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不思議な直角三角形
先日、ある話を耳にしました。 「ある数字を思い浮かべ(aとします)、その数字を2乗し、2で割り、その数を差が2の二つの数に分ける(b,cとする)。するとa,b,cを3辺とする三角形は直角三角形になる」 たとえば、a=6とすると、二乗して36、÷2で18、差が2の2数は8と10となり、3辺が6,8,10の三角形は、比が3:4:5のご存知直角三角形になります。 たしかに、a=xとして、b,cを出し、三平方の定理を用いれば直角三角形であることは証明できます。しかし、なぜ2乗、÷2、差が2の2数という手順を踏む、ということが思い浮かんだのか、なんか不思議です。 どなたか不思議な方法をキッチリ説明できる、もしくは同じような面白い数学ネタを知っている方がいらっしゃいましたら、どうか教えていただきたいと思います。
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kei0817さん、こんにちは。 >「ある数字を思い浮かべ(aとします)、その数字を2乗し、2で割り、その数を差が2の二つの数に分ける(b,cとする)。するとa,b,cを3辺とする三角形は直角三角形になる」 やっと、これの意味が分かりました。 ちょっと考えていきたいと思います。 ある数aを思い浮かべます。 その2乗を2で割ると a^2/2 ですが、これを「差が2の2数に分ける」ので それをb,cとすると c=b+2とかけて、 a^2/2=b+c=b+(b+2)=2b+2 のようにかけますね。 ここで、 a^2=2(2b+2)=4b+4・・・(1) のようになります。 さて、kei0817さんの考察をみていくと、 直角三角形になるのは、どうやら斜辺がcの直角三角形のようです。 ピタゴラスの定理から c^2=a^2+b^2 をいえれば、a,b,cを3辺とする三角形が直角三角形であると証明できます。 c^2=(b+2)^2=b^2+4b+4=b^2+a^2←(1)より となるので、cを斜辺として、直角三角形をなすことが分かります。これはいいんですよね。 >たしかに、a=xとして、b,cを出し、三平方の定理を用いれば直角三角形であることは証明できます。しかし、なぜ2乗、÷2、差が2の2数という手順を踏む、ということが思い浮かんだのか、なんか不思議です。 逆に考えると、この種明かしは、たまたま 「斜辺が他のどれかの1辺よりも2だけ大きい直角三角形」 を考えてみたときに、 斜辺b+2 残りの辺b とすると、もう一つの残りの辺は、ピタゴラスの定理から √{(b+2)^2^b^2}=√(4b+4) となるので、aとして a=√(4b+4) a^2=4b+4=2(b+2)=2c となるので、ちょうど斜辺の2倍=残りの辺の2乗 となるような数字を選んでくれば、成り立つことがいえますよね。 「差が2である」という条件で、かなり限定していますから 操作もしやすいんだと思います。 面白い問題ですね。
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- yuusukekyouju
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ある数字を思い浮かべ(aとします)、その数字を2乗し、その数を差が1の二つの数に分ける(b,cとする)。するとa,b,cを3辺とする三角形は直角三角形になる たとえばa=3とすると、二乗して9,差が1の2数は4と5となり、3辺が3,4,5の三角形は直角三角形となります。 これも同じ原理を使っています、こちらのほうが2で割らず差も1であることからシンプルでおもしろいと思いませんか。
- sokamone
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たぶん こう考えるのが1番わかりやすいんじゃないでしょうか? 直角三角形の3辺が、a<b<cのとき、 a^2+b^2=c^2 が成り立つ。これを変形していく。 a^2=c^2-b^2 =(c+b)(c-b) ここで、適当な数kをとってくる。左辺をすこしいじって、 [(a^2)/k]・k=(c+b)(c-b) とすると、つぎのことが言える。 「正の数aを2乗してkで割る、その数を、差がkになるような2つの正の数b、cの和として書くと、a、b、cは、三平方の定理a^2+b^2=c^2をみたす。よって、これらはある直角三角形をつくる。」と。 ただし、b、cが正の数になるためには、k>0かつ、a>kが必要です。 ご質問の内容の場合、kは2です。
- xdot
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kei0817さん、こんにちは。 証明したと書いてあるのでわかると思うのですが、 3つの数は a, (a^2/4)+1,(a^2/4)-1 ですよね。 3平方の定理なのでそれぞれを2乗すれば(これをp,q,rとおく)、 p=a^2====================>a^2 q=(a^4/16)+(a^2/2)+1=====>b^2 r=(a^4/16)-(a^2/2)+1=====>c^2 ですね。 重要なのは、qとrの第1項と3項が等しいってことで第2項は符号だけが異なる。当然q-rは、第2項の2倍、つまりa^2と等しくなるので、p=q-r でありb^2=a^2+c^2となって三平方の定理は成り立つ。 何が言いたいかっていうのは、三平方の定理が成り立つように数を操作したっていうことにすぎないような気がします。 つまり、q-rのように差を作ったときにもとの数の2乗になるような数を考えたりしたんでしょうね。その為に2でわったりしたと思います。 ところで、a=1とかの場合c<0となるので三角形にはなりえないので注意したいところです。