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なぜ輪廻転生が必要なのでしょうか?

noname#175206の回答

noname#175206
noname#175206
回答No.4

>なぜ輪廻転生が必要なのでしょうか?  必要とする人が太古の昔から存在するからです。  死ぬと自分がただ単に消えてなくなる、ということが怖い人もいることは認識しておいて損はないと思います。意識という摩訶不思議なものが、死んだ途端消え去る、ということが受け入れにくい人も多いのです。  不老不死があればいいですが、それは難しそう。だから死んでも意識が残ると思いたいのですね。  いや記憶が引き継がれなくても、何か人間には魂といった不滅のものがあると信じると気が楽な人もいるのです。  六道輪廻だけではないです。天国や地獄という考え方もあります。その他いっぱいあるでしょう。  まあそれを利用して「悪いことをすると死んでも罰を受けるぞ」なんて脅しが効くわけでもありますが。  ブッダなどは、苦労している弟子に「がんばるんだよ。お前は今、来世において受ける罰を今受けているだけなのだから」とポジティブに励ましたりもしています。  そのブッダも死後どうなるかとバラモン僧に聞かれたときは「死んだことがないから知らない」と嘯いたりもしています。まさに人を見て法を説いてます。  臨死体験ということがよく言われますが、本当にあの世に行くどころか、体から意識が離れるということ自体、幻覚でしかないようだということは、ほぼ分かっています(血中の二酸化炭素濃度が上がるだけでもそうなる)。  前世の記憶があると言い張り、自らも信じている人がいますが、非常に眉唾物です。なぜだか、みんな歴史上の有名人の生まれ変わりと言い張るのです。名もない農民の生まれ変わりは事実上いないようです。人口の大半を占めていたはずなのに。  しかも、たとえばマリー・アントワネットの生まれ変わりと言い張り、実際、催眠状態でアントワネットが言いそうなことを言ったりするのですが、当時はないはずの言葉、たとえば「(話が)脱線した」(これは鉄道以降に生まれた言葉です)などと言ったりして、枯れ尾花の正体を見せていたりします。時代劇で「お、サンキュー」と言うような可笑しさです。  可笑しなこととに、催眠次第では来世の記憶も甦るそうです。催眠は慎重に行っても、術者の影響が出ます。突飛なことを言い出しても、寝言と思っておくのが賢明でしょう。  教育が行き届かず、それでも社会のルールを教えるには、輪廻転生を含む宗教的な教えは有効な手段だったかも知れません。しかし、たとえば日本では全ての人間に9年間も義務教育を行うようになって長く、その後も大半は少なくとも3年間を高校で学びます。大学全入時代も間近いと言われています。  昔々は僧侶が学者と並んで教養人でした。しかし宗教が教養のトップにいる時代は既に過ぎ去りました。いわんや迷信においてをやです。確かめようもないことに悩む時間と気力を、楽しいことや役立つことに振り向けるのが賢明というものでしょう。  ちなみに私個人は死んだら、きれいサッパリ消えてなくなりたいですね。死体も他人の記憶からもです。戒名も墓も欲しくありません。万が一、霊魂などというものがあったら、それも神様だか仏様に消してもらいたいです(神&仏「いやいや、お前は地獄送りじゃ」、「そ、それだけはご勘弁を」^^;)。  使える臓器を使ってもらって、後はダイオキシンが出ないように高温焼却して、出た灰はゴミとして捨ててもらいたいです。

noname#142902
質問者

お礼

普通は死んだら怖い、と考えるかと思います。 ちなみにカプラン臨床精神医学という世界で最も権威のある医学部の本では臨死体験は誰でも同じ旨が記載されています。死んだ後には救いの世界がある、と期待をしている面があります。臨死体験が幻覚だというのを否定したい自分が居ます。幻覚だと考えると……どうなのでしょうか。難しいです。私は分かりません。 仏陀の励ましは非常に興味深いです。しかし前世の記憶があり、悪いことをすると来世で苦しむ、と分かっていれば悪いことをしなくなると思いますが……。 人を見て法を説け、というのは非常に納得がいきます。自分の人生でもその通りです。 質問者様、前世の記憶が如何に怪しいか良く分かりました。仰るとおり、どのような文献やテレビ番組でも『前世は農民』という記述が殆どありませんでした。人口の大半は確かに農民でしたのに。催眠療法は気をつけて見なければいけないようです。 死後には消えることを望む人がいるのは一種の驚きです。戒名すら欲しくなく、死後の魂も要らない、というのは驚愕です。 本当に丁寧な回答、誠に有難うございました。

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