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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:自然に挑んでいるかたにお聞きしたいのですが・・・)

自然との闘いをする人たちへの質問

noname#160718の回答

noname#160718
noname#160718
回答No.6

 No.2のJagar39です。  No.2~5までは大筋で同じ意見のようですね。  山と災害は違うというのはもちろんなのですが、相手が自然という意味では「危機管理」の考え方として本質的に同じ問題です。何を想定してどう備えるか、という問題だからです。  備えは「想定の範囲内」ならば破綻を招かないように立てるわけですよね。だから「想定外のことが起きたことはないけれど遭難したことはある」という人は、「想定」という言葉の意味を知らない人です。  「想定」と「想像」は違いますよ。想定というのは、それに対する備えがあって初めて成立する言葉ですから。  テレビで責任者が「10mの津波は想定していましたが、その件については特に何も対策を立てていませんでした」と言ったらどう思います?  テレビを見ている人は一斉に「それって想定したことにならないじゃん!」とツッコミを入れるのではないでしょうか?  単純に10mの津波は想定できていても全停電したために破綻すれば、それはどこかで「想定外」のことが起きたから破綻したわけです。  ですから「想定外」という言葉は、何も考えていなかった人が使うこともできますが、きちんと想定して対策を取っていても「想定外」の事態は起き得る、というのが、まあNo.2~5で出された意見というわけですよね?  もちろんその場合は、その「想定」が適切だったのか甘かったのか、という議論になるわけです。  破綻したわけですから「甘かった」というのは簡単ですし、事実甘かった例も枚挙に暇はないでしょう。  でも、危機管理が難しいのは、単に重い事態を想定すれば良い、というものではない点にあります。  回答にもあったように、登山で30日続く荒天、巨大落石、登山中の地震を「想定」すべですか?  もう少し「頻繁に起き得る」事象でも、鉄砲水なんてのも想定できません。  私は学生時代に沢沿いの山小屋でバイトしていて、今でも年に数回遊びに行きます。この20年間で鉄砲水を3回見たのですが、1分も経たないうちに水位が数m上昇するという凄まじいものでした。けっこう広い河原がある小屋近辺で数mですから、廊下帯では1分間に20-30mは水位が上がるでしょう。こんなの、その時に廊下帯にいたらできることは何もありません。  20年ほど前に黒部川の下廊下でビバーク中に流されて8人パーティーが全滅しましたが(1人は結局遺体も発見されずじまいだったと記憶してます)、この時のパーティーは河床から80m上でビバークしていて流されました。彼らは全員、ヒマラヤ経験もあるベテランだったのですが、これほどの増水は「想定外」だったということです。  80mの増水を「想定」すべきだったのでしょうか?  これら全てを「想定」すれば、山どころか街も歩けません。  ちょっと前に新型インフルエンザが流行し、国の「過剰反応」が批判されましたが、あれは元々アジアで鶏から人への感染が頻発していたH5N1亜型のインフルエンザが「新型」になることを「想定」して策定された行動計画に基づいて防疫対策が行われ、それに対して「過剰だ」と批判を受けたわけです。  そのH5N1の新型については、日本は死亡者64万人という病原性を「想定」していたわけですが、その想定も国内外から「甘すぎる」と批判されていたのでした。  いざ起きてみるとH1N1で病原性も非常に低かったので、強毒のH5N1を想定して策定された防疫活動が過剰だと批判されるのは当然でしょう。  「重すぎる想定」もまた社会に「被害」をもたらすのです。  今回の地震や津波に対する「想定」と対応が甘かったのか否かという点については、私は専門外なので判りませんし軽はずみに判断もしたくありません。  ですが、「人間には想定はあるが、自然には想定はありません」というコメントは、当たり前のことを言っているだけで何の解決策も示しておらず(じゃあどうすればいいんだ、ということに何も答えていない)、「危機管理」を知らない人間の無責任な戯れ言、と感じます。

0123gokudo
質問者

補足

再度の回答ありがとうございます。 >80mの増水を「想定」すべきだったのでしょうか?   これら全てを「想定」すれば、山どころか街も歩けません。 東電の理屈の1つに、「隕石が原発に衝突することまでは想定できない」というものです。これも目くらましの論法の1つで、極端なものを持って来てその他のものの免責を企てる意図があります。 貴殿の上記の論法もそれに類するものです。 実際は想定すべきものなのに、想定しようとしない。それをさせる力は、東電の場合は「利益追求」という動機であり、登山では「山に登りたい」という欲望の強さでしょう。 >「重すぎる想定」もまた社会に「被害」をもたらすのです。 人間の命を取るか、経済活動をとるか、世界の各民族によって多少の違いがあるように思います。 実利を優先する日本人は、命よりも経済性を重視する傾向があるように思います。 No1さんもその他の方も、どちらも数十年の山との付き合いがある方たちだと思います。現実にされている危機管理は同じものだと思いますが、表明されている意見は丸で正反対のように見えます。 同じものを表から見ているか裏から見ているかの違いではないかと思うのです。 総じて、自然に対する謙虚さというものを余り感じることが出来ません。矢張り自然を機械的に測定しているからでしょうか?

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