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前期損益修正について
当年度費用(原価)計上すべき委託費を、支払いをした昨年度に誤って費用計上してしまいました。当年度の売上に対応させるため下記のように処理をしようと思っていますが、上司から処理の必要がないと反対されました。 委託費 / 前期損益修正益 私は(1)前期の処理が間違っている、(2)当期の売上と原価を対応させる必要がある、ことから、上記の処理が必要だと考えているのですが間違っておりますでしょうか? 間違っているとお考えの方がいらっしゃったら、理由を教えていただけませんでしょうか。 合っているとお考えの方も、理由を教えていただけると幸いです。 よろしくお願いいたします。
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これは会計と税務で分けて考える必要があります。 会計的に言うと確かにご質問のような処理をするのは理屈として正しいというとは言えます。しかし最終損益は同じですから、結果は表示の変更だけということになります。つまり経常利益は変わるけれども当期利益は同じというような意味です。 一方税務ではこの処理をするということは修正申告をしないといけません。これも理論上はそうするべきなのですが、でも実際は前期の過少申告を修正しても同額当期に戻るだけですから、通算では同じになります。まじめに修正申告をしたほうが良いか、調査まで放置しておくかということは悩ましい問題です。 この修正がかなり大きくて延滞税も馬鹿にならないというような場合は修正したほうが良いということもいえますが、あまりに小さい場合は手数のほうがかかってしまうということにもなります。 結論を言うと、ANo.1のお答えのように重要性で考えることになるのでしょう。 決算の修正や修正申告はある程度の面倒を考えなければならないので、そこまでやる必要性があるかということを考えて、あまりたいしたことでなければとりあえず無視するというのも実務的方法とはいえるでしょう。
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- kazu-si
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経理の世界では、重要性という考え方があり、 一般的には、当期純利益の5%以内の誤りは許容範囲内とされています。 また、「前期損益修正益」のような聞きなれない勘定科目が出ると役員会とかでかなりの説明が求められます。 担当者はかなり苦労いたします。 そのため、このような場合金額がそれほど大きくなければ修正処理を行わないのが一般的です。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 会社の規模からして金額的な重要性はありませんが、次回の四半期決算時に利益が出るか微妙な状況です。 また、当社はプロジェクト毎に収支管理をしており、担当から毎月予定売上・予定原価との乖離分析を報告してもらっているため、担当が毎月乖離が出るのを嫌がっております。 (予定原価の金額を変更してしまえばそれまでですが、変更金額が大きい場合は決裁を取得する必要があり、担当者が嫌がります。) そのため、金額の重要性がないことから「前期損益修正益(特別利益)」ではなく、「雑収入(営業外収益)」で処理しようかと思います。
お礼
早々の回答ありがとうございます。 会計的には、基本的な考え方が誤っていないということが確認でき安心しました。 おっしゃるとおり、貸借共にPL科目のため、最終損益が変わらないことは認識しております。 ただ、質問に書かせていただいた委託費は1年間の保守委託費であり当社は月次決算を行っているため、実際には下記のように処理するつもりです。 期首:前払費用(12ヵ月分) / 前期損益修正益 月々:委託費 / 前払費用(1ヵ月分) 年度では最終損益は変わりませんが、四半期決算時には未経過分が前払費用に残ることになります。 そのため、会計的には修正仕訳の投入が必要だと感じています。 税務的には、2期に亘る一時差異であり地方税の申告も面倒なので、調査があって指摘を受けないことを願い、修正申告はしない予定です。