利付国債の利子調整額ってなんのことでしょうか

質問

金融関連には全く素人で、初歩的すぎる質問で恐縮ですが、教えてください。
利付国債の10年もので、「購入時にお支払いただく初回の利子調整額」というのがあります。
額面金額100円につき　0.0534246円（税引後 0.0427397円）15日分（初回の利払い日の6ヶ月前から発効日までの期間）
と書かれています。<例＝ゆうちょ銀行の３月の募集>
(個人向け国債にはありませんね。)

1.利子調整額分とは、その相当額を額面金額にプラスして購入するということでしょうか？
　　上記の例で、100万円の利付国債を買うには、100万円+534円
2.15日分とは、どのような意味があるのでしょう？
3.「初回の」とされていますが、初回以外でも発生するのでしょうか？
4.額面より高く買う理由は、郵便局等の金融機関が落札した価格分高いということでしょうか？
5.満期で償還される時は、額面価格となるので、この差は損金となる？

回答No.1

coollittle · ベストアンサー

検討されている国債は、たぶん下のリンク先のものだと思われます。

http://www.mizuho-sc.com/ap/product/saiken/kokunai/ritsuki/resources1/313_10kokusai.pdf
（このリンク先は募集期間終了後、リンク切れになる可能性あり）

国債は年２回・半年ごとに利子が受け取れます。
約半年後の９月20日に初回の利子を受け取れますが、発行日の４月４日から数えると、半年に満たないのです。にもかかわらず半年分の利子が支払われますので、この調整が「利子調整額」（リンク先では「経過利子」と表現）です。

Ａ１.　その通り、プラスして購入するということです。

Ａ２.　15日というのは、３月20日から４月４日までの日数です。

Ａ３.　経過利子が発生する理由から、初回だけです。

Ａ４.　郵便局だから…　ということはありません。

Ａ５.　初回の利子を余計に受け取れますので、「損」というわけではありません。

過去には個人向け国債にも、同様のことがありました。（数日分ですが）　　今後、絶対ないとは言い切れません。

この国債も、発行日を３月20日にすれば（でも今年は日曜日ですね）ややこしいことにはならないのですが、なぜなのでしょうね。
（債券によっては、初回の利子を減額することで調整しているものもあります。）

お礼

coollittleさん、ご教授をありがとうございました。

ひとつづつ、丁寧に説明いただき、とてもよくわかりました。
もっと解りやすくすれば、気軽に買えるのにとおもったりします。国債の格下げがありますが、とりあえず買ってみようと思っています。