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二酸化炭素の現象と植林について
大気中二酸化炭素量の削減のために木を植えるという行為は、最終的に二酸化炭素を減少させたことにはならない らしんですが、よい情報ないですか?? 物質保存の法則から導けばいいと思うんですが、 なかなかうまく説明できないんで・・・。
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- ruehas
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こんにちは。 現在、温暖化を招くほどに大気中の二酸化炭素濃度が上昇しているのは、人類が一億年前の石油や二億年前の石炭を掘り出して燃やしているからです。植林をすれば、樹木の成長によって二酸化炭素は森林に吸収され、大気中の二酸化炭素濃度を下げることはできます。ですが、それは植物が二酸化炭素を固定したというだけで、その絶対量が減ったということにはなりません。やがて植物が死に、微生物に分解されればその二酸化炭素はそっくり元に戻る計算になります。植林で二酸化炭素を減らすことができないというのは、そのようなことを言っているのではないでしょうか。 ですから、森林面積を増やせば二酸化炭素を固定することはできますが、二酸化炭素そのものを減らすことはできません。つまり、大気中の濃度を下げることはできるのですが、21世紀現在の二酸化炭素の絶対量は飽くまでプラス・マイナス「0」だということですね。人類が化石燃料を使用するために現代に放出してしまった大量の二酸化炭素は、それを化学的に分解するか、あるいはタイムマシンを使って一億年前に送り返すかしなければ、その量を減らすことは絶対にできません。 ですけど、森林はたいへん貴重な二酸化炭素の吸収源です。長年の開発によって地球上から大量の森林が失われたことも温暖化を加速させている大きな原因ですよね。ですから、現状では、我々は植林によって森林を取り戻す努力を怠ってはなりません。森林は成長が止まれば二酸化炭素を吸収しなくなりますし、固定と言っても、200年から300年ぐらいかも知れません。ですが、それでも、ひとたび大気中に放出してしまた二酸化炭素を何とか回収しようとするならば、植物の助けを借りない限り、我々人類に有効な手段は何ひとつもありません。しかも、化石燃料を使用して二酸化炭素を増やすならば、その分だけ、更にたくさんの植林をしなければならないという理屈になります。 これは余計な話になるかもしれませんが、#1さんの仰る、植物が光合成によって二酸化炭素を分解し、酸素を捨てているというのは間違いです。光合成は水素を得るために根っこから吸い上げた水(H2O)を光のエネルギーを使って水素と酸素に分解する反応です。植物はその水素を大気中から取り込んだ二酸化炭素と結合させ、全ての生物のエネルギー源である「炭水化物」作ります。ですから、植物が捨てているのは水を分解したときにはいらなくなった酸素であり、間違っても二酸化炭素を分解していというわけではありません。環境問題のカテでも未だにこのような勘違いをなさっている方がおられますが、これは高校の生物の教科書にも載っていることです。 飽くまでも、植物は二酸化炭素を固定することはできますが、分解することはできません。
- yairo
- ベストアンサー率50% (4/8)
下の方々とほぼ同じような内容なのですが、質問文を私なりに解釈してみて回答してみます。 「植林が最終的に二酸化炭素を減少させることにはならない」ということは、若齢林(植林後~30年程度?)であれば成長のために炭素を吸収するため、樹木の呼吸量(CとOを排出)よりも炭素の吸収量(炭素固定)の方が多くなり大気中の二酸化炭素量の削減に繋がる。しかし、老齢林(林齢50年以上くらい?)になると樹木の呼吸量と炭素固定量がほぼ同じ、あるいは呼吸量の方が若干多くなり樹木中の炭素を大気中に放出するという性質からではないでしょうか? また、勝手な解釈なのですが質問者様が言われていることは、もしかすると、「カーボンニュートラルを目指した木質バイオマスエネルギー利用の展望…」みたいな文章の序論の一部とかなのではないのですか?もしそうであれば、 化石燃料の利用は、本来、大気中に出てくるはずのない炭素を大気中に放出し、二酸化炭素量を増加させ地球温暖化を促進させる。 → 植林を行うことで大気中の炭素を固定し、温暖化の促進を防ぐことができる。 → しかし、老齢林では呼吸量と炭素固定量がほぼ同じ、あるいは呼吸量の方が多くなる。 → これでは、大気中の炭素固定には限界があり、地球温暖化の停止にはならない。 → よって、化石燃料に変わる新しいエネルギーの開発が不可欠である。 → それが、木質バイオマスエネルギーである。樹木は持続可能であり、老齢林を利用することでカーボンニュートラルにつながり、温暖化の防止にもつながる。 長々となってしまった上に文章が下手で論点のズレもあるかもしれませんが、少しでも参考になれば何よりです。
- moby_dick
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いや、木を植えることは、大気中のCO2の増加を止めて気温上昇を止め、最終的に大気中のCO2を減少させ気温を下げます。 実は世界の学者は気付いていないようですが、そうさせる自然の仕組みが元々あるのです。 勿論、物質保存の法則から地球全体のCO2は不変ですから、起きることは、大気中からどこかへの移動です。 実際、次の、何度もあった過去の温暖化の時にいつも起こりました。 温暖化→温暖期(間氷期)→寒冷化→氷河期 勿論、木は人が植えたのでなく、自然な森の栄えです。 森林の栄えが温暖化を止め、寒冷化へ逆転させたのです。 簡単に説明します。 温暖化の進む中、衰えていた森林は栄えだします。 それによって大気中のCO2の増加を止めて気温上昇を止め、更にCO2を減少させ、気温を下げます。 すると、気温が下がったために大気中からどこかへCO2が移動します。 さて、その移動は、大気中でのCO2の減少ですから、更に気温下げます。それで更に移動は進みます。・・ こうして寒冷化は氷河期に向かって進行します。 この考えの詳細は私のページにあります。 ヤフーのQ&Aコーナーで探せます。
- sinn_o
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こんばんは(^^ 木が成長するということは、CO2の中のC分を自身に取り込んで大きくなるということです。(O2分は大気に放出) ですので、植林したばかりの若木の多い森林は、大気中のCO2をどんどん減らしていきます。 逆に、年を経て安定している森林(極相林)は、枯死と新生の更新を繰り返すだけで森全体としては成長しないため、CO2は減りません。 一説には、枯死した木はCO2だけでなく、腐敗してメタンガスを放出するため、温暖化に寄与するとも・・・。 ということで、何もないところに木を植えたら、その木が枯死して分解されるまでは大気中のCO2が減少します。 荒地に植林をして森林にしたら、その森林が再び荒地に戻るまでは、大気中のCO2は減少します。
お礼
とても参考になりました。 ページ閲覧させて頂きます。