夏目漱石『硝子戸の中』のような美しい短文をさがしています

このQ&Aのポイント
  • 夏目漱石の名作『硝子戸の中』のような美しい短文をお探しですか?心を打つ短いセンテンスや深い思いを描いた文章が魅力です。
  • 夏目漱石の『硝子戸の中』は繊細で美しい文章が特徴です。幼い日の思い出や愛娘への思い、さまざまな経験談が綴られており、心に残る一冊です。
  • 書店でなかなか見つけることができない、夏目漱石『硝子戸の中』のような美しい短文をお求めの方におすすめです。感動のストーリーや深い哲学を含んだ作品をお楽しみください。
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夏目漱石「硝子戸の中」のような文章をさがしています

夏目漱石の「硝子戸の中」がとても好きです。 繰り返される短いセンテンスの美しさに何度読み返してもうっとりしてしまいます 幼い日の思い出や愛娘に注ぐ眼差し心の中に温かい火が灯ったような気がします。 屁理屈をこねて友人ににやにや笑われるといった可笑しな経験談の数々に微笑します。 突然現れる淋しいエピソードや数々の死に自分の人生を考えます。 このような文章がほかにないだろうかと、書店にはいっては探していますが、 なかなかみつけることができません。 そこでみなさまのお力を拝借したく、質問させていただきました。 「硝子戸の中」のような文章はありませんでしょうか。 書かれた時代は問いません。 どうぞよろしくおねがいいたします。

noname#138702
noname#138702

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.2

薄田泣菫の随筆などどうでしょうか。辛辣で著名な『茶話』のほうではなく、『太陽は草の香がする』『艸木蟲魚』『樹下石上』『猫の微笑』『鷺草』など。草花や虫類、淡水魚や小鳥やへの慈しみにあふれたまなざし、禅僧や茶人、画家などにまつわる枯淡で回想的な閑談が愉しめます。一時期を劃したほどの詩人ですから繊細な筆致。 『艸木蟲魚』は岩波文庫にあるようです。他は相当に手にしにくいと思います。創元社版薄田泣菫全集(全八巻のうち、第五巻以降が該当。昭和14年発行のものか、その完全復刻版昭和59年のいずれか)を図書館などで探すのが一番てっとり早いんですが。 ほかにもあれこれありそうですね。と言いながら思いつかないので、ここは一足飛びに最新のものとして、秋山駿『「生」の日ばかり』をあげておきます。雑誌「群像」に連載時、読んでそのつど感銘を受けていたものです。おためしあれ。講談社刊。 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2170299

noname#138702
質問者

お礼

とても丁寧なご回答ありがとうございます。 薄田泣菫『艸木蟲魚』(岩波文庫)、『独楽園』(ウェッジ文庫) 秋山駿『「生」の日ばかり』 を早速本屋さんで見てきました。 薄田泣菫はおっしゃるとおりの内容でした。 私にはうまく表現できませんが、 詩人さんの目には身の周りの自然はこのように見えているのか、 ああすごいなあと思いました。 秋山駿さんは、特に後半の奥さんとのお話が 私の好みに近かったです。 で、いろいろ迷って中勘助『銀の匙』を購入しました。 薦めていただいた、薄田泣菫、秋山駿さんをパラパラとめくりながら、 改めて自分がどういうものを読みたいのかなと考え、 家族との懐かしい思い出を読みたいのかな、と思い至ったためです。 おススメいただいたものを直接購入したわけではないのですが、 とても参考になりました。 あらためてありがとうございました!

その他の回答 (1)

noname#150961
noname#150961
回答No.1

寺田寅彦の随筆はお読みでしょうか。 岩波文庫に『寺田寅彦随筆集』(全五巻) 『柿の種』があります。

noname#138702
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 『寺田寅彦随筆集』は夏目漱石との関係で大昔によんだ記憶があります。 が、内容はまったく覚えておらず(笑) 『柿の種』ですね。さっそくチェックしてみます!ありがとうございます!

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