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資本の誕生の背景について
資本の誕生背景、或いは成立経緯を教えてください。(wikiにはありませんでした)
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ウィキペディアには、『資本(しほん、英:Capital)とは、事業活動などの元手のことである。』とあります。 狩猟採集という時代でも、石器や弓、器などは必要です。 生きるために餌となる魚や獣、木の実や草を採って食べるだけならば、資本はいりません。 しかし石器や弓、器などを作ったり、石器の材料や装飾品に使う宝石の材料を取りに行ったり、交易に行くには、その間の食料を日常の食料よりも余分に採る必要があります。その余分に採ったものが資本です。 石器を作る、弓を作る、器を作るのがうまい人がいたら、その人に製作を頼んだ方が得だと思い、その人に食料を渡して石器などを作ってもらうなら、渡すために採った食品も資本です。 青銅器、鉄器を作る職人・工人が使う道具、設備、燃料、漁をする人の使う網や舟なども、資本です。そうした道具や装置、燃料などの資本を確保するには、その間の生活生存に必要な食料や衣類を事前に余分に作っておく必要があります。 タマタマ大量に食料がえられたときに『よかった~』とその後のんびりする人は、食料を資本にはできません。他人よりもうまく石器や網を作れる人も、それで満足するだけなら、石器や網を資本として増やすことができません。 資本を形成するには、そのラッキーな状態を利用し、もっとその後うまくできるための工夫をし、余分に働くことが必要です。 狩りの上手いオオカミや、豊作に恵まれた鹿やリスは、せっかくの獲物でも資本にはできません。 資本にするには、それを元手にして他人に仕事を頼む、設備投資や設備道具の改良と充実、技術の向上に向けて、労力や知恵も時間も投入する、もっと事業を大きくするという(現状に満足しない努力)が必要です。 それがあれば、農耕の時代でも、交易や貿易の時代でも、ゴールドラッシュの時代でも、封建時代でも、あらゆる時代に、あらゆるところで資本を形成することが可能です。
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- HANANOKEIJ
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