○○主義を変えるとしたらいい案ありますか？

質問

今は資本主義と社会主義があります。
社会主義は既に死に体ですが、資本主義もそろそろ寿命かと思います。
そこで、俺が考える新しい主義です。

金持ちは金持ちと団結してお金を集めるのが資本主義です。

資本社会主義
売り上げ金、もしくは社員数上位企業と下位企業で１：１で、社員数に応じて利益を割り勘することを義務にします。

例えば、ソニー・富士通・東芝が無名企業３社と協定を結び、それ以外の企業と交流を持ちたいときは同数の無名企業を入れなければだめになります。
そして、それで出た儲けは協定の中で割り勘になります。
例えば、製造会社は販売会社や卸売り会社と協定を結び、より売り上げが上がるような努力をする事になります。
下位企業は上位企業のアドバイスを受けますが、合併するわけにも行かず、儲けを減らさないためにノウハウも共有する事になります。
上位企業も言いなりにするわけにもいかないのでアドバイス程度で辞める必要がありますが、切り捨てたところで他の下位企業に乗り換えるぐらいならばと言うジレンマがあります。
もしある特定の２社が伸びたとしても、下位だった企業が上位に入ってしまうため、他の下位企業と協定を結び引き上げる事になるか、割り切って分割し、それぞれが下位企業と協定を結ぶ事になります。

問題点や、新しい○○主義を教えてください。

回答No.1

aokisika · ベストアンサー

＞金持ちは金持ちと団結してお金を集めるのが資本主義です。

これは根本的に間違いです。資本主義社会では、お金のない弱小企業同士が集まってお金を集めて大企業に対抗したりもしています。

資本主義と共産主義（および社会主義）の違いは、生産要素である工場や工場を建てるための土地などを私的に所有することを認めるか認めないかです。工場などを個人や企業が所有できるのが資本主義で、所有できない、ということはすべての企業が国営企業となるのが共産主義です。資本主義から共産主義へ移行する途中段階の形態が社会主義であるとされています。

質問者さんが提案したのは、工場を企業とその株主である一般国民が所有しているので、資本主義です。

＞もしある特定の２社が伸びたとしても、下位だった企業が上位に入ってしまうため、

一方を小さな会社のままにしておく。たとえば、世界規模の自動車メーカーと、そのメーカーが作るある車種のシガレットプラグの取っ手（単価１００円）のみを年間１０万個作る、売上１０００万円、従業員１名の企業とが手を組む。たとえば生産台数が１００万台に増えても、１０万個のみを小企業に作らせ、残りの９０万個を自社で作ることにする。そうすればこの大企業はいくらでも大きくなることができる。

＞例えば、製造会社は販売会社や卸売り会社と協定を結び、より売り上げが上がるような努力をする事になります。

この様な動きは既に存在します。大企業が競合他社よりたくさん売れるような優れた製品を作るためには、競合企業より優れた部品を手に入れる必要があります。さらにその優位性を長く保つためには、競合他社が優れた部品を手に入れることができないような手段を講じる必要があります。そのための効果的な方法は、部品メーカーや原材料メーカーと手を組み、優れた部品を作るノウハウを独占して外に出さないようにすることです。また、消費者のニーズに関する情報を入手してニーズに合った製品を作るようにします。そのために、部品メーカーから製品メーカー、卸売、小売店までが一体になって、全体として利益を増加させようという試みがあります。

このような製造の川上から小売店までの製品の流れをサプライチェーンと呼びます。現在はサプライチェーンとサプライチェーンの競争が起きています。そして、大きなサプライチェ－ンは利益を独占しようとしています。

つまり、多くのお金を集める大企業と、お金のない弱小中小企業という構図と同じように、多くのお金を集める大きなサプライチェーンとお金のない弱小サプライチェーンという構図ができています。

「新しい主義」と言っても、工場の所有を認めるか認めないかの２つしかないので、それ以外の「主義」は存在しようがありません。
全てを国営にする方法は失敗しましたから、工場の私的所有を認める資本主義の変形として考える以外にはありません。

富の集中を防ぐため、独占禁止法によって、一定規模以上の大企業同士が手を組むことを禁止しています。また、大企業がその影響力で下請けの弱小企業を搾取しないように下請法により弱小企業を保護したりしています。また、国が行う事業の一部について、優先的に中小企業に発注することで中小企業の売り上げを増やしたりもしています。
この様な試みによって資本主義の長所を保ちつつ、短所を補おうとする試みがいろいろと行なわれています。

しかし、今までのところ、「これなら良い」という方法はまだ見つかっていません。また、そのような方法が見つかったとしても、数十年後に社会が変化したら、その方法はうまくゆかなくなるかもしれません。そしたらまた別の方法を探さなければなりません。永遠に試行錯誤を繰り返すのでしょうね。

回答No.2

st_augustinus

それは、まさに計画経済を推し進めていた初期の共産主義です。
民主主義、独裁主義はどこに行った？
主義と言っても、政治の主義であるか、経済の成り立ちとしての主義であるのかの違いがありますが、基本的には、時代の状況によって主義は変わるものです。
変わらないのは、上位層はいつもかわらず世界を支配すること。
そして、言い方は代わろうとも、支配層、被支配層の構図は、ほとんど代わりがないこと。
そういう意味では世界の実体は階層主義ですね。