• ベストアンサー

阪神淡路大震災後の神戸港について

復興はしたけれど元通りにもどらなかったのは本当でしょうか? 見た目は元通りに戻っても復興までの時の流れで他の港に 追い越されたり、大手企業が引越ししてしまい物量が減少 したというのは本当でしょうか? そうであるならば、東北の各港も同じような事が危惧されますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • key00001
  • ベストアンサー率34% (2878/8340)
回答No.2

ある程度はホントですが、政治家や役人のウソも有りますね。 確かに震災後、貨物量は減りました。 ただこれは、震災影響のみでは有りません。 モチロン震災の年には激減しましたし、その後、国内外の他港に移って帰って来ない部分はある様です。 しかし、それだけが原因では有りませんし、むしろ震災影響は僅かと言って良いかと思います。 1980年頃の神戸港は、世界で3位,アジアでは最大のコンテナ取扱い港でした。 しかし現在は、横浜港だけでは無く、東京,名古屋港にも抜かれ、世界の40~50位くらいの港です。 ただコンテナ取扱量では、神戸も世界3位の当時が150万個くらいですが、現在は倍近くにまで増えてるんですヨ。 従い、神戸港そのものは、この30年間で成長してるんです。 また、震災前後の数年を比較して2割くらいは減少してますが、震災前はバブル経済ですから、この程度は減って当然でしょ? その間の世界を見ると、シンガポール,上海,香港が上位に昇りつめ、これらの港が取り扱うコンテナ数は、もはや神戸港が3位だった頃とはレベルや事情が違います。 世界のトップクラスは、単独港で2500~3000万個のコンテナを取り扱っています。 ベスト10でも単独港で1000万個以上扱う港ばかりです。 ベスト10の内、6港が中国で、シンガポールと釜山を含め、8港がアジアです。 日本の五大港(東京,横浜,名古屋,神戸,大阪)を合計しても1500万個くらい。 オールジャパンでも、超小国であるシンガポールの1港に全く敵わないんです。 一つは、アジアの経済や物流が、中国中心にシフトしちゃったってコトが言えると思います。 でももう一つは、シンガポールや釜山(韓国)にさえ追い越され、はるかに負けている点は、日本は、港湾の法制面を含めた整備を怠った結果、世界の主要港とか物流拠点から外れちゃったってコトですよ。 政治家や役人は、「震災の影響で・・」なんて言い訳もしますが、事実は、経済政策や港湾政策の抜本的なミスと言うことです。 実際、神戸港が世界3位を誇っていた当時に、1~2位を争っていたロッテルダム港は、当時200万個程度から、現在は1100万個程度と、5倍以上に大成長を遂げて、今も世界9位の座を維持しています。 震災影響と言うよりは、政治家の人災影響の方が、遥かに大きいと思います。

nasu2355
質問者

お礼

とてもわかりやすい回答に感謝しております。 ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • 0621p
  • ベストアンサー率32% (852/2622)
回答No.1

物理的な復興としては、震災後間もなく一部の機能は復旧したし、2年くらいで完全に復旧したと思いますが、震災以前から韓国の釜山など近隣諸国の港に追い上げられており、震災を契機に逆転されその後も完全には戻っておらず、現在では震災前の貨物取扱量の水準に及ばない、というところです。

nasu2355
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

関連するQ&A