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アメリカの対応の早さ?
ここ一連のニュースを見ていて、危機管理(原発) 緊急事態に対する アメリカの対応は素晴らしいと思っています。 ネットワーク、情報提示、俊敏な判断と行動において日本とどうしてこうも違うのでしょうか? よろしくお願い致します。
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歴史的に見て、民族的に組織運用の考え方に違いがあるように思います。 今回の地震でも現場の人たちは必死になって対応しているのに対し、首相はじめ政府のリーダーシップのなさが問題視されています。 太平洋戦争では日本軍は、兵士は一流であるが指揮官は無能と評価されていました。 そして戦後、企業戦士が産業を復活させ、経済は一流だが政治は二流と称されました。 明治維新においても下級武士が中心になって達成、日露戦争でも適所適材の人事で国力を使い尽くす一歩手前で勝利しました。 日本では組織の上に行くほど何が出来るのではなく、周りに波風を立てない和を持って尊しの伝統があります。 ですから平準期に駆逐されるリーダーが外圧等国難に遭遇して初めて登場出来、組織的として対応してきたのです。 これがうまく行かなかったのがはっきり出ていたのが太平洋戦争と思います。 負けると分かっていたのに各組織長が自分の組織のメンツと責任逃れに終始、主戦論が通り開戦。 始まれば始まったでミスを犯しても指揮官は人情論で配置転換せず、いたずらに兵隊の命を奪って行きました。 この点、アメリカは必勝必罰、負けた司令官は退官、個性が強く組織的に問題はあっても勝てる指揮官を任用の適所適材の人事を徹底して行きました。 その結果が、日本の兵士は一流であるが指揮官は無能の評価だったと思います。 今回の対応を見てもよく似ていると思います。 東電では原子力の専門家が経営陣に一人もいなかったとあり、これで原発の危機管理 緊急事態への対応が出来たのかとの疑問に思いました。 今まで原発の安全性についてあれだけ強調していたのにかかわらず。 そして政府の対応はそれこそ開戦前の御前会議と一緒、組織のメンツと責任逃れに終始しているとしか思えません。 このように思っても、東北関東地震はおこってしまいました。 我々は一国民としての日本の良い伝統である一致団結で被災地の人達に何が出来るかを考え行動して行きたいと思います。
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- gategardens
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基本的に、アメリカと言う国は自国の国益最優先の国です。 京都議定書に参加しなかったり、昨年量的緩和によりドルを大量増刷したり、円高誘導で自国の貿易産業に優位に立てるよう誘導したり、投機マネーの原油市場への流入を阻止しなかったり。更には、日米の地位協定の日本側にとっての改善にも難色を示す=変わらない。米軍基地問題。など、実は様々な面でアメリカによる日本の「被害?」というのはあるのです。 また、情報開示というものは、どのような国であっても、本当に都合の悪い情報は必ず隠します。 ウィキリークスがこれほど問題になっているのがいい例です。 さて、今回の原発事故に関して、これからアメリカ国内での原発を増設していこうという路線がこのままではブレーキがかかる。ここで、米軍が適切な処置を示すことができれば、米国国民にも「万が一米国で原発事故が起きても、わが国はちゃんと対処できる」というメッセージを自国民に示せるという意図が見えます。 また、日本人は、米国人にあこがれますが、米軍は嫌いという矛盾したともとれる、米国政府としては悩みの種を抱えています。ここで、他国に侵攻する性能の非常に高い米軍の能力をフルに使い応用することで、素早い災害対応を展開させ、「イメージアップ」に努めています。 あえてきつい論調で斬りましたが、これはアメリカだけの問題ではありません。「災害支援=自国のイメージアップ→国民感情を自国寄りにすることで、外交を有利に展開させよう」これはどの国であっても頭の中にあることです。 翻って日本政府を見ますが、内容を見るに付け、日本の政治家ではどの政権であっても、今回のような巨大災害にはこのような対応とならざるを得ないでしょう。 理由は、日本は地方の「支援要請」によって国が動きます。その、地方自治体でさえ状況を把握できていない状況が長く続き、また、そういう自治体の絶対数が余りにも多いので国としても、「どこにどれだけ救助、支援を投下するのが最も効果的なのかの判断が非常に難しい」と言うことです。 救助する自衛隊員も同じ人間です。現在10万人を超える隊員が投入されていますが、総数が25万超とされる自衛官の総数を考えれば、「交代要員」「警備という本来の任務」という視点でみても非常にぎりぎりの人数を投入していると言えると思います。 また、本来、陸、海、空それぞれの自衛隊の幕僚長がそれぞれの隊を動かすのですが、今回は特別に、陸上の幕僚長を中心に据えて弾力的に運用できるようにしたことは高く評価しても良いと思います。 外国の救助、支援は要所につぎ込めばそれだけで高く評価されます。ですが、自衛隊は違います。「全てをあまねく均等に」これが基本中の基本です。 評価される基準自体が大幅に違うのです。これは理解してニュース等を見ないといけません。 話がそれますが、日本のマスコミははっきり言って「民主党が嫌い」です。 理由は「記者クラブ」という自分たちだけが情報を占有できるという先進国ではありえない既得権益を民主党政権によって脅かされているからです。 情報化社会にとって、「情報」ほど貴重な資源、武器はありません。 自民党政権時代など、旧政権時代はこの記者クラブを保護し、またその代わりに記者側も本当に不都合な質問は控えるなど、つまり、政府とマスコミがタッグを組んで情報を「統制」してきたのです。 それを壊そうとする現政権がマスコミから叩かれるのは当たり前ですね。 本来、マスコミというのは、政治と分離し、独立した視点、思考でなければなりません。 ですが、普段見慣れているキャスターやコメンテーターから批判されると一般的についその思考に引きずられる。 本来独立、中立であるべきマスコミがこうも「民主党政権でなければこうはならなかった」的な口調に言葉をそろえるのは空恐ろしく感じます。本来もっと別な角度からの切り口、視点論点があってもいいはずです。 結局、現政権も今は「慎重な記者会見」を繰り返しています。不確定な情報を出してそれにつけこむマスコミを警戒しているのですね。 東京電力については、まずい対応というのは否めないでしょう。 原発の製造元である東芝は、地震直後に関係技術者などを集結させ、すぐに動ける体制を整えていました。 ですが、肝心の東京電力からの知らせが何も来ない。つまりは動けない。国営ではない以上政府も極端な干渉はできない。 東芝の社員は憤慨しているという話です。我々が最初に動ければこうはならなかったと。 結論として、現状は、政府は良くやっていると私は思います。ですがマスコミ、東電など、政府外の障害が多いという風に見えますね。
お礼
ご回答有難うございいます。 いろいろな側面からの丁寧なご回答有り難く思います。 >あえてきつい論調で斬りましたが、 そんなことはありません大変参考になりました。 私も、日本の自衛隊はすばらしいと思っております。 ただマスコミと政府については、旧政権からの流れではしょうがないかと思います。 どっちもどっち 汚い事をしてきましたから 今はもうマスコミも政府も信用を無くしかけている思います。 国民は、案外シビアに見ていますから・・ ありがとうございました。
- norari43
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国民性の違いと言うか根本的に人間性、考え方が違うように思います。 フエア-精神、卑劣なことを嫌う、自己責任、本物の個人主義、 ボランテア精神。思いつくままですがこんな言葉が浮かびました。 いくら同盟、その他利害関係があっても今回のようなダイナミックで善意にあふれた 真摯な支援は出来ないと思います。アクション映画でもそうですよね、見ていてその ダイナミックさに引き込まれます。只それだけでは粗野で只荒っぽいだけですが、 戦争映画でもベ-スにあるのは人間性、これを描いています。繊細な日本人の方が 得意なはずですが、表現力が乏しいのでしょうか、、、、。 日本人は倫理感というのですか、こうでなければいけない、異質を排除する。 責任回避の社会、こんなことでなんか萎縮しているように思います。 農耕民族で神経質な人種なのでしょうか。 下の方の回答で初めて飛行場降下作戦を知りました。正直びっくりしました。 その発想、ダイナミックさに拍手をしました。やることが派手ですね。 これは自衛隊でも簡単に出来たことでしょう。 これはよくやっておられる自衛隊を非難するのではありませんが「平和な時の軍隊」 実戦経験のない、今の国民性の軍隊として当たり前の状態だと思います。 フエア-で大きな国です。
お礼
ご回答有難うございます。 >日本人は倫理感というのですか、こうでなければいけない、異質を排除する。 責任回避の社会、こんなことでなんか萎縮しているように思います。 責任回避の社会 その通りだと思います。 危機管理について個人の責任?地方の責任?国の責任?すべてがあやふやな状態 危機管理能力の欠如、緊急時の対応をもう一度見直すべきですね。 支援や復興にしても同じことが言えると思います。 震災で日本国民のモラルある行動が高く評価されましたね。 すばらしい事であるし誇りに思います。 でも国としての評価はどうだったでしょう? アメリカの行動は、日本政府の力の無さを見かねての行動・・・・そんな気さえしてしまいます。 ありがとうございました。
- mk57pvls
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こんにちは > ネットワーク、情報提示、俊敏な判断と行動において日本とどうして > こうも違うのでしょうか? 「オレたち(アメリカ)が、本気出すとこんなもんだぜ!」 ってところを まざまざと見せつけられましたね。(苦笑 情報の収集とその評価が、素早くしかも的確で、だからこそ必要な リソースの割り出しと配分も速く、物事をどんどん、進められるので しょうね。 今回、空母(R.Reagan CVN-76)をいち早く投入した事は報道等でも 紹介済みですが、同時に揚陸指揮艦(兼 第7艦隊指揮艦)のブルー リッジ(LCC-19)も作戦に投入した事には驚きました。 それ(派遣)を決定したのは、確か震災発生の翌日で、シンガポール にいた同艦を急遽呼び戻し、燃料、食料等は全部途中で"洋上補給" するから、ともかく出航しろ!という異例の命令だったそうです。 つまり早くも12日の時点で、かなりの被害が発生した事実を掴んで いたか、また必ずそうなるであろうという予測が立てられるほど、確か な情報を米軍は掴んでいたのでしょう。 そしてそこ(救援ミッション)には膨大な数の艦船、航空機が必要と なることを見通し、高度な指揮統制通信能力を持つ同艦の派遣を 決めたのだろう、と思います。 次に、様々な条件下においても、ミッションの遂行が可能な、多種 多様かつ経験豊富なリソース(部隊、人員、資機材)を有している こと、ですね。 水浸しになってしまった仙台空港に対して、一刻も早く空港機能を 回復させる事(そして、救援物資の受け入れ拠点とする事)が急務 だと判断し、震災の5日後の16日には、人員、車両を同空港に空挺 降下させ、滑走路の状態確認と、がれきの除去、臨時の管制装置 の設置、などを行い4日後には輸送機が着陸出来るようにしてしまっ たそうです。 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110327/amr11032701340000-n1.htm この降下ミッションを担当したのが、空軍第320特殊戦術飛行中隊 と いう"特殊部隊"で、敵地の近くに味方部隊を降下or着陸させる為の 調査や、拠点を確保する、等の任務を担う部隊です。 部分的には自衛隊でも行える事は もちろんありますが、迅速かつ統合 的に行う力は、米軍が1枚も2枚も上手でしょう。 それにしても彼ら(アメリカ)は、ほんと日本のことを熟知してますね。 気象条件はどうで、どんな地形で、どんなアセット(資産)がどこにあって など・・・。 もちろん同盟国であり、在日米軍基地などの拠点も数多く点在していた 事も大きいとは思いますが、イヤになるくらいによく知っている。(苦笑 まるで、往年のOrange Plan(対日侵攻作戦)を今でも見直し続けていて 持ち続けているんじゃないか? と思えるくらい (^^ゞ 鮮やかな作戦です。 これだけの手厚いサポートは、もちろん我が国への支援が第一である事 は疑うまでもありませんが、(アメリカから見れば)対中牽制の意味合い も決して少なくはないでしょう。 当初中国は、人民解放軍部隊を派遣する、海軍の病院船を派遣する、 などと言ってましたが、そのうちあまり言わなくなってしまいましたね。 この米軍の動きを見たら、まぁそれも当然でしょう。
お礼
ご回答有難うございます。 >「オレたち(アメリカ)が、本気出すとこんなもんだぜ!」 ってところを まざまざと見せつけられましたね。(苦笑 はい!見せつけられました。 原発用ロボットだとか、原発に対するシークレット部隊が来てくれるとか本当にすごいです。 中国も興味津々で見ているでしょうね。 >情報の収集とその評価が、素早くしかも的確で、だからこそ必要な リソースの割り出しと配分も速く、物事をどんどん、進められるので しょうね。 日本は全てにおいて後手後手でイライラするほどですね 良いところは見習わなければいけませんね。 ありがとうございました。
- tirako
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私もあなた様と同感です。国民性の違いだと思います。実際に2年アメリカ人の男性と英会話スクールでマンツーマンレッスンを受けたことがありますが、日本人のようにタテマエで話をしなくていいのですごく楽でした。キリスト教だからという理由もあるでしょうが、いいと思えばすぐに認めてくれますし、日本人のように陰で悪口とかいいません。とてもダイレクトな表現をしますし、自分の気持ちもストレートに話します。 ユーモアがあって優しいという印象でした。 アメリカへ旅行へ行ったときも同じでした。ウォール街でうろうろして、どうしようか迷っていると中にはいってみる?と声をかけてくれました。観光客だと解かっているので好意でリムジンの中にも入れて中を見せてくれました。人々も想像以上に礼儀正しかったです。人種差別があると言われますが、私は全く感じませんでした。 あまり言いたくはありませんけど、日本人は絶対ホンネとか言いませんし、言うと攻撃されます。それも陰湿なやり方で・・。 よってたかって同じことをしてないと村八分のようにしてイジメられます。 私は次に生まれるときはアメリカ人がいいです。そう思っている人は少なからず日本人にもいます。のびのびと好きな分野を追求できるという意味でも・・。すぐに支援を差し伸べてくれたのもそういう国民性、お国柄だからだと思っています。
お礼
ご回答有難うございます。 そうですね!国民性の違いですね。 善意を善意として受け止めなければ善意でなくなりますよね。 >すぐに支援を差し伸べてくれたのもそういう国民性、お国柄だからだと思っています。 アメリカの場合少し様子を見てとかではなく、行動が早かったですね。 素直にありがたい事だと思います。 ありがとうございました。
- sintyan5656
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行政組織の違いでしょうね。 何事も会議で決めなければならない日本と違って アメリカはトップの権限だけで動けますから どちらも一長一短ではないでしょうか? .
お礼
ご回答ありがとうございます。 今のアメリカの行動は、トップの指示だけで 動いているんですか。 >どちらも一長一短ではないでしょうか? 短所とは? ありがとうございました。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
日本は米国国債を大量に持っています。 政治的理由で売ることが出来ないのですが、 今回の大震災の復旧資金調達の為 売りにでるかもしれません。 米国はそれを懸念しているのです。 それで色々日本に対して援助を しているのです。 国際関係は弱肉強食です。 甘い眼でみてはいけません。 皆、自国の利益の為に行動している だけです。
お礼
ご回答有難うございます。 >国際関係は弱肉強食です。 甘い眼でみてはいけません。 皆、自国の利益の為に行動している だけです。 他国は、敵だという意見と人類みな兄弟という意見と難しいですね。 今さまざまな国が援助してくれていますよね。 ありがたい事だと思います。 友愛の心で物事を判断している自分がいますがやっぱり甘いでしょうか。 ありがとうございました。
- kokubosino
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っ他人事だからですよ 軍人の大量動員など有事の際の練習になりますし、原発施設に対するテロ攻撃がもっとも懸念されていますから、それに対する練習はしておかなければいけません、アメリカにとってちょーどいい機会ですから(^_^)v あと、日本で放射性物質が放出されたら偏西風に乗ってアメリカ本土も汚染されますから、それを懸念してですね。
お礼
ご回答有難うございます。 実践練習ですか? それにしても人命にかかわる実践練習ですよね。 立場代わって日本ならその判断できますでしょうか。 難しいでしょうね。 まず国会を通してからなんてグズグズしそうです。 ありがとうございました。
お礼
ご回答有難うございます。 歴史の流れから詳しく丁寧に説明いただきました。 二流の政治家を一流の国民は、なぜここまで太らせてしまったのでしょうね? >負けると分かっていたのに各組織長が自分の組織のメンツと責任逃れに終始、主戦論が通り開戦。 始まれば始まったでミスを犯しても指揮官は人情論で配置転換せず、いたずらに兵隊の命を奪って行きました。 >今まで原発の安全性についてあれだけ強調していたのにかかわらず。 そして政府の対応はそれこそ開戦前の御前会議と一緒、組織のメンツと責任逃れに終始しているとしか思えません。 政府が後手後手の対応しかできない理由がよくわかりました。 で、最後は東電にすべての責任を背負わすんですね。 国民はまた騙される。 ありがとうございました。