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国産の紅茶やウーロン茶はなぜ少ないのか

国産の緑茶は普通に目にします。 でもなぜかウーロン茶や紅茶となると少ないです。 なぜ国産は少ないのでしょうか。 玉露とかは手間かかるようですが、国産普通です。 紅茶も完全発酵とのことですが、調べてみると何時間かかかるもので、何ヶ月もかかるほど手間がかかるわけではないようですが。熟成過程も技術で短縮可能ですし。 国産の紅茶やウーロン茶はなぜ少ないのか教えてください。 手間隙かかる分相応に高く売れないってことですか。 よろしくお願いします。

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回答No.2

静岡のお茶専門問屋様向けの問屋をやっております。 さて、紅茶ですが単純に言って、お買い求めのお客様が少なすぎるということです。 昔戦前戦後などは海外に向けて紅茶がかなり売れたときは作っていました。 ですが、現在では海外向けがほとんどなく、そのため国内消費という事になりますが、消費量が少なすぎて現実的でないのが今の実情です。 質問者様が手間がそれほど掛からないということですが、それは作った事がないかたではなかなか理解できないかなあということです。 基本、お茶を紅茶にするには、原料に関してはその通りです。 お茶の葉を醗酵(実は酸化酵素による酸化です。それは最初の紹介時に醗酵となってそのまま醗酵茶になってます。黒茶、阿波番茶などの後醗酵茶などは、乳酸菌などの菌による醗酵茶です。)させたものを揉んで、乾燥してお茶にします。 ですが、現在は製茶機械が発達して、1日に個人の農家さんが製造しても150kgほどは出来てしまいます。 たとえば小売店さんが紅茶を売るとして、緑茶ほどの消費があるでしょうか。無理です。今現在では。 それに機械製造でやる場合はその初期投資が莫大過ぎて、とてもとても。 例えば醗酵棚、当然、蒸し機などはともかく、それ以外の機械は普通のお茶と違い釜炒りの機械を導入しなくてはいけません。 さらには酸化したお茶の葉は香りがかなりきついので、出来れば機械は蒸し機、乾燥機などは本当は緑茶とまったく別に、さらに本当は工場を別に作らないと普通のお茶を作ると匂いが移ります。 もちろん掃除をすれば同じ機械で製造出来ますが、そのためには機械を分解して掃除するぐらいしなければ匂いはついてしまいます。 紅茶のそういう香りは緑茶ではマイナスの評価になってしまいます。 ざっくり、すべての機械を0から準備するとざっくり1000万以上になるかもしれません。 もちろん工場も準備ということは、かなり・・・ですよね。 逆に手揉み製造で、1日に何kgというぐらいでしたら出来ますが、その形で醗酵を抜かして8時間程度かかってしまいます。 それを普通のお茶を機械で製造しながら、手での製造はとても無理です。 現在助成金などを受けて製造している方は結構いますが、酸化の度合いなども最初から成功のものができるわけもありません。 結果、リスクを考えるとなかなか出来ないのが現状としかいえない部分があります。 もちろんなかには成功している方もいますし、頑張ってやっている方もおりますのでお間違えなきように。 ただ例えば小さい機械でも1回100kg以上、当たりはずれがあるものを年1回限りとか、緑茶を製造した後の育ちすぎた葉で作ってみた程度ではなかなかいいものが出来るわけではないのです。 つまり手間よりもですが、資金リスク、製造リスクが高いわりに、買いたいという方が少ないということですかね。

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noname#159989
noname#159989
回答No.1

日本でも明治から昭和にかけて紅茶の栽培が盛んに行われた事があります。 それは主に絹などと並ぶ輸出用の産業でした。 しかしセイロンやインドなど、低価格な紅茶との競争に敗れ需要は衰退の一途に。 多くの紅茶生産者は国内向けの緑茶の栽培へ移行して行きました。 やはり需要あってのこと、というのが理由じゃないでしょうか。 ただ近年、国産紅茶を見直し栽培の研究を進める動きがあります。 静岡や鹿児島など緑茶の産地の一部で国産紅茶を生産しています。 アレルギーに効くという事で取り上げられた「べにふうき茶」は国産紅茶の一種です。 実は今日も国産紅茶を飲みました。 いわゆる外国産の紅茶とはちがう和テイストなフレーバーです。 とても希少なので価格は高め、飲んでいるのは頂き物です。

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