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人が原発を扱うのはまだ早過ぎる

Mumin-mamaの回答

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回答No.7

>人が原発を扱うのはまだ早過ぎる 私も同じ意見です。 ドイツ人のある科学者は、ある一般教養番組の「核」についての最後で、 「「核」についての科学は、「人間はサルから進化した」と言った単純な科学ではない。 人間は20世紀に入って「核」を発見し、 其の膨大なエネルギーから原爆をつくり、またすぐにそれを平和利用として原発に利用転換したが、それは、あまりにも簡単に、スピード転換したために、『そこの間の研究』は殆どされていない。まるで、赤ん坊が宇宙最大のエネルギーを手に入れて、これでエネルギー問題は解決すると言っているようなものだ。 私は、「核」を否定しないが、人間が安全に「核」を利用できるまで、あと数百年掛かるだろう。」と、言っていました。 また、「もんじゅ」の様なプルサーマルですが、このようなプルト二ウムを利用した核技術は数週間で核兵器に転用ができるため、この技術を保持しておくことは海外に対する安全保障的な意味合いを持つそうです。 「もんじゅ」 の高速増殖炉では核燃料にプルト二ウムを、炉内の冷却材には液体化したナトリウムを使います。 6月23日にもんじゅでは、単純ミスで落下させて本体が変形してしまい、取れ出せなくなっていた炉内中継装置を引き上げる作業が行われました。(実際には遅れて24日、引き上げは成功) 以下はたね蒔ジャーナルの小出先生へのインタビューです。 Q:(もんじゅの落下装置23日にも引き抜きという報道があった。引き抜き作業はうまくいくのか。もし作業が失敗した場合爆発する危険はあるのか) A:私も心配です。もんじゅという原子炉は大変特殊な原子炉で、福島の原子力発電所を含めて、ほとんどすべての原子炉は炉心という部分を水で冷やすことができるのですが、もんじゅという高速増殖炉という名前の原子炉ですけれども、それは原子炉を冷やすために水が使えないという宿命を持っていまして、水を冷やすためにナトリウムという物質を使っています。この物質は大変化学的な活性が高くて、空気に触れると火事になりますし、水に触れると爆発するというそういう物質なのです。それで原子炉を冷やして、冷やそうとしたわけですけれども、その、ま、冷やすためのナトリウムを有る場所に燃料を交換するための中継装置というのが、もともと使うのですが、それを落としてしまったのですね。それを引き出そうというのですけれども、空中に引き出せばナトリウムが火事を起こしますので、引き出す場所全体を覆うような特別な部屋を作らなくてはいけないし、中継装置全体を引き出そうと思うと重量が多分10トン近くになると思いますので、かなりの力のあるクレーンでないとそれを引き出す事もできないと、いうことで、ほんとにそういう作業を全く空気に触れないまま出来るのだろうかということは、とっても難しいし、もちろん配慮をしながらやるのでしょうけれども、万一空気に触れてしまえば、それで火事になると。火事になったときに、福島の場合には燃料が溶けそうだということで水をジャージャーとかけることができたわけですけれども。もんじゅの場合には水を掛けることすら出来ない、のですね。ほとんど手をこまねいてみるしか無いということになりますので、大規模の火災に発展するという可能性はあると思います。なんとかそんなことにならないように願っています。 プルト二ウムは微粒子やエアーゾール状になって、気管から体内へ取り込まれると、微量でも死亡する率が高くなります。 角砂糖5個分で日本の人口分の致死量です。 世界の先進国では高速増殖炉はリスクが高いので撤退しています。 日本の「もんじゅ」は91年の完成以来、20年間トラブル続きで、事故などは、実際は深刻なのに闇に隠され、意味不明の自殺者も出ています。維持費は一日5千5百万円だそうです。  自民党の議員や都知事は「日本も核を持つべき」と言う人がいて、彼らの殆どは原発推進派です。 「核」は他の国を『威嚇』する為にあると思うのですが、そのために用意されている「もんじゅ」は、ただ日本国民を恐怖と不安に脅かしているだけだと思います。そして、その国民の税金で交付金、建築費、稼動費、維持費が払われています。 また、「もんじゅ」は解体するのも危険といわれています。 これからの原発で問題が多くありますが、 その一つが廃棄燃料をどうするか、廃棄してからもそれを安全に保管する為に莫大な費用が掛かり、それを保管する専門家が要ります。 では、今の日本で原子力学の専門家が育っているのでしょうか。  1960年代は、原子力が未来の花形で帝大と呼ばれる7つの国立大学には原子力工学、原子核工学の学科があり、多くの学生が集まったそうですが、現在はそれらの大学に原子力を教える学科は無いそうです。それは、学生が集まらないというのも一つの理由だそうです。 http://www.youtube.com/watch?v=WfEjwtK2od8&feature=related ですから、前にドイツの科学者が言ったように数百年掛かるかも知れませんが、それは、原子力の科学者が居て、継続的に学問を後世に伝えた場合のことで、日本の今の現状では2~300年後は原子力が何であるかも誰も分からないこともありえます。  例えば、アメリカで優秀な科学者が集まって原爆が造られましたが、彼らの中で原爆が落とされた後にどのような状態になるか誰も想像できなかったそうです。唯一想像できたのが、アインシュタインだけだった、と言うドキュメントを見たことがあります。 こんなに沢山の原発を持ってしまった私たちは、日本の将来の子供達に多大なる借金と、とてつもなく恐ろしいパンドラの箱を残すことになると思います。  また、「原発安全神話」を学校教育までして、国民に植え付け推進して来た今までの国のあり方は一度、国民全体で話し合うべきだと思います。

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