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人間ははたして同じ色を知覚しているのか

38endohの回答

  • 38endoh
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回答No.7

> 人間が見ている視覚像においてまったく同じ色を見ていると言えますか? > その色を決定するのは人間の知覚器官、もしくは脳により決まるということでしょうか。 脳がどう感じるかは人によってそれぞれだと思いますが,人間の知覚器官,すなわち目の段階では皆ほぼ同じ色を捉えています。例えば眼球を他人と入れ替えた場合,見え方は差ほど変わらないはずです。もちろん,虹彩の色が異なれば明るさは多少は異なって見えるでしょうし,色弱色盲などの色素欠損の異常があればこの限りではありません。大事なことは,他人の眼球でも赤は赤に見えますし,青は青に見えるということです。赤と青が入れ替わるようなことはありません。 目の中には三種類の色の色素があり,外部から来た光がこの色素を励起し,励起エネルギーを電気信号に変換して視神経へと伝達するのが目の働きです。色が認識される仕組みは,目の中の三種類の色素がそれぞれどういう比率で励起するかで決まります。そしてこの三種類の色素は,先天的な病気でない限り,人類は皆共通の分子構造を持っています。これが,眼球を他人と入れ替えても同じ色に見える理由です。 > 「赤」-> 暖かい・興奮するというイメージをもつことから これは目の機能としての問題ではなく,脳の感じ方の問題ですね。これは人によってそれぞれだと思います。目から脳へは同じ信号を送っていても,その信号に対する脳の処理は過去の学習などに左右され,これが感性の違いを生むのだと思います。赤を暖かいと感じるか興奮すると感じるか,情熱,危険な色,血の色…。目から送られてくる信号は一緒でも,このような感性の違いがあれば,当然色の見え方も異なってくるでしょう。 ちなみに,目が感じる色については「色彩工学」という学問によって研究され尽くされております。ディスプレイや印刷物で天然の色を再現するために開発された学問です。色彩工学を易しく説いたホームページを参考 URL に載せますので,是非参考にしてみて下さい。

参考URL:
http://www.d2.dion.ne.jp/~yoshih/color_demo.html

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