイクロソフト、インテル、アップルなどに負けている部分です。市場をリードする大きなところ(特に IT、通信の分野で)で日本は規制(あるいは各業界のしがらみ)ばかりで新しいものが出ません。NTT が電話回線を独占している間に、米国では通信回線を活用するパソコン、インターネット技術が発達しました。そのインターネット技術をさらに伸ばしたのがアップルです。どの規制を外したらよいかという判断が必要で、これは国の役割でもあると思います。なぜ電子書籍は米国では主流化しているのに日本では未だにほとんど進まないのか。なぜcloudという考え方が米国でのみ発達するのか。 企業経営の変わり身の早さ、それを許す規制緩和、これが重要ではないでしょうか。そういえば東電いじめみたいなのも産業の発展につながると良いのですが....

utilityahd
質問者

お礼

企業経営の変わり身の早さ、それを許す規制緩和が重要だというのは同感です。 某企業の社長が規制緩和を泣くように訴えるのを見たことがあります。

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