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討ち入りの「戸板返し」について。
吉良邸に討ち入りの際、すべての雨戸を一瞬のうちに、ひっくり返すシーンがあります。 この技を知りたくて、「戸板返し」で検索しても、四谷怪談の、「戸板返し」しか出てきません。 どうしたら、雨戸を一瞬のうちに、ひっくり返せるのか、そのからくりをご存知の方、教えてください。
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>そのからくりをご存知の方 ・・・ではありませんが m(__)m 古民家・歴史建造物をかなり研究してきた者ですが・・・ 元禄時代まで遡る実物建物までは知りませんが、日本の木造建物の系譜は何百年変わらないので、防犯ロックとしては、敷居・鴨居に可動式の固い角木をくいこませて簡単にはずれないようにする「猿」という伝統的仕組みが当時からあったのでは?と推測します。 http://www.kenchikuyogo.com/211-sa/113-saru.htm >すべての雨戸を一瞬のうちに、ひっくり返すシーンがあります。 You Tubeかなんかでそういうシーンを見れませんかね(笑 たぶんにドラマ的演出もあるのでは? 「猿」がついてなかったか、もしくは、元より侵入除け屋敷塀で囲まれた武家屋敷、いちいち雨戸のロックにおざなりだったか(笑・・・ そういう落とし猿ロックがかかってなければ引き戸ですから下部をバールのような金物でこじりあげて敷居溝から簡単に外れます。何枚もそういうこじり金物かいものをしてテコ原理で同時に一気に手間に引き出せばればあっという間にはずれます。 私の討ち入りシーン記憶バージョンでは、逆に雨戸すべてをチームで一気にすべてカスガイを打ちつけ開かないようにして、中から警護の侍が一気に出てこれないようにして、小人数で飛び出してきた者から大勢で討ち取るという作戦でやってましたが(笑 そういうやりかたのほうが実録的にははるかに真実性を感じますけど(笑
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- hgpapa
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わたくしの記憶に間違いがございませんでしたれば、 史実では 土塀の壊れれいる場所から敷地に侵入し、木槌の大きなもので雨戸を叩き壊したはずです、 ですから、書かれておられる様な、『戸板返し』のような技は使われていない、か、もしくはまだ発見されて居なかったのではないかと推測いたします。 この時代は、特に武士の財政状態はかなり厳しかったようで、家に掛ける費用をねん出することは難しかったようで 痛むに任せていたようですよ。 武士の家でさえも、畳は年中敷いておらず、必要な時だけ出して弾いていたという歴史記述もあるぐらですから。
お礼
有難うございました。ご指摘のように、史実とドラマでは、かなりの隔たりが有るものですね。 昨年の大河ドラマ「龍馬伝」でも、各所に史実との違いが、指摘されています。 でもこれは、ドラマとして見てくれ、との事だそうです。
お礼
さすが、古い家屋構造の詳しい解説、有難うございました。 私も国の重文になっている、江戸時代中期の、中級武士の屋敷の雨戸を、開け閉めする事が有りますので、 以前から考えていた事なのです。 その武家屋敷の、雨戸のロックは「上げ猿」構造です。これを解除すれば、敷居からの持ち上げは簡単ですね。 でも私が見たシーンは、多分にドラマ的演出が、有るように思えます。