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セシウム等の基準、読み方を教えて
- 日本の放射能基準では、ヨウ素の基準値がセシウムよりも低く設定されていますが、その理由について知りたいです。
- 米国輸入基準によれば、放射性物質の基準値以下であれば、商品が普通に流通できるとされています。例えば、ヒラメの場合、1190Bq/Kgの値でも表示なしでスーパーに並ぶ可能性があります。
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#3です。 > これは「日常的な食品については上限が300Bq/Kgだ」という意味ですか、それとも「日常的な食品については500Bq/Kgになっているけれど実際の流通は300程度で回っている」という意味でしょうか。 この新基準前も、チェルノブイリの関係で同様の基準がありました。その時は上限が500Bq/Kgでした。 旧基準は http://ec.europa.eu/energy/nuclear/radioprotection/doc/legislation/873954_en.pdf このときはストロンチウムも分かれていない等、#2の方の回答にあるような問題を抱えたものでした。 ところが、日本の福島原発事故後、日本が設定した基準はこれよりも厳しいものでした。そのため、市民団体が猛抗議をして、新基準に移行しました。 したがって、 「旧基準では500Bq/Kgだったからそれに近いものも流通していたけれども、旧基準では300Bq/Kgになるよ」 というのが正しいところです。 > この500という数字が世界基準で考えたときに本当に「ごく普通に大丈夫じゃん?」という数字であるとすれば、私のような消費行動は、精神衛生上も良くないし、無駄だとも思います。 > ただ、今のところまだ「やっぱりわからない」気持ちが強くて疑心暗鬼になっています。食べたいものも食べずにいるのが現状です。 実際に、どの程度の影響があるのかについては、医学界でもあまり確定的なことは分かっていないのが現実です。 ただ、EU諸国で旧基準が使われているのはチェルノブイリ以降20年近くであり、それほど大きな問題は起こっていない、というのが事実です。 核に限らず、色々考えすぎると食べるものがなくなってしまいます。例えば重金属類や各種化学薬品などです。 水だって飲みすぎると水中毒を起こして死亡します。 ということで、あんまり気にしない方が良いと思いますよ。
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- at9_am
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#1です。ちょっとだけ補足します。 > つまり、たとえば最近話題になった今季の福島産のお米が「仮に」500Bq/Kgギリギリの数値で一般に流通したとしても、EU諸国では誰も問題にしない数字であると理解してよいのでしょうか? EU諸国では日常的な食品については300Bq/Kgなので、問題になると思われます。 また、市民団体など放射性物質により厳しい態度をとる集団がいることも指摘されます。 > WHOの定める原発排水より日本の乳児用の暫定基準のほうが云々 例えば水に関して言えば、WHO基準は、一生その水を飲み続けることを前提としており、暫定基準は精々数カ月を前提としているためです。 水については3月末にWHOが公式文書を出しており、 http://www.who.or.jp/index_files/FAQ_Drinking_tapwater_JP.pdf 「WHO の飲料水水質ガイドラインは、原子力危機に際しての基準値とすべきではない」 とWHO自身が述べていることです。 もっとも、半年以上になるので次の手が必要な時期なのですが、現在の政府にその気配はありませんね。 #2が > 引用元が勘違いしているか、またはその後にEU基準が変更になったのでは?。 と書いているが、調べたら4月8日に変更になったものが使われています。ストロンチウムは別枠です。 http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/11/225&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en 上記が新基準です。 ページ下部に表がありますが、上付き文字が普通の字と同じ扱いになっているので紛らわしいです。数字の下一桁が「2」になっているものは、一桁抜いてください。例えば2002となっているのは200です。
- ww5
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1. 日本のセシウム規制はストロンチウム分も含めての暫定規制値だそうで、しかしEUはストロンチウムに関しては別枠で規制してます。 なので日本・EUが各放射性物質に対して同評価をしていると仮にしてみれば、日本の規制値のほうが厳しくなりますわね。 しかし実態は、 放射性ヨウ素は子供への害が大きいので、EUではベビーフードに対しては放射性ヨウ素の規制を厳しくしてる。 だが1番さんの言っているように、EUが日本より厳しいのはベビーフードだけ。 引用元が勘違いしているか、またはその後にEU基準が変更になったのでは?。 その他の品目については日本と同等のヨウ素・セシウム規制ですよ。 例えば魚の品目では、I-131が2000Bq/KgでCs134,137が500Bq/Kgのはず。 USA方面については、USAは日本で出荷制限になってる食品類は輸入禁止措置を取ってる。 また、その他の品目でも問題の4県産の食品は関税でストップが掛かる。通関するには、米国の基準の適合証明書が必要。 なので、日本の規制をUSAも準用しているといってよい。その規制を潜り抜けてきた食品を米国独自の規制値で規制する。→ I131が170Bq/kgでCs134,137が1200Bq/Kg。 2. ヒラメ1190Bq/Kgがどこの市場に向うにしても、それが福島沖ヒラメで日本の規制値500Bq/Kgが検出されて出荷制限が掛かっているのなら、日本の市場にもUSAの市場にも流れないよう、両国が規制をかけてる。 日本側が検査をサボって九州産ヒラメ1190Bq/Kgを見逃して流通させてたら、米国基準1200Bq/KgをバスするのでUSAは国内で公式に流通を認めるかもしれない。 だが日本国内では1190Bq/Kgが判明した途端に500Bq/Kg超なので出荷制限が掛かる。 と同時にそれを根拠に米国でも輸入制限が掛かる。 以上、引用元のリンクを辿って読んで来ましたわ。 まとめて言えば、EUもUSAも一部を除いて日本の規制と同等か、日本の規制に寄りかかっている。 EUでも米の規制値は500Bq/Kg 。 また、ヒラメは原発事故で無くとも食べないほうがいいかと。日本産ヒラメは海底の汚泥で化学物質汚染されてる。
お礼
こんにちは。 丁寧な回答ありがとうございます。大変恐縮です。 なんだか、今まで知らなかっただけの話なだけで、知れば知るほど何をどう気をつければよいのか、わからなくなってきています。 事故前には、輸入品の規制値が(日本の平常値と比べて)そんなに高いなんて考えもしなかったですし、日本海側の海も、今は福島沖との対比で安全ということになっていますが事故前は決してそうとも言えなかったとか・・・ いろいろ深くわかってくると自分なりの付き合い方というものが見えてくるのだと思いますが、まだまだ知識の不足を感じています。
- at9_am
- ベストアンサー率40% (1540/3760)
(1)については、分かりません。 米国のFDAの食品安全基準は安全性に問題があるものが多く、この放射性物質の規制値は1988年当時から変わっていないようです。 http://www.fda.gov/Food/FoodSafety/FoodContaminantsAdulteration/ChemicalContaminants/Radionuclides/UCM078341 また、欧州委員会の規制値の中で、ヨウ素<セシウムとなっているのは乳幼児用だけですが、なぜか参考urlではその数値を採用しています。ただし、国によっては対応が異なることは付言しておきます。 因みに、日本基準は欧州委員会の基準による畜産品の基準と等しい数字になっています。 http://www.jetro.go.jp/world/shinsai/20110411_01.html (2)は、日本からの輸出品に対する基準なので、 > 仮にヒラメの数値を測定して1190Bq/Kgという結果 の場合、500Bq/Kgを超過しているので流通を(あくまで仕組み上は、ですが)差し止められます。 米国内では、ヒラメが普通にスーパーに並ぶかどうかは別として、流通させても良いということになります。ただし、州によっては出来ないかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 そういえばこの暫定基準はEUと同じということは頭の片隅にあった気がしますが、今まですっかり抜け落ちていました。 つまり、たとえば最近話題になった今季の福島産のお米が「仮に」500Bq/Kgギリギリの数値で一般に流通したとしても、EU諸国では誰も問題にしない数字であると理解してよいのでしょうか? http://twitpic.com/55ledc こちらのインパクト(WHOの定める原発排水より日本の乳児用の暫定基準のほうが云々)が強くて、政府の暫定基準は馬鹿げた数字だと頭から思っていた節があるのですが、現状はヨーロッパ基準と同じと考えて間違いないのでしょうか?
お礼
戻って気にかけていただいてありがとうございます。感謝しています。 >EU諸国では日常的な食品については300Bq/Kg もしまだご覧になっていたらもう一度教えてください。 これは「日常的な食品については上限が300Bq/Kgだ」という意味ですか、それとも「日常的な食品については500Bq/Kgになっているけれど実際の流通は300程度で回っている」という意味でしょうか。 リンク先から察するに後者と思われるのですが、こういった「上限はこうなってるけど実際の流通している数値はこの程度だ」というところがわかれば大変参考になるのですが・・。 また、リンク先の上付き文字「2」ですが、つまりこの注釈部分が「EUの規制値はもう少し緩いんだけど、日本に合わせることにしますよ」という部分でしょうか? 日本の暫定規制値のほうが暫定ながらもEUやIAEAの基準よりまだ低く抑えているのなら、むしろそのことを強調して報道するべきだと思うのですが、どうしてそのような方向には進まないのでしょうか? ちなみに私は「よくわからない」ので、現状では意識的に北関東産のものを避けています。多少不便があっても全て避けているし、暫定基準値以下だったから出荷できると喜びに沸いていた福島のお米も買う予定は一切ないです。 でも、この500という数字が世界基準で考えたときに本当に「ごく普通に大丈夫じゃん?」という数字であるとすれば、私のような消費行動は、精神衛生上も良くないし、無駄だとも思います。 ただ、今のところまだ「やっぱりわからない」気持ちが強くて疑心暗鬼になっています。食べたいものも食べずにいるのが現状です。(たとえばお寿司も怖くて食べていないし、秋の果物もあまり買っていません)