• 締切済み

『無』って?

apple-manの回答

  • apple-man
  • ベストアンサー率31% (923/2913)
回答No.11

>物理学者が名声を上げるために、よくわからないことを『無』と、いかにも難解なように言っただけで、本当は本人も解ってなかったりして・・・ 物質が全く存在しない状態が「無」という ところだというのは全て共通している 単純なことです。  ただ宇宙論の場合は、物質が存在する器と しての空間がない状態が予想されるので、 空間がなければ当然そこには物質もない つまり「無」だろうと言っているわけです。 >「『無』の世界が『有る』」というのも???です。  宇宙論から離れて、空間があっても、 つまりこの宇宙の中にも無という状態が 本当に存在するかということについては、 記録に残る限り2000年前のギリシャ 時代からあります。  17世紀に現代物理学が発展し始めたころ、 数学者ルネ・デカルトが無の存在はありえないと して幾何学的議論から(現在、中、高校で教えて いるような)原子論、つまりこの世の物質は 粒の集まりだとう考えを否定しています。  ビリヤードのボールのような、球を寄せ集める ことを考えてみて下さい。何かの固まりを集めると その間に必ず隙間ができます。  ビリヤードのボールの話なら、その隙間には 空気がありますから無には見えませんが、 話が物質の究極の形、つまりこれ以上小さい ものはないという素粒子という話になると 事態が変わってきます。  これ以上小さいものはないわけですから、 素粒子の固まりの隙間を埋めるものがない のです。つまりその隙間には物質が完全に 存在しないので、完全な「無」のはずです。    以上のような考えをデカルトは幾何学的 思考から厳密に論じ、「無」は存在しない、 原子(今で言う素粒子)という物質の存在も ありえないとしました。  しかし、原子という形での存在がなく、 「無」の空間がないのだとすると、この世は 全て物質で満たされていることになり、 人間の把握できる物質以外の存在はありえない ことになりますので、本当にそうなのかと いう議論が続いたのです。  神の存在を信じていたデカルトの考えを 逆手にとって、同時代の哲学者ボルテールは 「この世の無という隙間がなく、物質だけで 全て満たされているのだとすると、物質とは 違うはずの神は一体どこに存在しているのか?」 とデカルトに反論しています。  これだけ聞くと単なる哲学ー宗教論争の ように聞こえるかもしれませんが、20世紀の はじめに一旦認められた原子論(素粒子論) が否定されつつある現在、デカルトの議論、 つまり「無」は存在しているか?原子は 存在しているか?という疑問は 未だ現代科学の議論の中心にあることが分かり ます。

関連するQ&A

  • 宇宙のはじまりは【無】から生まれたんですか?

    ナツメ社の「140億光年のすべてが見えてくる 宇宙の辞典」(沼澤茂美+脇屋奈々代=著)によれば、  宇宙は時間も空間もない「無」の状態から生まれたと考えられている、この「無」の状態は「真空のエネルギー」というものに満たされた躍動的な世界、とありました。  原子より遙かに小さい大きさで誕生した宇宙は、自らが秘めていた真空のエネルギーによって「インフレーション」をとげた、と。 そこで質問です。 ・何故、宇宙は何も無い所から誕生したのでしょうか。 ・また、インフレーションによって、どの様に、新しい空間が生まれたのでしょうか。 ・宇宙は無の空間?から生まれたのなら、宇宙には壁みたいなものはあるのでしょうか。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 皆さんの考えなど、教えてください。よろしくお願いします。

  • 無の世界

    宇宙の果ては、どのようになっているのかということは、謎に包まれていますが、私は、無の世界があると思っています、というか、それ以外に考えようがないですから、皆様は、時間も空間もない世界というのは、どのようなものと思いますか、時間は、永遠の過去から未来に向かって流れつづけるという、固定観念を捨てる必要があると思いますが、私には、それがどうしても、できないのです。皆様は、それができますか、できた時に、どのような、回答が生まれるのでしょうか

  • ビックバンはなぜ起こった??

    ビックバンの前は『無』なんですよね? 時も空間も何もない無。 ではなぜその無から有が誕生したのか、いくら考えても分かりません。 なぜなんでしょうか。分かりやすく教えてもらえると嬉しいです。 また、「ビックバンなんて嘘だよ」とおっしゃる方は、 ではどのようにして宇宙は誕生したのか、なぜ宇宙は誕生できたのか、 を説明してほしいです。よろしくお願いします。

  • 【宇宙の誕生】【ビッグバン】「無」から物質が何故発生するのでしょうか?

    宇宙が誕生する前、つまり、この世界が誕生する前というのは「無」であったという説がありますが、「無」から何故物質が誕生しうるのでしょうか? それを考えるとやはり「神」という存在が浮かび上がってしまうのですが、ではその「神」というものはどこから誕生したのか、哲学の域に達してしまいもう何がなんだか分からなくなってしまいます。 すいません、おかしな方向に行ってしまいましたが、質問の要点は「無」という状態から物質が発生することはありえるのでしょうか? よろしくお願い致します。

  • 「有」と「無」に関して教えてください。お願いします。

    あらゆる全ての世界(?)において、「有」と「無」以外はありえない(考えられない)のでしょうか?質問が下手ですいません。頭の中ではだいたい分かっているのですが、上手く言い表せないのです。自分は、どう考えても「有」と「無」しかないと思うのですが・・・ まあ、観測者が人間なので、思想には限界があると思います。 もし、観測者が、人間がよく言ういわゆる「宇宙人」みたいな生命体だったら別の発想(?)みたいなものが浮かんでくるのでしょうか? それとも、誰が観測者であろうと「有」と「無」以外の世界(空間?) は考えられないのでしょうか? 下手糞な質問なのでけっこう伝わりにくいと思うのですが、誰か詳しく教えてくださる方はいないでしょうか?お願いします。

  • 「ビックバン」と「無からの創世」

    参考図をみてもらうと、 「ビックバン」の少し前に「インフレーション期」があり、 その前に「無からの創世」があります。 1.「ビックバン」からすべてが始まったと思っていたのですが  それ以前にも時間と空間が存在していたと考えてよろしいでしょうか? 2.「無からの創世」から「ビックバン」までの時間はどのくらいでしょうか? 3.「無からの創世」と「ビックバン」の違いは何でしょうか?  「果のない状態で宇宙は始まった」とあり、意味がよくわかりません。  無からの創世のことをビックバンと思っていたので戸惑いますが  「無からの創世」は「小さなビックバン」=「リトルバン」のようなものでしょうか? よろしくお願いします。

  • 無を超えた無は存在するのか?

    宇宙ってもしかしたら元から無いのでは? ではなくて 宇宙がもし本当に存在しなかったなら 完全無になるのですよね 宇宙も惑星も地球も人類も、生物も物体も空気も 水も火も動物、虫 微生物 菌 風も色も音も心も思念 妄想 記憶、重力 空間 次元とかもう何もかもこのありとあらゆるものが無くなったら無を超えた無になるのでしょうか? でもこれら全てのものが完全消滅して無を超えた無なんて不可能なんですよね 普通の無とは全てが無になった状態ですが 無を超えた無とは全てが無くなってもその全てを存在出来た元の土台となるもうひとつの無という定義ですがそれすら追跡する追随を許さない無を超えた無があるのか?またはどうすれば実現するのか を知りたいです。 私は今無を、超えた無は存在するのか? を突如ひらめいたので質問しましたが 私だけでは分からないので皆さんこの質問に興味が湧いた方ご意見ご感想ご教授等あればよろしくお願いいたします。

  • 「無」という世界について

    地球ができてから46~47億年になりますが、50億ぐらい前までは、ただ何もなく、暗闇(?)ばかりが続く「無」という世界でした。 皆さんは、「無」という世界についてどんなイメージを持っていますか?

  • 無は物理学であり得るの?

    この世界の始まりは無だったと 「物理学と神」という集英社新書の本に書いてありました。 しかし、そこに書かれている「無」にはエネルギーや反物質が充満していたりして、完全な「無」ではないと思いました。 空間も時間もエネルギーも何もない「無」、完全な無というものは考えられないのでしょうか? そのような無から何かの存在が生じるのは科学的におかしいでしょうか? 私は素人ですが、もし推薦図書があれば教えてください。

  • 「無」を表現するにはどうしたら良いですか?

    「無」を表現するにはどうしたら良いですか? 物質、色彩、音、感触、空間の広がり、言語による思考、…あらゆるものの存在しない、ただ1つ時間だけが流れる世界、をどう表現したら良いですか?