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細菌の共生
以前大学の実験で、グラム染色による菌の分類実験を行ったのですが、ひとつのコロニーからこの両方の細菌が確認されました。つまり赤色の菌と青色の菌が混在していたのです。 普通ならこれは操作の失敗とみなされるのでしょうが、その混じり方がとてもきれいにミックスされており、また二色もはっきりと分かれていたので、もしかしたら二種類の菌がいるのではないかと思ったのです。単一コロニーに二種類の菌がいるということで安易に共生かなと思ったのですが・・・。実験室の中でこのような結果だったのは私だけだったのですが、共生を行う菌は珍しいのでしょうか?もしこれが本当に共生だったとして、どのようか菌が考えられるのでしょうか?それともやっぱり私の操作ミスなのか・・・ご意見お願いします。 ちなみにこのコロニーは産廃施設から採取してきた土壌サンプルをスキムミルクで培養したものです。コロニーは白色で、菌は二色ともに桿状菌でした。
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実験詳細がわからないので間違っているかもしれません。推測の部分がありますがご容赦を。土壌中の菌を培養し、染色しているわけですが、土壌を水やバッファーに懸濁し、それをプレート培地に広げて培養していると思われます。この場合、コロニーとしては一つだとしても実は2つの異なる菌からなる場合があります。なぜなら菌が非常に近接していればそれぞれからできるコロニーが合体してしまうからです。ちなみに他のコロニーはどうでしょうか?すべてのコロニーがこのようになることはないはずです(播いた菌が非常に多くプレート全面に広がっていれば話は別ですが)。おそらく染まるコロニーと染まらないコロニーがあるはずです。 また、これらの菌が共生しているかというと安易にそうは言えません。片方の菌だけのコロニーが見られず、かならず2種の菌が混ざっていたりすれば(すなわち単独では生きれない)その可能性は高まるかと思いますが、単に近くに播かれたからだという可能性が高いと思います。 いずれにしてもミスかどうかを判断するにはさらなる追試がいると思われます。
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- ikkame
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本当は、赤色だけの菌だけ(あるいは青色だけの菌だけ)が、はえてくる実験だったのでしょうか?たとえば、赤色の菌に抗生物質(たとえばアンピシリン)耐性のプラスミドを入れてあげた場合、アンピシリンの培地に赤色の菌を入れるとコロニーができますが、青色の菌(アンピシリン耐性でないとすると)は、死んでしまいます。で赤だけの菌がコロニーを作ります。でも、コロニーを生育しすぎると、赤色の菌の回りは、アンピシリン耐性になっているので、そのおかげで、青色の菌もアンピシリンにやられることなく、はえてきて、菌が混ざってしまいます。 どのような実験なのかよくわからないですが、一つのコロニーに別の菌が混じっていること(コンタミ)は、時々あります。
お礼
遅くなって申し訳ありません。プラスミドを入れる実験ではなかったのですが、一つのコロニーに別の菌が混じっていることはめずらしくないのですね。ありがとうございました。
- ice_rif
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教科書に載ってるグラム染色の写真は、多くの 視野から何十枚も撮影し、きれいな所を選んだ 物です。実際のグラム染色では、グラム陽性菌 を染めても、赤と紫の菌体が混ざっています。 コロニーをもう一度平板に広げ、再度コロニー を形成させることを3,4回繰り返し、グラム 陰性菌、グラム陽性菌、グラム陰性+グラム陽性 の3グループの分かれるようなら、2種類の菌が 塊になって生存している可能性があります。
お礼
遅くなって申し訳ありません。先に行った大腸菌は単一色に染色されたのですが・・・実験を続ける必要があるようです。ありがとうございました。
- MetalRack
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腸内細菌で、善玉菌と悪玉菌というのもありますね。 1つだけ残すということは出来ませんが比率を保つことは出来ますね。
お礼
遅くなって申し訳ありません。早いご返事ありがとうございました。
お礼
遅くなって申し訳ありません。コロニー同士が近い場合、合体してしまうことがあるんですね。なんにせよ他のコロニーについても調べる必要があったようです。ありがとうございました。