冠水する道路を無理して走る理由とは？

質問

• 東京に集中豪雨が降り道路が冠水した状況でも、なぜ一部の人々は無理して車で走ろうとするのでしょうか？
• 急いでいる場合でも、電話や連絡をして遅れることを伝える方法があるはずです。それなのに、命を危険に晒してまで早く目的地に到着しようとする人は何故なのでしょうか？
• 冠水した道路を走ることは、車に高額な修理費がかかるだけでなく、他のドライバーにも迷惑をかける行為です。それなのに、なぜ一部の人々は自分の車がどこでも走れると思っているのでしょうか？

回答No.8

LB05

ワタシ、おクルマの研究で食っており、以前事故事例調査の一環で、水没車について調査した事があります。

※ま、一言で言ってバカはバカです。
　これはご質問者様はじめ皆様が御指摘の通りで、何故冠水エリアに入ったか？の問いに対して、『行けると思った』『前のクルマについて行った』『自分の運転技術なら大丈夫』『自分のクルマはクロカン４WDだから大丈夫』・・・だそうです。
　とても『イチかバチか』の勝負に出る場面ではないと思いましたが、万が一思った通りにいかなかった場合にどういう事態になるか？が想像出来ないヒト達なんでしょうねぇ、きっと。

※一方、『仕事中で、どうしても行かなければならなかったがクルマを捨てては間に合わなかった』『雪ならともかく「雨で遅れます」などという言い訳は、自分の仕事には通用しない』という（半ば怒りを込めた）コメントもあり、勿論走行不能となった時の迷惑と被害は甚大なのですが、イチかバチかのカケに出た気持ちも判らんではありませんでした。（『それでもいいから命を危険に晒してまでも早く来いなんて横暴な奴はいるのでしょうか』・・・『オマエの体調とか命なんか関係ないんだよ、とにかく来い』というヒトって、仕事をしていると結構いますよ。それに従うかどうかは本人のキモチ一つなんですが、逆らえないヒトもいるでしょう。ワタシはそう言われて従ったことはありませんが。）

※無視出来なかったのは、『深いと思わなかった』という意見。
　都市部の水没車ではこういうヒトが多く、現場を調べてみるとクルマの乗車目線では水深が判り難い場所がある、ということが判明しました。
　勿論、歩道と水面の段差とかガードレールの脚の水没具合を見れば判断が不可能ではありませんが、豪雨でワイパーの効きがイマイチで周囲の細かいところまでよく見えないとか、急いで走り抜けたいという心理的な働きもあるのでしょう、水深を『見誤る』という例がかなりありました。（東京都内のある地域の調査では、特に周辺に水深の判断材料となるモノが乏しかったこともあり、『見誤る』が８割を超えた事例もありました。ドライバーにしてみれば、殆どトラップに遭遇した様な感想を漏らしていたのが印象に残っています。）
　この種の水没は、豪雪地帯の路肩の矢印の様な『水深が判断出来る標識などの路上施設』がないと、なかなか減らないでしょうねぇ。

お礼

水没しやすい場所は過去にも何度か洪水で水没しています。

そういう注意もせずに自分ならなんとかなるとか行けるだろうと都合良く考える無知で無謀な馬鹿がいるからトラブルのですよ。