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高卒経理事務員の税理士科目受験について
高卒で一般事務をしていましたが、手に職をつけるべく 30歳過ぎてから簿記2級を(ギリギリの成績で)取得し、経理職に転職 今年で4年目になります。大手子会社正社員で、独身女性です。 会社に税務関係の知識をつけるように云われている事もあり、 スキルアップのため税理士科目を受験しようと考え居るのですが ・高卒で税理士科目受験は無謀でしょうか? ・結婚の予定があるのですが、兼業主婦をしながら税理士受験は可能でしょうか? ・経理事務員が税理士科目というのは費用対効果が悪すぎるでしょうか? 一般企業社員が合格してもあまり意味がありませんか? 最初は簿記1級の受験を考えていましたが、税務に特化した勉強がしたいと思い 税理士科目受験を考えました。 一番最近取得した資格は宅建(会社の事業の関係で取得)で、独学でしたが、 税理士試験は通信か通学の学校を利用しようと思っています。
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- yosifuji20
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高校卒でも次の受験のいずれかを満たせば受験できます。 日商簿記1級取得か 法人又は事業を営む個人の会計に関する事務 3年以上 顧問税理士との関係ですが、私の場合は私がその会社に入社後社長がそれまでの税理士を解約しそれ以後申告は私が引き受けました。 もちろん登録していないので税理士ではありませんが、自社の申告をするのは自由です。 当然税務調査にも税理士抜きで自分で対応しました。これはかなり実務に役に立ったと思います。 他人を頼らずにいかに調査官の意見を判断するかというのはやってみてはじめてわかります。国税局の事務所で担当課長と大論争したこともあります。逆に顧問税理士に頼っていてはこれは経験できません。 せっかく合格できたのならばそれくらいやらないと意味がないですよね。従って顧問税理士がうるさいことを言うくらいならば自分でやったらよいのです。 転職は資格だけでは不十分で、資格+実務経験で評価されると思ったほうが良いでしょう。 従って資格を取るのとどこかで実務を経験することを平行でやられるのが理想です。 それと通信制はあまりお勧めできません。よほど強固な意志がないとこれは続きません。レポートはテキストを見てもかけるので、自分をごまかしてしまうことが多いのです。無理をしても学校に行くことをお勧めします。 この通学と3000時間の勉強ができるかどうかが成功かどうかの分かれ目です。その見通しがなければ最初からやめたほうが良いですよ。
- hata79
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「顧問税理士との関係など、非常に参考になります。 現実をよく踏まえて受験を考えていきたいと思います」とのことですので、実体験談を少し。 合格し未登録の段階で、3社に入社しました。つまり3回転職後、独立したということです。 1社目は、経理担当が定年でいなくなる寸前に採用をされました。することは、帳簿付けから売掛金の管理、資金繰りでした。 別に税理士資格などなくても可能な仕事でした。顧問税理士がいましたので、でしゃばらないようにしてました。 その意味では就職のための資格としては充分でしたが、仕事内容は資格がなくても出来るようなことばかりでした。 借入金を起こそうとして、私に粉飾した決算書を作ってくれと命令され、それがいやで退職しました。 2社目は、大きな会計事務所でした。有資格者を募集してたので、是非来てくれと懇願されて採用されました。 給与は良かったです。入社後、事務所の経営方針が変わり、人員整理を計画しました。私が退職すると、女性事務員3人をリストラしなくても良いということでした。資格がある私は辞めても次があるから、依願退職して欲しいといわれ、退職しました。 3社目は、居酒屋チェーンの本店でした。ここでは、会計課の責任者をしましたが、記述のように顧問税理士と摩擦がありました。その上に、居酒屋にて行うイベントには本店の人間として応援に行かされましたが、元々会計人ですので、接客などできません。しかも本部の人間ということで、応援に行っても「良いです、良いです」と丁寧にお手伝いを遠慮されて、手持ち無沙汰で困りました。 自分の業務としては本店の会計処理ですから朝から事務所にて仕事をします。夕方からは居酒屋の手伝いをして深夜まで、することもなく居心地の悪い店で、それでも客の苦情処理などをしました。 仕事があることは良いことだが、これでは身体が持たないと感じました。 実際にへとへとになり、胃潰瘍ができました。 独立して開業できる資格をもってての会社勤めは、それなりに考えてしまうことがあります。 登録をしてないので、各社の顧問税理士には「税理士としてモノがいいたいなら、登録してから言え」という態度を、あからさまではないですが、されます。 企業内に残る方もおられます。他回答様がそうだと言われてますね。 私は「開業できる資格なのだから、使われていてはつまらん」と思うようになり、胃潰瘍の治療もしたくて、開業しました。 収入はガタンと下がりました。 しかし押しも押されもしない税理士ですので、一国一城の主です。 今思うと、就職、転職のためのスキルとしては税理士はオーバースキルだと思います。 時速250キロで走行することが出来る車が、荷物運びしたり、軽自動車で充分な近所の買い物に使われるという状況と同じだと私は思いました。 税理士を目指すなら「いつまでも、人に使われる立場になることばっかり考えてるのは、つまらん」 ぐらいの意気込みで挑戦なさってください。 手に職をつけることは重要です。 しかし他人様に使用される立場になるために、何か資格を持つという選択も、つまらないではないですか。 他人にああだこうだ言われないで、自分の才覚で仕事ができるのは最高です。 「バッチをつけると、世間が変わるよ」と云われておりましたが、まさにそのとおりでした。 一念発起して税理士になってください。
お礼
遅くなりましたが、お返事ありがとうございます。 当たり前の事かも知れませんが、難関資格を取ったからといって 人生はバラ色ではないという事ですね。貴重な経験談ありがとうございます。 高卒末端事務員でしたので、人に使われる事しか考えた事がありませんでしたが、 みなさんの回答を拝見する限り30代・高卒・2級ギリギリ(これが一番心配)・ 一般事務上がりの三十路オーバーから経験4年 というあたりにはあまり触れられていないようなので、 自分でも覚悟を持って時間を確保し努力すれば実現可能な目標かもしれないと 思えてきました。 まずは目標を高く持ち前進してみたいと思います。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
・高卒で税理士科目受験は無謀でしょうか? 簿記1級の資格を取れればできます。別に無謀とも思いません。 ・結婚の予定があるのですが、兼業主婦をしながら税理士受験は可能でしょうか? 勿論可能です。ただし合格には最低2500-3000時間の勉強が必要です。 その時間が取れるかどうかが問題です。半端な勉強ではないですよ。 ・経理事務員が税理士科目というのは費用対効果が悪すぎるでしょうか? あなたが経理でどこまで目指すかによります。 貴社の申告をするだけならば税理士の受験までは必要ありません、。 受験をしなくても申告はできあるようにはなれます。 ただ法人税の勉強を体系的にするには 、法人税を受験するのはよいと思います。 ・一般企業社員が合格してもあまり意味がありませんか? これは人の価値観によるとしかいえません。 私は合格者ですが開業はしないでそのまま定年まで会社の申告をやっていました。その当時の年収が平均的な税理士よりも多かったからです。 その間転職がありましたがそのときはこの資格はかなり役にたったと思います。 かなり難しい試験ですから、その資格をどう生かすかがキーで、単に貴社の申告を上手にできればよいというのならば大げさすぎる話ですね。
お礼
ありがとうございます。 経理経験が3年あれば受験資格になると聞いていたのですが、 ただの経理事務では資格にならないのでしょうか。 5科目取れなくても良いのですが、 3000時間は兼業主婦をしながらだと厳しいですね。 時間とお金をかける覚悟はあるのですが… 私は転職暦が多く、転職はとても身近な事で、 転職に役にたつというお言葉はモチベーションが上がります。 このご時世、いつ首を切られても 使える武器を増やしておきたいという意味も大きいので。 ありがとうございます。
- hata79
- ベストアンサー率51% (2555/4940)
・高卒で税理士科目受験は無謀でしょうか? 商業高校出身者で税理士開業してる方は結構いますよ。 受験資格が、簿記一級合格しかないなら、結構きついかも。 ・結婚の予定があるのですが、兼業主婦をしながら税理士受験は可能でしょうか? 少なくとも数年間は毎日数時間の勉強が必要なので、覚悟がいるでしょうね。 ・経理事務員が税理士科目というのは費用対効果が悪すぎるでしょうか? 税理士試験の科目合格でも、立派なスキルです。 給与に直結するかどうかは不明です。 一般企業社員が合格してもあまり意味がありませんか? 税理士試験に合格しても実務経験2年がないと登録ができません。 登録ができないと合格者としての扱いだけで、税理士として扱われるわけではないことを承知しておくべきでしょう。 会社の顧問税理士を首にして、あなたに全てを任せると会社が言い出す可能性もありますが、登録をする際の条件(2年間の実務)を現在の会社での経験でよいかどうかは国税審議会が判断することになります。 企業内での有資格者は重宝されますが、変に意見を言うと顧問税理士の顔をつぶすことになりますし、顧問税理士側からは「登録してない」つまり税理士でもないのに、口を出すなと云う態度を取られる可能性もあります。 ステータスが付くのは確かですし、優秀な人だと認められます。 一般業務のほかに「これ、頼む」と云われて過重労働になる可能性もあります。 それだけ給与をもらえるかどうかですが、本来税理士に任せることは顧問に任せるでしょうから、微妙な立場になるともいえます。 独学では、まず無理でしょう。ポイントを絞った勉強ができません。 通信もありでしょうが通校型の勉強が、一緒に勉強する仲間がいて良いようです。 「10年間、刻苦激勉だった」と云われる開業税理士がおられます。 スキルアップ、自己啓発というレベルでの挑戦ではなく「なにが何でも合格してやる」という面がないと、続かないようです。 休日を全部勉強にあてる生活を、少なくとも2年、多ければ5年以上しなくてはなりません。 「暇だから、少し勉強したら受かった」という試験ではないことだけは知っておいてください。
お礼
簿記1級しかないどころか簿記2級(ギリギリ)しかないのですが やはり無謀なんでしょうか。 経理経験3年を受験資格にしようと思っていました。 通学したいのですが、結婚後は職場と学校のある都心から 電車で40分強の距離まで離れるので (しかも夜は1時間に1~2本しか電車が出てません) 兼業しながらはちょっと難しいかなあと思っています。 顧問税理士との関係など、非常に参考になります。 現実をよく踏まえて受験を考えていきたいと思います。
お礼
遅くなりましたが、回答ありがとうございます。 うちの会社はほぼ税理士さんにお願いしている部分も多いようなので 仕事をさせてもらうチャンスはあると思います。 (ただ、親会社は大きいので税理士を解雇して自分が…という事までは ないかと思いますが) 科目の内容の勉強がしたい、どうせ勉強するなら少しでも 未来につながる形(資格)に残る勉強をしよう というような動機から始まったので、高卒末端事務員でしかなかった自分が 実際に税理士になろうというような大それたことまでは考えていませんでした。 兼業なので遠距離通勤・家事・出産育児介護など 通学には時間の捻出が難しいと思いますが、まずは1科目取得を目指して 頑張ってみたいと思います。貴重な体験談をありがとうございました。