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夏目漱石「三四郎」中の表現について

夏目漱石作「三四郎」の中にある、 忽然として会堂の戸が開いた。中から人が出る。人は天国から浮世へ帰る。美禰子は終りから四番目であった。縞の吾妻コートを着て、うつ向いて、上り口の階段を降りて来た。寒いとみえて、肩をすぼめて、両手を前で重ねて、できるだけ外界との交渉を少なくしている。美禰子はこのすべてにあがらざる態度を門ぎわまで持続した。 という部分の「あがらざる態度」の意味がわかりません。 辞書で引こうにも、ひらがななので選択肢が広すぎて困っています。 どなたか教えてくださいませんか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mickymac
  • ベストアンサー率37% (90/240)
回答No.1

「揚がらざる」ですね。意気揚々という言葉がありますが、身をすぼめて 縮こまった態度を「揚がらざる」としたのでしょう。よっぽど寒かったみ たいですしね。

yukia0826
質問者

お礼

ありがとうございました♪ 私は放送部なのですが、自分が読む原稿の意味もわからないのはどうかと思い質問しました。 国語の先生に聞いてもわからなかったので;; とっても早くて、嬉しかったです!!

その他の回答 (1)

noname#107878
noname#107878
回答No.2

 昭和2年に春陽堂から刊行された明治大正文学全集の中の第二十七巻の夏目漱石編、この中の「三四郎」では次のようになっています。ちなみに、クレジットの部分の著作者名は夏目金之助となっています。  ・・・・寒いと見えて、肩を窄めて、両手を前で重ねて、出来る丈外界との交渉を少なくしてゐる。美禰子は此の凡てに揚らざる態度を門際迄持続した。・・・・(持続の続は旧漢字ですが)  ということは、まさに#1様がご回答になったとおりだと思います。つまり、気分が晴れない、高揚しない、といった感じでしょうか。

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