• ベストアンサー

「~頂けますようお願いします」はおかしくない?

よく「お申し込み頂けますようお願いいたします」という表現を目にしますが、このときに使う「頂けます」は誤用ではないでしょうか? 「頂けます」とは、私の知る限り、可能の意味を表す謙譲語だと思っています。 これをいうなら「頂きます」を使って、「お申し込み頂きますようお願いいたします」と思うのですがどうでしょう? 文法的に上手に説明して頂けると助かります。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

「頂く」を使うのであれば、おっしゃるとおり、 「お申し込み頂きますようお願いいたします」 としなければなりません。 これが本来の表現でしょう。 ただ、「頂く」は謙譲表現ではありますが、「申し込む」という行為自体が強制的ニュアンスを含んでいるため、自らを下げて相手に敬意を表するという本来の謙譲の意図が全うされているとは言えない印象の文になってしまいます。 そこで、 「(あなたが為すところの)お申し込み(という恩恵を私たちが)頂くことができますようお願いいたします」 という意図で、 「お申し込み頂けますようお願いいたします」 という文が作られたのではないか、と推測します。 この意味で、おっしゃるように可能の用法のつもりで使っているのでしょう。 この場合、「申し込む」の主語と「いただく」の主語は異なることになります。 しかし、この「いただく」は「お申し込み」の補助動詞として使われているため「お申し込みいただく」は一つの動詞とみなされるべきです。 つまり、ひとつの動詞に2つの主語が混在していることになり、それが違和感の原因であり誤用たる理由にもなるのでしょう。 こういった文を作ってしまう方は多いですが、「強制的ニュアンスを消したい、薄めたい」という意図を表わすためには、「お申し込みを賜りますようお願いいたします」などとすれば効果が多少は出るように思います。      

yossy4649
質問者

お礼

ご回答をいただきならが、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 「お申し込みいただく」は、ひとつの動詞に2つの主語が混在していることがよくわかりました。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • 3nk
  • ベストアンサー率28% (619/2184)
回答No.6

♯5です。ついでにもうひとつ... 常体に変えてみると 「申し込んでいただけますか」→「申し込んでもらえる?」 「申し込んでくださいますか」→「申し込んでくれる?」 となりますが 「申し込んでいただきますか」は「申し込んでもらう?」 になり、「誰が」???ということになってしまいますから 「お申し込み頂きますようお願いいたします」は間違いです。

yossy4649
質問者

お礼

加えてのご回答ありがとうございます。 「お申し込み頂きますようお願いいたします」もやはり、正しいとは言えないようですね。 気をつけたいと思います。 ご回答ありがとうございました。

  • 3nk
  • ベストアンサー率28% (619/2184)
回答No.5

まず「お申込み頂く」という表現が間違いです。 補助動詞「~していただく」はひらがなで書きます。 「頂く」は  (1)「大切にする・敬い扱う」という意味  (2)「食べる・飲む」の謙譲語 「戴く」は  (1)「ありがたく受ける」という意味  (2)「もらう」の謙譲語  次に、わかりやすいように疑問形にしてみると 「お申し込みいただけますようお願いいたします」→「お申込みいただけますか」 「お申込みくださいますようお願いいたします」→「お申込みくださいますか」 になりますが 「お申込みいただきますようお願いいたします」→「お申込みいただきますか」??? になり、意味が通じません。 ○「お申し込みいただけますようお願いいたします」 ○「お申込みくださいますようお願いいたします」 ×「お申込みいただきますようお願いいたします」 ということになります。 「~いただく」と「~くださる」の使い分けは、こちらを参考になさってください。 http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/keig/c01c26.html  

yossy4649
質問者

お礼

ご回答いただきながら、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 「頂く」と「戴く」の違いまでよくわかりました。 また、疑問形にしてみることで敬語表現の正誤が判断できるという方法があることを知ることができました。 ご回答ありがとうございました。

  • key00001
  • ベストアンサー率34% (2878/8340)
回答No.4

主語を省略して、二つに分けられる文章を、一つの文章にしちゃってるからですね。 敬語は主語を明確にして、原文を考えるのが近道です。(めんどくさいですが。) 主語を省略しない原文は、たとえば「あなたが申し込みをしてくれるよう、私はお願いする」です。 これを敬語化すれば、「(あなたが)お申込みをなさって下さいますよう、(私は)お願い致します。」です。 申し込みを「する」の尊敬語が「なさる」で、「くれる」が「下さる」です。 しかし二重敬語で少々くどいから、「お申し込み下さいますよう」とするのが一般的です。 「頂く」は「貰う」の謙譲語で、この謙譲表現を活かせば、「私は(あなたに)申し込みをして貰うようお願いする」と言う、「私」が主語の一つの文章と考えなければなりません。 「お申込みなさって頂きますようお願い致します」となりますが、これも二重敬語を避け、質問者様が仰る「お申込み頂きますよう」となります。 「なさって」の省略形の敬語ですね。 また、「頂けますよう」と言うのは、カ行の活用の問題で、敬語の種類は変化しませんが、「頂け」とした場合、質問者様が仰る通り、可能や自発の意味が発生します。 「頂ける」だと「貰うことが出来る」と同義です。 これは「ご注文の方、以上で宜しかったでしょうか?」って言う、過去形敬語モドキと同様かと思いますよ。 活用に変えるコトで、やや「婉曲」「遠回し」な表現にすれば、丁重に感じるからでしょう。 最近は「頂く」(貰うの謙譲)と、「承る」や「伺う」(受けるや聞くの謙譲)などが混同されてるんです。 正しくは 「コチラでご注文を承ります/伺います」(コチラで注文を受ける/聞く) などと言うべき局面で、「コチラでご注文頂けます」(コチラで注文を貰うことが出来る) などと言いますね。 「コチラでご注文を頂きます」(注文を貰う)でも意味は通じますが、やはり注文は受けるとか聞くが正解で、敬語使用者が「違和感」を感じるから、何とか敬語感を増そうとして、「頂け」って言っちゃうんじゃないでしょうか?

yossy4649
質問者

お礼

ご回答いただきながら、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 敬語は主語を明確にして原文を考えるというご説明で、そのほかにいただいた回答もよくわかるようになりました。 ご回答ありがとうございました。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4337)
回答No.2

自信ありませんが、いただくはもらうの謙譲語です。 いただきます。=もらいます。 いただけます。=もらえます お願する時は「OOしていただけませんでしょうか。」と言います。 「OOにご協力いただけますようお願いたします」 「OOにご協力くださいますようお願いいたします。」 「OOにご協力いただきますようお願いいたします。」 いただきますようは少し押し付けるような感じがします。

yossy4649
質問者

お礼

ご回答いただきながら、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 「~いただきますよう」でも少し押しつけるような感じがすることがわかりました。 他の表現がいいみたいですね。 ありがとうございました。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.1

正しくは「~くださいますようお願いいたします」なのですが、 「くださる」では敬意の程度が低いように感じられるせいか、 「~していただきますようお願いいたします」 という間違った表現がされることが少なくありません。 「~していただく」の主語は「私」です。 「自分が~してもらう」ように願うということはあり得ません。 比べてみてください。 「手伝ってくれるよう頼む」(くれる→くださる) 「手伝ってもらうよう頼む」(もらう→いただく) その誤りを回避するために生まれたのが 「~していただけますようお願いいたします」 です。 “~してもらえることを願っている” ととるなら、「もらえる」(もらうことが可能)は自分の“する”ことではないので、それを「願う」と言えないことはないからです。 一番いいのは 「~くださいますようお願いいたします」 です。

yossy4649
質問者

お礼

ご回答いただきながら、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 「~くださいますようお願いいたします」 という表現であれば、敬語の程度が低いと思われるかもしれませんが、自分としては違和感を感じません。ご回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • この文の中の「いらっしゃる」は誤用なのでしょうか

     日本語を勉強中の中国人です。ある敬語表現についてお伺いします。次の文の中の「いらっしゃる」という語は誤用なのでしょうか。  「ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。」  回答者の方々に尊敬語を使ったつもりで、「いらっしゃる」にしたのですが、ほかの回答者さんから次のようなアドバイスをいただきました。  『人を敬う言葉には、尊敬語や丁寧語、謙譲語があります。ご存知は、自分を下げて使うことで相手を敬う謙譲語ですので、いらっしゃると言う丁寧語ではなく「おられましたら」と謙譲語を使うべきだと考えました。』  なかなか納得にはいかないので、どなたか説明していただけないでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、ご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。

  • ご存じの方?

    皆様どうぞよろしくお願いいたします。 テキストの文章です。 내가 아시는 분 これは誤用。私を高めることになり、敬語法として間違い、とあります。正しくは: ⇒ 내가 아는 분 とあります。 韓国語で謙譲表現にしたい場合、どのように言いますか? (日本語でしたら: 私が存じ上げている方、にあたるものです)

  • 自然現象などの謙譲語?について

    「秋がやってまいりました」 「この町に、台風が上陸いたしました」 「今回の報道により、事件の全容が判明いたしました」 「先日、弊社に抗議文がまいりました」 上の表現で、話者の行為にではなく、事物や自然現象に、一般に謙譲語とされる「まいる」や「いたす」を使用することについての分析、または解釈をお伺いします。 例: (1)これも謙譲語の一種であり、へりくだっているのは話者である。 (2)話者に間接的に関係する事物であるので謙譲語を使用している。 (3)単なる丁寧語である。 (4)誤用であり、「秋がやってきました」等が正しい。 (5)その他 また、「まいる」「いたす」以外の謙譲語ではこの種の表現がないと思いますが、もしあれば教えてください。

  • 二方面への敬語

    敬語の本には、謙譲語に尊敬語をつけても尊敬の意味にならず、誤りだと書いてありました。 でも調べるうちに、古文の文法には二方面への敬語というものがあることを学びました。 例)たてまつりたまふ(謙譲語+尊敬語) ですが 「お差し上げになる」 「拝見なさった」 という表現を私はあまり耳にしません。 現代では、動作をする人と受ける人に同時に敬意を表すため、謙譲語+尊敬語を使うことは誤りなのでしょうか? 間違ったことを質問しているかもしれませんが、よろしくお願いします。

  • お(ご)~いただく

    以下は似たような言い回しですが、どれもテレビ・ラジオで 頻繁に聞く言葉です。 (1)ご応募いただく    (尊敬語) (2)ご応募していただく  (相手に対する謙譲語で誤用?) (3)応募していただく   (尊敬語に近い丁寧語?) (4)応募いただく      (もらうの謙譲語?) 私は、右側に書いたように思いますが、 一番目以外には自信がありません。 それぞれ、どの種類の敬語になるのか教えてください。

  • 「お目に掛かる」の前に置く助詞

    「会う」の謙譲語である「お目に掛かる」の用法ですが、「太郎さんに会う」と同様の意味を表現するには・・・、 (1)太郎さんにお目に掛かる (2)太郎さんのお目に掛かる ・・・のいずれが正しいのでしょうか。 助詞に「に」を用いるべきなのか「の」を用いるべきなのか、迷っています。教えてください。

  • お約束してくださいましたは尊敬語?謙譲語?

    「○○さん、××さんがお約束してくださいました。」 この言い方は尊敬語ですか?謙譲語ですか? ただし××さんが約束してくれたのは、まったくの厚意です。 でも「お約束する」は、「お待ちする」「ご連絡する」のように謙譲語ですよね。 たとえば、「ここでお待ちしてください」は、謙譲語を相手(動作の主)に使った誤用だと思うので、この例文も間違いということになりますか?

  • 「形容詞+です」は問題ない?

    (1)「嬉しいです」「優しいです」など、形容詞と「です」を直接繋げるのは、文法的になにか問題がありますか? (2)「嬉しいのです」とした場合の「の」を文法的に説明すると? (3)「良さそう」「無さそう」の「さ」って何ですか? 「良そう」「無そう」が正しいと思うのですが、新聞でも「よさそうだ」という表現をしています。誤用ですか? どれかひとつでもいいので、教えてください。よろしくお願いします。

  • 動詞+「いただく」について

    「お待ちいただく」は謙譲語に分類されているのですが、謙譲語というのは自分の行動をへりくだった表現ということですが、この場合の「お待ちいただく」はどういう意味で謙譲語なのでしょうか?

  • 古典文法の「謙譲語」について

    古典文法の「敬語」の中の「謙譲語」は、話し手が(登場人物の)動作の受け手に敬意を払って、動作の受け手の行動に対して使うもの、という説明が一般的ですが、「謙譲語」というのは、話し手が自分の行動に対して(へりくだる意味で)使うものではないのですか。少なくとも、現代語ではそうなっている気がするのですが。文語と口語では、謙譲語のニュアンスや使われ方が違うのか、それとも、私の解釈がおかしいのでしょうか。教えて下さい。