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肥料:未熟な有機物

未熟な有機物を用いるとガス障害等の問題があるとされています。 そうした問題が起こるということはわかったのですが、そうなる理由がいまいちはっきりしません。 そこで質問です。 未熟な有機物を用いることによる問題点と、そうなる理由を、各問題点ごとに教えていただきたいと思います。

  • 農学
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回答No.3

コピペばかりです。   ~~~~~ ガスの悪影響 ~~~~~~~ http://www.mate.pref.mie.lg.jp/kankyo/kisotishiki/dojyo16.htm アンモニアガス障害 アンモニアガス → 気孔から → さく状組織に侵入 → 組織は死滅   亜硝酸ガス障害 亜硝酸ガス → 葉の表面物質の還元 → 葉の緑・葉肉部の細胞の死滅   有機物の分解過程で発生するアンモニアが原因の場合 (その他の原因でもアンモニアは発生する) (1)アンモニアガス 有機質肥料や未熟な有機物を多量に施用した場合、有機物の分解によって生成したアンモニアが土壌中にたまりますが、そのようなときに温度が急激に上昇するとアンモニアがガス化し地上に噴出します。アンモニアガスは作物の気孔から体内に入って、細胞の酸素をうばうため、被害が急激で被害葉は黒ずんで萎凋します。(アンモニアガスは、アンモニア態窒素の有機態窒素が多く、 pHが中性~アルカリ性の土壌で発生する)   (2)亜硝酸ガス 土壌中では、有機物は分解してアンモニアにかわり、さらに亜硝酸菌、硝酸菌によって速やかに硝酸に変化します。一般には亜硝酸ガスは発生しませんが、有機物が極端に多い場合や土壌が酸性の場合には、亜硝酸を硝酸にする硝酸菌の作用がスムーズに行われないので亜硝酸が土壌中にたまります。この場合、硝酸がたまって土壌が酸性になったり、温度が上昇したりすると亜硝酸がガス化するため障害が発生します。(亜硝酸ガスは、窒素肥料や有機質肥料が多く、pHが5以下の酸化条件下で硝酸化成菌の活動が低下することによって発生する)   ~~~~~  未熟堆肥の悪影響  ~~~~~~~~~~ http://www.pref.miyagi.jp/ok-kaho/taihi3.htm (1)植物の「生育阻害物質」が含まれている  生育阻害物質とは,フェノールカルボン酸やVFAなどのことで,作物の生育に阻害的な影響を及ぼす物質です。  これらは,排泄直後の新鮮な家畜ふんの中にはそれほど含まれていませんが切り返しを行わず家畜ふんをそのまま放置している間に多量に生産され1週間後にそのピークを迎えます。 また,未熟なオガクズ入り畜ふん(鶏・豚・牛)などでは,1ヵ月~2ヵ月するとオガクズの分解がはじまり,タンニン酸やフェノール酸などの生育阻害物質を出し,野菜に生育障害を与えます。 (2)「臭い・汚い・使いにくい」 散布時や耕耘時の作業性 (3)「まずい作物」しか出来ない 病虫害が増加したり,硝酸態窒素の量が増加,また貯蔵中の腐敗が多くなります。そして,野菜や米の食味が低下してしまいます。 (4)植物の「窒素飢餓」を引き起こす C/N 未熟堆肥を施用すると発酵が不完全なため,畑で施用後,土中で微生物によって急激に分解がはじまり,土の中のN分(窒素養分)を奪い,野菜の葉が黄色になったり生育がストップし,N飢餓があらわれます。 (5)植物の「酸素欠乏」を引き起こす  水田で施用後,水が引かれるのをきっかけに腐敗がはじまり,土中の酸素をうばい,多量の二酸化炭素をだし,根腐などの障害を引き起こします。 (6)「病原菌」「無機有害ガス」が大暴れする 未熟堆肥に含まれるフザリウム菌やリゾクトニア,ピシウム菌など植物病原菌が猛威をふるい呼吸障害が起こる。アンモニアガスや亜硝酸ガスの発生を引き起こし,アッという間に植物は枯死します。 (7)「雑草種子」をまき散らす 家畜の糞に混入していた雑草種子が畑や水田に入り込み,雑草で荒れてしまいます。もし,見たこともない雑草が生えていたら,それは輸入飼料に混ざってきた外来雑草です。  ~~~~~  無機ガスの発生  ~~~~~~~~~~~~~ http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/tuti233.pdf 塩類集積などによって土壌がアルカリ性や強酸性に偏ると、土壌からアンモニアや亜硝酸ガスが発生する。施設栽培は露地栽培と異なり空間が狭いので、このようなガスによって障害を受けることもある。主な作物のガス障害に対する耐性は表86のとおりである。  アンモニアガスによる障害は、土壌消毒をおこなった土壌でおこりやすい。土壌消毒をおこなった土壌では、アンモニアを硝酸に変化させる硝化菌が少なくなっているため、土壌中にアンモニアが蓄積しやすい。さらに、土壌のpHがアルカリ性になるとアンモニアがガス化し、植物に害を与える。アンモニアガスの害がみられる施設では、窒素の形態が有機態やアンモニア態の肥料を施用しないようにし、換気を十分におこなう等の対策をとる。  亜硝酸ガスによる障害は、肥料を多くやりすぎたため、土壌中に硝酸態窒素が多量に蓄積し、pHが低い土壌でおこりやすい。このような土壌では、亜硝酸を硝酸に変化させる菌の働きが弱くなっていることから、土壌中に亜硝酸が蓄積してガス化し植物に害を与えるようになる。亜硝酸ガスの害がみられる施設では、換気を十分おこない、施肥窒素量の改善や土壌のpHを適正にするなどの対策をとる。 [アンモニアガス害の診断] (1)葉が黒ずんで、日中急にしおれたりする。 (2)土壌のpH が7以上のアルカリ性に偏っている。 (3)ハウス内に付着した水滴のpH が7以上になっている。 [亜硝酸ガス害の診断] (1)中位葉の葉縁や葉脈内が黄白化する。 (2)土壌のpH が5以下の強酸性に偏っている。 (3)ハウス内に付着した水滴のpH が6以下になっている。

  • bhoji
  • ベストアンサー率53% (1514/2852)
回答No.2

どこから書きましょうか。 まず、腐敗と発酵は表裏一体で、人にとって良いものが発酵で例えば醸造酒などは アルコール臭などがしますが、カビや雑菌が入ると酸味があったり、最悪な場合は 食中毒をおこしたり、有毒な成分を含む事さえあります。 堆肥は沢山の有機物を積み上げて、適度な水分を保つことや、空気を遮断することで カビや様々な菌類が継続的に増殖する環境になります。 それにより発酵熱が出ますが、熱が逃げにくい状態(有機物自身が多量にあるので断熱される) なのでさらに高温化が加速されて、組織や成分が分解されやすくなります。 この高温期はある程度続きますが、深い場所では酸素が供給されないので、 増殖ができにくくなり温度が下がりはじめます。 そこで堆積した山を崩して、積み直しを行います。 これで再び菌類の増殖がおこり、内部は高温となります。 これを3-4回繰り返すことで温度の上昇も無くなります・・・堆肥のできあがり。 温度が上がらなくなるのは、菌が増殖に使う餌が少なくなるからです。 有機物に含まれる澱粉や糖類、タンパク質や脂肪分など様々な成分・・ 基本となるのがN(窒素分)で、これが少ないと菌類の増殖はスローです。 Nは肥料の主要な成分でもありますが、腐敗などでアンモニアとして出てきます。 これが根に悪影響を起こします。 化学肥料でも一定期間なじんでいないと起こります。 また菌が増殖することは、植物に有害である菌類(フザリウムやピシウム(フハイカビ))などが 一時的に多く含まれる可能性があります。 堆肥が良いのは一時的には植物に有害な菌やカビがあったとしても、それらを餌とする菌や 有用な菌類が増えて均衡がとれている状態になっているからです。 参考URLウィキペディアから 腐敗:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%90%E6%95%97 堆肥:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%86%E8%82%A5 フザリウム:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0 フハイカビ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%93 堆肥の中のC/N比は堆肥を作る時の指標となります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/C/N%E6%AF%94 個人的にバーク(木の皮)堆肥はお勧めしません。

hi8805
質問者

お礼

ご回答をありがとうございました。 窒素がアンモニアとして発生する理由を教えていただけたらと思います。

  • simotani
  • ベストアンサー率37% (1893/5079)
回答No.1

未熟な有機物を肥料に使うと当然に土の中で発酵します。発酵の際に発酵熱で土の温度が上昇して肥料の対象である植物が枯れる危険性があります。 一方で発酵熱により土の中に居る病原体が死滅する事は期待出来る為に野菜や花を植える前に敢えて利用する事も可能とは言えます。 公園の樹木に伐採街路樹のチップを散布する理由は、土に直射日光を当てない事で雑草の繁殖を抑え、発酵により土中の有害生物を死滅させ、発酵後は肥料となる事を期待するものです。

hi8805
質問者

お礼

ご回答をありがとうございました。

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