電気を作る原理は簡単で、何らかの力で発電機のタービンを回せばよいのです。
(1) 原子力発電のしくみ. 現在、世界の原子力発電所は軽水炉が主流となっています。
これは 原子炉の中で燃料のウランを核分裂させ、その時に発生する熱によって水を蒸気に変え、
この蒸気の力でタービンを回し、発電機で電気を起こすというしくみです。
この方法では事故などにより放射線の外部への放射さえなければクリーンなエネルギーとも言えます。
(2) 火力発電は重油などを燃やして蒸気を沸かせてその蒸気によって発電機のタービンを回します。
※この方法では重油などを燃やした時にCO2を発生させるので問題視されています。
(3) 水力発電はダムなどで水を高い所から落とす力によってタービンを回します。
(4) 風力発電は風の力で発電機のタービンを回します。
(5) 波力発電は波の上下する力で発電機のタービンを回します。
(6) 地熱発電は地球の内側で発生する地熱で蒸気を沸かしてタービンを回す方法。
(7) これとは別に太陽ソーラーによる発電が徐々に普及しつつあります。
他にもいろんな発電方法は考えられるかもしれません。
このうち(1)の原子力以外は寿命が来たらいつでも停止、つぶすことは出来ますが、(1)の原子力発電の場合は
一般的に寿命が30年とか40年とかと言われながらも、簡単には作り直すことが出来ないので、寿命がきている
ものでも40年から50年も過ぎてもまだまだ使用されるのが現状です。
しかも、一旦運転を始めると廃炉するまで水で冷やし続けないといけないですし、寿命に近づいたからと運転を停止しても
完全に廃炉するには30年もの年月と費用がかかると言われています。
とにかくこんなに問題の多い原子力発電が最もクリーンな安全な方法だと、政府、電力会社の安全神話に踊らされてきたわけです。
お礼
原子力発電は核分裂を利用して発電するのですね。完全に廃炉となると30年かかるのですか。長い年月かかるものですね。