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国会の選挙制度

いま、衆議院の選挙制度で小選挙区部分の1票の格差が違憲状態となりました。各党協議していますが、民自の0増5減で現行制度の手直しか(民主は加えて比例定数の80減)、いや比例部分を連用制にするべき(公明)、中選挙区制に戻すべき(共産)など、いろいろ案がありますが、皆さんはどの制度が良いと思われますか。 また、参議院も選挙制度改革が望まれており、ブロック制などの案も出ていますが、やはりどのような制度がいいか(国民の直選制がいいか、職能代表がいいか、ぶっちゃけ参議院はいらないでもかまいません)、お聞かせいただきたいと思います。 私はそれなりに案を持っていますが、今回は皆さんがどういうご意見をお持ちなのか、率直にお聞きしたいのです。私のまだ知らない制度もあるかもしれません。 お暇なときでいいので、よろしくお願いします。

みんなの回答

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1504/3660)
回答No.4

有権者の一票の価値の平等を根本的に実現するには、大きく分けて次の2つの方法しかないと考えます。 一つは、昔の参議院の全国区のように全国をひとつの選挙区にするか、大きなブロックに分けてごく少数のブロック選挙区ごとに議員を選ぶ方法です。この方法で昔の参議院全国区のように個人を選ぶとすれば数十人、数百人の中から選ぶ有権者も相当大変ですし、広い地域を行脚する候補者の負担も大きく(昔は参議院「残酷区」とも言われた)、比例代表で政党を選ぶとすれば個別の議員を選ぶ選挙と言うより政党支持率の世論調査のようなものになってしまう難点があると思います。議員の地域の代表という性格も薄れるでしょう。 もう一つは(有権者の)「一票の価値の格差」が生じるのは、(選ばれた議員の)「一票の価値の平等」を前提にしているからだと考え、ここに手をつけるものです。この発想は以前新聞で研究者の提言として読んだ記憶があります。具体的には、全国の有権者の総数を議員の総数で割った平均有権者数を基準として、選挙区の有権者数が平均を上回る選挙区から選出された議員はその倍率に応じて議会での票の価値を大きく、逆に選挙区の有権者数が平均を下回る選挙区から選ばれた議員の議会での票の価値は小さくします。全国平均の2倍の有権者がいる選挙区から選ばれたA議員は一人で2票持ち、平均の半分の有権者しかいない選挙区選出のB議員は0.5票持つことになります。現在の按分票の扱いと同じく小数点以下3桁までの精度(1.342票、0.784票など)とします。議員の人数と票数が一致しませんので、採決のカウントは面倒になりますが、コンピューターを使った電子投票システムにすれば問題はないでしょう。 この方法には、選ばれる議員(特に有権者数が少ない選挙区選出の議員)側から猛烈な反発が予想されますが、仮にこの方法が採用されたとしますと、1票未満しか持てない議員は自分の選挙区を拡大して有権者数を増やしたいと努めるでしょうから、結果として選挙区の見直し(定数是正)が進むことも予想されます。 この方法は、これまで有権者側がかぶっていた不平等・格差を、発想を逆転して議員側に負担してもらうことによって、現行の選挙の方法や選挙区割には一切手を加えなくても、結果として有権者の一票の価値の平等を一気に実現できる考え方なので、検討する価値は大いにあると考えますがいかがでしょうか。

noname#155847
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 議員1人の票の格差についての言及、おおいに参考になります。たしかに仰るように採決などは混乱を生じる可能性はありそうですが、興味深いご提案です。しかし、議員の反発は避けられないでしょうね、現実に決めるのは議員ですので。 私はふと思うのですが、選挙区の区割りは人口か、有権者かどちらがいいかという点です。これは些細なことですが、重要だと思えるのです。また、比例代表を採用した際、投票した有権者数によって定数を決めるのもありかなと、思っています。投票率の高い選挙区が優遇されるというものです。これだと、人口の格差による価値の平等を唱えても、選挙に行かないから不利になるので、投票率の上昇も見込めると考えるからです。 貴重なお時間を割いて頂き、感謝申し上げます。

回答No.3

 1票での格差で問題が生ずるなら、有権者一人当たり2票(?)にするという手も ないでしょうか? なによりも改革経費が安く付くような...。第1票目は1カウント、2表目は0.5カウントとして集計するなどの選択肢もある。実質として人びとの人権・権利も2倍になるような気がしないでもありませんが...。

noname#155847
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。なるほど、格差を逆手に取るという発想は興味深いです。今の選挙区は参議院はともかく、衆議院は隣の市と一緒になるなど、行政区域をまたいでいる場合が多く、選挙区の住民の繋がりがないので、単に議員を選ぶ「単位」にすぎません。この案は制度設計が難しい反面、選挙結果がどうなるか、面白い制度になりそうです。

回答No.2

>いま、衆議院の選挙制度で小選挙区部分の1票の格差が違憲状態となりました。各党協議していますが、民自の0増5減で現行制度の手直しか(民主は加えて比例定数の80減)、いや比例部分を連用制にするべき(公明)、中選挙区制に戻すべき(共産)など、いろいろ案がありますが、皆さんはどの制度が良いと思われますか。 投票価値較差(一票の格差)が絶対に生じないものが望ましいので、 ・「大選挙区制選挙」・制限連記方式(10人以内) ・「全国区比例代表選挙」・単純拘束名簿のドンド式 定数は、国勢調査時の総人口(日本国民だけではない)の25万分の1とする。(端数切り上げ) 比例代表・選挙区選挙の定員割は等倍。端数は選挙区選挙に 1.3億人の人口なら 520議席 なお、選挙制度については、国会議員が勝手に自由に変更できる(立法裁量のある)現憲法の方式ではなく、 (43条)改正によって選挙制度の大枠は憲法で規定(国民投票で決)するのが望ましいだろう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >また、参議院も選挙制度改革が望まれており、ブロック制などの案も出ていますが、やはりどのような制度がいいか(国民の直選制がいいか、職能代表がいいか、ぶっちゃけ参議院はいらないでもかまいません)、お聞かせいただきたいと思います。 まず参議院の存否を国民投票に付託する。 その際、是であれば「選挙制度・定数」に関する設問を儲け投票させる 国民投票の結果を受けて参議院の改廃・及び選挙制度・定員を決定する なお、国民投票時において「投票案」を参議院選挙(区画)審議会および参議院の特別委員会なり先だってで発議させ、その発議をベースにして国民投票の参議院選挙制度の選択肢を設定する 独自の参議院構成の試案は、以下の通り 大選挙区選挙 全国区比例代表 定員は参議院の性格付けを先んじて思慮するものとして、定員は付随的に思慮するものとする (1):日本国人口50万人に1人の定員(大枠は衆議院案と同じ) (2):様々な議員選抜群から任意で(定員は可変的である) A群:都道府県から各自2~3人・政令指定都市・特別行政区から各自1人 を独自裁量で選出 B群:審議内容に適した有識者を議長・国対より随時10人選出 C群:裁判員候補者名簿から任意で数名(人数は可変的) D群:三権より各自20~30人選出(選出方法は任意) E群:終身議員(B群から兼業を認めず終身議員身分を約す人を国民投票で決定する) A+B+C が一番好みであるが バリエーションは様々あっていいだろう。これらを任意に国民投票で付託させ選択するのが望ましいように思う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なお、併せて公職選挙法の大幅な改正が必要であろう ほんの一例だけだが(以下提示する条文は、公職選挙法である) 92条  供託金の廃止、もしくは、大幅減額  供託金は、被選挙権の自由を著しく制約する違憲性の高い制度である 129条 選挙期間規制の撤廃  恒常的に選挙期間として政治家・政治を志す立候補者に緊張感をもたせるために 130~135条 選挙事務所制限の較差是正  政党届出候補と非政党届出候補の較差(仔細は、投票価値較差訴訟を参照)是正 137条 未成年の選挙運動の部分解禁  15歳以上の子女の選挙運動を自由化する。15歳以下に関しては禁止 138条 戸別訪問の解禁 140~141条 乗り物を利用した選挙運動の禁止  拡声器と乗り物で練り歩く選挙運動は全面禁止。政治討論・勉強会などの形式を重視する 142~152条   投票価値較差訴訟で原告が指摘した選挙運動の較差に関しての較差是正が必要 ・・・・・・・・・・・・ <付言> 選挙費用を一律化して、政治討論会などの立候補者同士の比較が可能な選挙公報手段の拡充および機会公平性を重視した選挙運動体系にする ・ネット献金の解禁 ・ネット利用の選挙運動の大幅な解禁 など これらの抜本的公職選挙法の「選挙運動の自由」に関しても個別に、国民投票に付託するのが望ましいだろう。 なお、永住外国人の地方選挙権問題なども国民投票に付託するのが望ましい これらの国民投票の付託は法的拘束性を持たせる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <おまけ> 極めて独自の試案だが 投票要件年齢を満たない未成年者の選挙(投票)権をその保護者が代行しえる制度は、斬新だが、高齢化社会の適応しつつ、全国民の政治権利を担保する意味で思慮の価値はあろう。 例としては、(成年の夫と妻・(未成年の)子女 の三人家族の場合は、子女の投票権を夫婦で等分することになる。子女が2人なら、夫・妻とも実質的に二票になる 字数制限を想起して自重する 以上

noname#155847
質問者

お礼

広範囲にわたって、いろいろの私案をお持ちのようで、大変参考になりました。戸別訪問の解禁は私も賛成なのですが、逆に買収の危惧もありますので、難しい面もあると考えています。 ご回答ありがとうございました。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.1

1,衆議院 (1)定数を百にする。5百では多すぎる。 (2)全国一区で、完全比例代表制にする。  そうすれば、一票の格差問題は発生  しないし、汚職も減るし、民意を忠実に  反映できる。 2,参議院 最高裁が言うように、地方代表にする。 (1)都道府県ごとに、定員は一つだけにする。 (2)従って、定員は50名で足りる。 つまり、日本全体の立場から判断する衆議院と 地方の利益を考える参議院というように 分ける。

noname#155847
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。かなり私の考えと近いものです。ただ、問題なのは無所属議員の扱いです。

noname#155847
質問者

補足

衆議院においては、拘束名簿または非拘束名簿のどちらがいいとお考えでしょうか? また参議院は、国民直選がいいでしょうか、都道府県知事の指名または、その議会の選挙がいいのでしょうか?

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