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「木を炭化(すみ)すれば二酸化炭素が発生するが、炭は半永久的に変化しな
「木を炭化(すみ)すれば二酸化炭素が発生するが、炭は半永久的に変化しない性質があるので炭化して土中に埋めると二酸化炭素を土中に固定する」と新聞で読みました。 埋められた二酸化炭素は他の物質と化学反応を起こさないのか? 埋められた炭はもうこれ以上二酸化炭素を吸収できないと言うことはないのか? 何方か教えて下さい。
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炭は炭素分子と考えると解りやすいです。 炭を製造する原料は木です。 木は光合成で二酸化炭素を固定します。 で、これを炭にする過程で二酸化炭素を確かに放出しますが、それは木が固定した炭素の一部に過ぎず、残りは炭になります。 で、炭を地中に埋設すると、固定した炭素はそれ以降放出されません。 炭そのものが二酸化炭素を新たに固定する訳ではありません。また、埋設した炭は1000度以上の高温にならないと燃焼しないので、山火事等以外では、二酸化炭素放出はしません。 一方木を直接埋設した場合、木は微生物によって分解されます。この時に二酸化炭素を放出するので、炭素の固定にはならないのです。(基本はチップと同じで分解した後肥料として栄養にはなります)
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- kagakusuki
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>木を炭化(すみ)すれば二酸化炭素が発生するが、 この部分は、 「炭を造る際には、木を高温で蒸し焼き(酸素を絶った状態で加熱する事)にするため、高温にするためのエネルギー源として、炭素を含んだ燃料を燃やさねばならず、そのため二酸化炭素が発生する」 という意味なのではないかと思います。 しかし、その際に木を燃料として燃やせば、木に含まれている炭素は、元々は大気中の二酸化炭素を樹木が吸収したものですから、新たに二酸化炭素が発生する訳ではなく、大気中の二酸化炭素は増加しませんので、炭を造る際に放出される二酸化炭素は、地球温暖化に対する影響という観点から見ますと、全く問題はありませんから、その記事で炭を造る際に二酸化炭素が放出される事が難点であるかの様に書いているのは、少々的外れだと思います。 >埋められた二酸化炭素は他の物質と化学反応を起こさないのか? 二酸化炭素を地中深くに注入すると、玄武岩等の岩石に含まれているカルシウム分等と反応して、炭酸カルシウムを始めとする炭酸塩となって、地中に固定されると言われています。 但し、お尋ねの件では、二酸化炭素を埋める訳では無いため、岩石中のカルシウム分との反応は関係ありません。 お尋ねの件では、二酸化炭素そのものではなく、二酸化炭素の元となる炭素分を、炭と言う腐らない物に変えて、土中に埋めている様です。 木をそのまま埋めると、微生物等の働きや地熱によって、木の成分が分解して、その一部がガスや液体となって、再び地上に染み出して来て、酸化されて二酸化炭素に変わる可能性が高いと思います。 その点、炭は化学的に非常に安定した物質で、酸素等の存在下において、1000℃近くの高温になるのでもない限り、殆ど化学反応を起こしませんから、火山に埋めるのでもない限りは、二酸化炭素が放出される心配は、ほぼ無いと考えられます。 木に含まれている炭素は、元々は大気中の二酸化炭素を樹木が吸収したものですから、炭を土中に埋める事は、大気中の炭素を埋める事になり、大気中の二酸化炭素を減らす効果があると思います。 >埋められた炭はもうこれ以上二酸化炭素を吸収できないと言うことはないのか? 先述しました様に、炭を埋めるのは、二酸化炭素の元となる炭素分を、化学反応し難い物質に変える事で、二酸化炭素に変わらない様にするためであり、炭が二酸化炭素を吸収する訳ではありません。 ですから、埋められた炭は「もうこれ以上」どころか、最初から全く二酸化炭素を吸収したりはしません。 この方法で大気中の二酸化炭素が減るのは、あくまでも、樹木が大気中から吸収して、二酸化炭素ではなくなった炭素を、二酸化炭素に戻さない事によるものだと思います。
- mojitto
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かなり意味不明な文章ですね。 試しに“炭化(すみ)”を検索してみましたが、質問者さまの質問ページしかヒットしないので、一般的な言葉ではないと思います。 新聞の文章をそのまま写したわけではなく、うろ覚えの文章を書いていませんか? 後半の文章も炭素と二酸化炭素を混同しているように思われます。 質問文に正確さを欠くと、当然のことながら回答も正確さを欠くので、ご容赦を。 二酸化炭素は石炭や石油などの化石燃料を燃やしたことによることも原因のひとつです。 つまりその分の炭素を何らかの方法で捕まえて、土中に戻してやればいいのです。 空気中の二酸化炭素を捕まえる方法として、光合成があります。 光合成は空気中の二酸化炭素から炭素を取り出して、その炭素を植物の身体の一部として利用するものです。 ここで植物をそのまま燃やしてしまうと、光合成で取り入れられた炭素分は、空気中の酸素と結合し、二酸化炭素として再び空気に戻ります。 これでは意味がありませんよね? そこで植物を蒸し焼き、化学で言うところの炭化(たんか)をします。 すると植物の炭素分を炭として取り出すことができます。 この炭を燃やしてしまえば、やっぱり空気中の酸素と結合をして二酸化炭素になってしまいますが、燃やさなければ炭のままです。 要は燃やさなかった炭の分だけ、空気中の二酸化炭素の量を減らしたことになるのです。 炭は化学変化は起こしにくいですが、それでも条件が揃えば化学変化を起こします。 微生物の身体に取り込まれたり、結果的にその炭素が反応を経て二酸化炭素として、再び空気中に放出されてしまう可能性もあります。 (かといって、無駄ではないですが)
- Saturn5
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炭の元は木です。 木は光合成によって二酸化炭素を吸収して成長します。 そして、木が倒れて細菌類や菌類によって分解されてCO2になったり、 山火事や人間に燃料にされたりしてCO2になっとりします。 このゆに自然界の炭素は循環しています。 今、木材を炭化させれば炭ができます。 これは常温では化学的に安定なものなので変化することはほとんど ありません。従って、木であった頃に光合成をした分だけCO2を 固定することができます。また、炭化すればこれ以上CO2を吸収する ことはありません。 いわば、人工で石炭を作っているのと同じです。 数十億年前の地球は大気のほとんどが二酸化炭素でしたが、植物が 光合成をして、石炭になることによって酸素が増えて二酸化炭素が 減ったのです。
お礼
随分遅くなりましたが、ご回答あるが問うございました。