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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「シュール」という言葉や概念の起源はどこに?)

シュールの起源と広まりについて

このQ&Aのポイント
  • 「シュール」という言葉や概念の起源は、つげ義春の『ねじ式』に関連していると言われています。
  • 「シュール」はシュルレアリスムから来ているという仮説もあります。
  • 「シュール」という言葉が広まった理由やいつ頃登場したのかは明確ではありませんが、不条理という概念との関連性が指摘されています。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#130919
noname#130919
回答No.3

研究だと仰るので、少し細かい点にも触れてお答えします。気を悪くしないでください。 まず「シュルレアリスム」surréalismeの定義を正確にしなければならないでしょう。ご存じかも知れませんが、確認しておきます。 フランス語で接頭語surが「~の上に立脚している」というニュアンスであることはご存じだと思いますが、この接頭語に注目すると、シュルレアリスムは「レアリスムに立脚した芸術運動」ということになります。変だと思うかもしれませんね。しかし理論としてのシュルレアリスムは「『超』現実主義」と訳されるように、よりリアリティのある表象を目指すものです。過剰に精神的なリアリティを追求した結果、表現手段は写実的ではなくなったといえるでしょうか。シュルレアリスム的な表現手段の中で、夢や無意識、不条理が多く描かれますが、それは表面的に隠されている現実の歪みを提示するにあたって有効な手法だからだ、といえるでしょう。 ただし、こうした趣向は日本に受容された時に、あまり理解されなかったといえます。surは否定語であるかのように、「非現実的」(大辞泉)と示されている場合さえあります。この場合は「超」が「非」という否定の接頭辞という逆の意味で解釈されたと言えます。「現実から上=現実から飛んでる」という解釈がありますが、これはフランス語に即すると正確ではないこじつけです。意味が反転してしまったのです。 もっとも上記の議論は巌谷国士の『シュルレアリスムとは何か』に書いてあります。簡単に読める本ですし、「シュール」という語と「シュルレアリスム」の差も若干ふれていたので、参考になるでしょう。ご存じかも知れませんが。 なぜ、特につげ作品に特化するのかは見当がつきませんが、日本の批評家がフランスに通用する芸術作品を探し求めて、シュルレアリスム的と評していたことも確かです。その甲斐あってか知りませんが、『ねじ式』自体はフランス語でも論文が出ているそうですね。その中ではシュルレアリスム的であると批評してあるかどうか――ちょっと読んでみないと何とも言えませんが、指導教官に聞いてみてはどうですか。 もっとも、当時、学術としてマンガが論考に値すると思われていたのかどうかということを含めて、議論が必要にはなるでしょう。現代のようにマンガが市民権を得ていた時代ではないので。面白いでしょうが、難しいでしょうね。 最後に少しだけ注意点を。シュルレアリスムという時に、ismeという接尾辞は体系化された運動ということを意味します。そこで集団的な芸術運動に参加せず個人的な活動を好むなら、ismeに包摂されることを嫌う作家はおります。しかし芸術史を批評する場合、作家の意に反して、その作品が大局としてはとある芸術運動に分類されるということがあります。作家の意見と批評は分けて考えるべきでしょう。 ご参考までに。

その他の回答 (3)

  • Postizos
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回答No.4

まず仮説とのことですが、他にどんなシュールから来ているのか、むしろ見当がつかないほど自明ではないですか。 それと「『ねじ式』から来ている」という(これこそ仮説・架説としか思えないのですが)説。これは私から見るといくら漫画がブームだからといっていくら何でも世間が狭過ぎないかと思います。 ねじ式は68年発表ですが、それ以前から「シュール」は高校生なんかでも使われている言葉です。 念頭においていたのはダリとか、マグリットとかブルトン(の翻訳)とかですけれど。 シュル(当時風に言えばシュール)レアリスムは当時風に時間差はありながらもほぼリアルタイムに(その前のダダイスムから)日本にも来ていますし、日本流の解釈もその頃から行われています。 もっと前の史料に当ってみてはいかがでしょうか。 なお日本でのカタカナ表記は知っている限りでは60年代には「シュールリアリズム」または「シュールレアリスム」で90年代には「シュールレアリスム」で「シュル」になったのは2000年代からと思います。 1920年代には「シュルレアリスム」だったようですが、敗戦後に和製英語の影響で「シュールリアリズム」が広まったんでしょう。(すいません私も仮説です。調べてね。) 90年に名古屋市美術館で展覧会をした時のタイトルが「日本のシュールレアリスム」だったのが日本語表記についてのこの説のひとつの根拠になると思います。 http://www.guri-nagoya.com/back_numbers/28/midori.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%84%87%E9%A0%86%E4%B8%89%E9%83%8E エルンストやダリやマグリットの絵を過剰なまでのリアリズムと見るかどうかは判断に任せます。 ですがシュルレアリスムの中にはダダイスムの継続で意味への従属から形態や色、言葉のサウンド・リズムを開放しようという欲求があった、つまり非条理が含まれているのも明らかだと私は指摘しておきます。(但しダダイスムにくらべれば想像力の方向が計画的に方向づけられていたりもすると思います) 。フランス語の仏和辞書解釈よりも作品からアプローチする方が正しいのではないでしょうか。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B4%E3%82%A6%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AC シュールくんじゃないの?一般化は。 戦前にも夢野久作とかいるしなぁ

回答No.1

C Weedさん ベタですけど、Wikipedia では1920年代初頭に始まる芸術運動とのことです。 大学か何かで、論文でも書くのであれば、ウィキペディアは参考として、きちんと元になった文献を手にして調べたほうが良いかとは思いますが…。 「小さなヒント」でも、と言うご質問だったので。 頑張って面白い論文書いてください!!

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/surrealism

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