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SACD の本当のところを教えて下さい。

Yezoshimaの回答

  • Yezoshima
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.9

SACDは持っておりません。次の40万円をヘッドホンに使おうかSACDプレイヤーに使おうか今迷っています。まあ聞いたことがないわけで、意見を言うのもなんですが、半分教えを請うという意味があります。 さて、SACDの単位時間当たりの情報量は圧倒的に多いのは、その規格から自明です。問題は、その能力が音質に結びつくようなものかということです。SACDのCDに対する優位性は、20khz以上の再生能力・6KHZ以下ではCDよりDレンジが50db近く広いという2つの点にまとめられるでしょう。そのほかは、CDと同じです。すなわち、この二つの能力を生かせる場面があれば、SACDにしかできない高音質が達成できるし、その能力が生かせなければ単なる過剰能力となります。音の場面でいえば、(ナローレンジで歪たっぷりで音の立ち上がりがつぶれている)、ロックをはじめとする電気音響ではSACDの長所を使うことはできないでしょう。オーケストラの弦楽合奏の軟らかさや分厚さというのも同様です。逆に、ホールの味やフォルテの後の総休止で残響が消えていくところ、リュートの立ち上がりや余韻や艶の表現はSACDに好適かもしれません。 では、前者の超高域再生について考えましょう。これは明瞭な実験結果が出ています。NHK技研の大規模実験(楽音で20kh以上が聴きとれるか実験した)の結果、ほとんどの場合、音楽において20khz以上は検知できないという結果が出ています。そもそもDSD方式とは、PCMでは各帯域に均等に分布する量子化雑音を超高域に集める技術だと言え(実測では6khz以上ではPCMに負ける)超高域の耳感度がないことを前提にした技術なのです。(仮に聞こえたら、歪だらけのひどい音だといいます=Wikipedeia) 後者について考えてみます。普段、音楽はコンサートでしか聴けません。この場合、演奏・聴衆雑音はおよそ50dbと言われています。もちろん雑音以下の音も聞こえるでしょうがそこからさらに-10dbになればくっきりとは聞きにくくはなるでしょう。そればかりか私も含め多くの日本人は8khzで30dbの耳鳴りまで持っている(8khz以上で30db以下の音はマスクされる)。それでも、ホールの残響は聴き分けられるし、楽器の艶も余韻も聞こえるのです。仮に最強音の実効値が100dbとしたら40dbまで再現できれば、つまりDレンジは60dbもあれば十分だということになります。さて、CDの場合は100db近いDレンジがあるわけで、6bit40dbもの余裕があるわけ。確かにCDの小音の0dbの音質は感心したものではなないでしょうが、普段のコンサートでそのあたりの音は全く聞こえていません(従って音質に影響はない)。SACDがその下限をさらに40db下げても、聞こえない音をさらに聞こえなくしただけで、意味はありません。(逆にマーキュリーレコードの例でもわかりますように、かなりのヒスノイズがあってDレンジが狭かろうと、極めて高音質な場合もあり得るのです。) (思いっきり下駄をはかせてロックは150dbで鳴るから、SACDのDレンジは意味があるって?人間100db以上の音量では数割の歪を感知してしまいますし、仮に150dbの音に耳が耐えられても、同時になる0dbの音には全く何の意味もないでしょう) SACDの原理的なメリットはこれだけです。つまり、音楽再生でその能力を生かす局面はないということ。逆にCDを使っても、SACDを使った場合と同等の音質を実現できるはずということになります。現実に両者を比べれば大差があるというレポートが提出されます。暗示というものを除けば、メディアの性能差によるのではなく、SACDが徹底的にコストをかけ丁寧に作られているからというわけなのでしょうね。今、SACDは3500円ですが、CDには100円盤までありますから。 こう考えて、次の40万円はヘッドホンに使おうかと思っています。高級SACDプレイヤーで40万円というとローエンドですが、ヘッドホンなら最高のものが買えますから(中国製ですけどね。)CDを1万枚近く持ってますから、もう一度SACDを買い直すのもバカみたいですし。

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